遺産の分割は、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してこれをする。
この条文の過去問 1問
誤り。違うのは「協議によって、指定された相続分と異なる相続分の割合による遺産分割をすることができない」の部分である。共同相続人全員の協議であれば、指定相続分と異なる割合で分割できる(907条1項)。
907条1項は、被相続人が遺言で分割を禁じた場合や分割をしない旨の契約をした場合を除き、共同相続人はいつでもその協議で遺産の全部又は一部の分割をすることができると定める。遺言による相続分の指定(902条1項)があっても、指定と異なる割合で協議によって分割することを禁じる規定はない。相続分の指定は共同相続人どうしの取り分の割合を定めるもので、その利益は共同相続人に帰属するので、利益を受ける者を含めた全員が合意するなら、指定と違う分け方をしても差し支えない。実質は、各相続人が指定によって得た利益を自ら処分するのと同じである。したがって、協議による場合まで一律に否定する肢は誤っている。これに対し、家庭裁判所の審判では、906条は分け方の基準を定めるだけで法律上定まった相続分を変えることを許していないので、指定相続分に従うことになる。

共同相続人は、次条第一項の規定により被相続人が遺言で禁じた場合又は同条第二項の規定により分割をしない旨の契約をした場合を除き、いつでも、その協議で、遺産の全部又は一部の分割をすることができる。






















