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条文 民法 第2編

第1章

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第175条物権の創設過去問 1

物権は、この法律その他の法律に定めるもののほか、創設することができない。

この条文の過去問 1問
2014年 司法試験 第11問 肢ウ
抵当権者は,利息その他の定期金の全額を被担保債権とする旨の定めを設定行為でしたときは,その定めに従い他の債権者に優先して抵当権を行使することができる。
第176条物権の設定及び移転過去問 7

物権の設定及び移転は、当事者の意思表示のみによって、その効力を生ずる。

この条文の過去問 7問
2022年 予備試験 第3問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2014年 司法試験 第7問 肢4
Cは,Aが所有権を失ったことを主張する抗弁として,動産甲がAからBへ売られたこと及びAB間の売買に基づく引渡しがされたことを主張・立証しなければならず,Cがこれらを主張・立証した場合において,Aが,再抗弁として,AB間の売買契約に取消原因があること及びBC間の売買契約が締結された後にBに対してAB間の売買契約を取り消す旨の意思表示をしたことを主張・立証したときは,Aの請求が認容される。
2014年 司法試験 第11問 肢エ
売買においては,目的物の所有権は,契約成立時に移転することが原則であるが,これと異なる時期に所有権が移転するものと定めることができる。
2013年 司法試験 第9問 肢4
不動産の譲渡をもって代物弁済契約がされた場合,所有権移転登記をするまでは,その不動産の所有権が債権者に移転することはない。
2012年 予備試験 第3問 肢2
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCにも売却し,現実に引き渡した。この場合,Cは,BのAに対する動産甲の売却について善意無過失でなくても,動産甲の所有権取得をAに対抗することができる。
2012年 司法試験 第10問 肢2
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCにも売却し,現実に引き渡した。この場合,Cは,BのAに対する動産甲の売却について善意無過失でなくても,動産甲の所有権取得をAに対抗することができる。
第177条不動産に関する物権の変動の対抗要件過去問 55

不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法(平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。

この条文の過去問 55問
2025年 予備試験 第4問 肢イ
入会権の取得は、入会権が共有の性質を有するかどうかにかかわらず、登記をしないで、第三者に対抗することができる。
2025年 予備試験 第4問 肢ウ
不動産質権の設定は、現実の引渡しがあっても、登記をしなければ、第三者に対抗することができない。
2025年 予備試験 第4問 肢オ
AがA所有の甲土地をBに売却した後、Aが死亡した場合において、Aの唯一の相続人Cが甲土地をDに売却したときは、Bは、登記を備えないで、甲土地の所有権の取得を第三者Dに対抗することができる。
2025年 司法試験 第8問 肢イ
入会権の取得は、入会権が共有の性質を有するかどうかにかかわらず、登記をしないで、第三者に対抗することができる。
2025年 司法試験 第8問 肢ウ
不動産質権の設定は、現実の引渡しがあっても、登記をしなければ、第三者に対抗することができない。
2025年 司法試験 第8問 肢オ
AがA所有の甲土地をBに売却した後、Aが死亡した場合において、Aの唯一の相続人Cが甲土地をDに売却したときは、Bは、登記を備えないで、甲土地の所有権の取得を第三者Dに対抗することができる。
2024年 予備試験 第3問 肢ア
AがA所有の甲土地をBに売却した後、Aが甲土地をCにも売却した。AからBへの所有権移転登記も、AからCへの所有権移転登記もされていない。この場合、Bは、甲土地の所有権の取得を第三者Cに対抗することができる。
2024年 予備試験 第3問 肢エ
AとBが共有する土地について、AがAの共有持分を放棄し、その共有持分をBが取得した場合において、その旨の登記がされる前に、Aの債権者CがAの共有持分を差し押さえたときは、Bは、Aの共有持分の取得を第三者Cに対抗することができない。
2024年 予備試験 第3問 肢オ
AがA所有の甲土地をBに売却した後、AからBへの所有権移転登記がされないままAが死亡した。CがAの唯一の相続人である場合において、Cが相続により甲土地の所有権を取得した旨の登記がされたときは、Bは、甲土地の所有権の取得をCに対抗することができない。
2024年 司法試験 第7問 肢ア
AがA所有の甲土地をBに売却した後、Aが甲土地をCにも売却した。AからBへの所有権移転登記も、AからCへの所有権移転登記もされていない。この場合、Bは、甲土地の所有権の取得を第三者Cに対抗することができる。
2024年 司法試験 第7問 肢エ
AとBが共有する土地について、AがAの共有持分を放棄し、その共有持分をBが取得した場合において、その旨の登記がされる前に、Aの債権者CがAの共有持分を差し押さえたときは、Bは、Aの共有持分の取得を第三者Cに対抗することができない。
2024年 司法試験 第7問 肢オ
AがA所有の甲土地をBに売却した後、AからBへの所有権移転登記がされないままAが死亡した。CがAの唯一の相続人である場合において、Cが相続により甲土地の所有権を取得した旨の登記がされたときは、Bは、甲土地の所有権の取得をCに対抗することができない。
2022年 司法試験 第6問 肢オ
Aがその所有する甲土地を相続人Bに承継させる旨の遺言をして死亡した場合には、Bは、Bと共にAを相続したCに対し、登記がなくても、甲土地の単独所有権の取得を対抗することができる。
2021年 予備試験 第4問 肢ア
Aは,Bから通行地役権の設定を受けていたが,未登記であった。Aによる通路の利用を認識していたものの通行地役権の存在は知らなかったCがBから乙土地を譲り受けた場合,Aは,Cに通行地役権を対抗することができる。
2020年 予備試験 第3問 肢ウ
Aは,所有する甲土地のために,Bが所有する乙土地上に地役権の設定を受け,その旨の登記がされた。この場合において,Aが甲土地をCに売却してAからCへの所有権移転登記がされたときは,Cは,甲土地のための地役権をBに対抗することができる。
2020年 司法試験 第10問 肢ア
地上権者は,地上権設定者に対し,その地上権の設定登記を請求する権利を有する。
2019年 司法試験 第5問 肢イ
不動産の所有権を時効により取得した者は,時効完成後にその不動産を譲り受けた者に対し,登記をしなくてもその所有権の取得を対抗することができる。
2019年 司法試験 第6問 肢ア
AがA所有の甲建物をBに売却し,さらにBがこれをCに売却した場合,Cは,Aに対し,登記をしなくても売買による甲建物の所有権の取得を対抗することができる。
2019年 司法試験 第6問 肢イ
A所有の甲土地についてBがAから遺贈を受けた場合において,Aの共同相続人の一人であるCの債権者Dが甲土地についてCが共同相続したものとしてCのその持分を差し押さえ,その旨の登記がされたときは,Bは,Dに対し,登記をしなくても遺贈による甲土地の単独所有権の取得を対抗することができる。
2019年 司法試験 第6問 肢ウ
甲土地を所有するAが遺言をしないで死亡し,二人の子BCのうちBが相続放棄をしてCが唯一の相続人となった場合において,Bの債権者Dが甲土地についてBも共同相続したものとしてBのその持分を差し押さえ,その旨の登記がされたときは,Cは,Dに対し,登記をしなくても単独相続による甲土地の所有権の取得を対抗することができる。
2019年 司法試験 第6問 肢オ
Aが新築して所有する未登記の甲建物をBが不法に占有している場合,Aは,Bに対し,登記をしなければ甲建物の所有権の取得を対抗することができない。
2019年 予備試験 第13問 肢ウ
国税滞納処分における国の地位は,民事上の強制執行における差押債権者の地位に類するものであるから,国税滞納処分による差押えの関係においても民法第177条の適用がある。
2018年 司法試験 第7問 肢イ
Cは,対抗要件の抗弁を主張する場合には,本件第2売買契約の成立及びCが本件第2売買契約締結当時,本件第1売買契約について善意無過失であったことを主張立証しなければならない。
2018年 司法試験 第7問 肢エ
Cが抗弁として本件第2売買契約の成立及びCの登記がこれに基づくことを主張立証した場合,Bは,Cが本件第2売買契約締結当時,本件第1売買契約について悪意であったことをもって,再抗弁とすることができる。
2018年 司法試験 第10問 肢ウ
AがA所有の甲土地をBに売却したが,代金の支払をめぐってAB間で争いを生じ,その後,Bが甲土地の所有権を有することを確認する旨の示談が成立した場合において,当該示談に立会人として関与し,示談書に立会人として署名捺印していたCが,AからBに所有権移転登記がされる前に,Aに対する債権に基づいて,A名義の甲土地を差し押さえ,その旨の差押えの登記がされたときは,Bは,Cに対し,甲土地の所有権の取得を主張することができない。
2016年 予備試験 第4問 肢3
Aがその所有する甲土地をBに賃貸し,Bが甲土地を自動車の駐車場として利用していたところ,甲土地の賃借権の登記がされない間に,AがCに対し甲土地を売却した場合において,CがAからの甲土地の所有権移転登記を経由していないときは,Bは,Cからの甲土地の明渡請求を拒むことができる。
2016年 司法試験 第6問 肢3
Aがその所有する甲土地をBに賃貸し,Bが甲土地を自動車の駐車場として利用していたところ,甲土地の賃借権の登記がされない間に,AがCに対し甲土地を売却した場合において,CがAからの甲土地の所有権移転登記を経由していないときは,Bは,Cからの甲土地の明渡請求を拒むことができる。
2016年 司法試験 第10問 肢エ
甲土地を所有するAと,乙土地を所有するBとの間で,甲土地を要役地,乙土地を承役地とする通行地役権設定の合意がされたが,通行地役権の設定登記がない場合,その後,Aから甲土地を譲り受けたCは,甲土地の所有権移転の登記を経由しても,Bに対し,通行地役権を主張することができない。
2016年 司法試験 第36問 肢ア
Aは,BからBの取引上の信用のために,甲土地の所有権を仮装譲渡するように依頼を受け,Bへの所有権移転登記を了した。この場合において,Bから甲土地を譲り受けたCが,仮装譲渡について善意のときは,登記を備えていなくてもAに対して甲土地の所有権取得を主張することができる。
2016年 司法試験 第36問 肢ウ
Dは,建物所有を目的としてAから甲土地を賃借し,甲土地上に乙建物を建築してD名義で乙建物の所有権保存登記を有している。Aは,BからBの取引上の信用のために,甲土地の所有権を仮装譲渡するように依頼を受け,Bへの所有権移転登記を了した。この場合において,Bから甲土地を仮装譲渡であることについて善意で譲り受けて登記を備えたCは,仮装譲渡であることをDが知っていたときは,甲土地の賃借権を否定することができる。
2015年 予備試験 第1問 肢1
Aは,その所有する甲土地についてBと仮装の売買契約を締結し,その旨の所有権移転登記をした。その後,Bがこの事情を知らないCに甲土地を売却した場合,BからCへの所有権移転登記がされていないときでも,Aは,Cに対し,AB間の売買契約の無効を主張することができない。
2015年 司法試験 第2問 肢1
Aは,その所有する甲土地についてBと仮装の売買契約を締結し,その旨の所有権移転登記をした。その後,Bがこの事情を知らないCに甲土地を売却した場合,BからCへの所有権移転登記がされていないときでも,Aは,Cに対し,AB間の売買契約の無効を主張することができない。
2015年 予備試験 第4問 肢イ
AがA所有の甲土地をBに売却し,その旨の所有権移転登記がされた後,Aは,Bの詐欺を理由としてBに対する売買の意思表示を取り消した。その後,BがCに甲土地を売却し,Cへの所有権移転登記をした場合,Aは,Cに対し,甲土地の所有権がBからAに復帰したことを主張することができない。
2015年 予備試験 第4問 肢ウ
Aは亡Bから亡Bの所有していた乙土地の遺贈を受けたが,その旨の所有権移転登記をしていなかった。その後,亡Bの共同相続人の一人であるCの債権者Dが乙土地についてCの相続分に相当する持分を差し押さえ,その旨の登記がされた。この場合,Aは,Dに対し,乙土地の所有権を亡Bから取得したことを主張することができる。
2015年 司法試験 第7問 肢イ
AがA所有の甲土地をBに売却し,その旨の所有権移転登記がされた後,Aは,Bの詐欺を理由としてBに対する売買の意思表示を取り消した。その後,BがCに甲土地を売却し,Cへの所有権移転登記をした場合,Aは,Cに対し,甲土地の所有権がBからAに復帰したことを主張することができない。
2015年 司法試験 第7問 肢ウ
Aは亡Bから亡Bの所有していた乙土地の遺贈を受けたが,その旨の所有権移転登記をしていなかった。その後,亡Bの共同相続人の一人であるCの債権者Dが乙土地についてCの相続分に相当する持分を差し押さえ,その旨の登記がされた。この場合,Aは,Dに対し,乙土地の所有権を亡Bから取得したことを主張することができる。
2014年 司法試験 第2問 肢イ
Aがその所有する不動産をBに売却する旨の契約が締結され,これに基づきAからBへの所有権移転登記がされた場合において,Aが詐欺を理由としてその意思表示を取り消したときには,その旨の登記をしなければ,その取消し後にBからその不動産を買い受けたCに対抗することができないが,Aが強迫を理由としてその意思表示を取り消したときには,その旨の登記をしなくても,その取消し後にBからその不動産を買い受けたCに対抗することができる。
2014年 予備試験 第4問 肢エ
Aは,Bの代理人として,C所有の甲土地をCから買い受けたが,CからBへの所有権移転登記がされる前に,自ら甲土地をCから買い受け,CからAへの所有権移転登記をし,さらに,Dに対して甲土地を売却し,AからDへの所有権移転登記をした場合,Bは,Dに対し,登記をしなくても甲土地の所有権の取得を主張することができる。
2014年 予備試験 第4問 肢オ
Aは,A所有の甲土地をBに売却したが,AからBへの所有権移転登記をする前に死亡した。Aの法定相続人は,子C及び子Dの二人であり,その相続分は各2分の1であったが,遺産分割協議が調う前に,Cが勝手に甲土地について単独で相続した旨のAからCへの所有権移転登記をした上,甲土地をEに売却し,CからEへの所有権移転登記をした場合,Bは,Eに対し,2分の1の限度で甲土地の共有持分の取得を主張することができる。
2014年 司法試験 第9問 肢イ
AがA所有の甲土地をBに譲渡した後,これをCにも譲渡した場合,Cが背信的悪意者とされる場合であっても,Bは,Cからの譲受人Dが背信的悪意者でない限り,Dに対して自己の所有権を主張するためには登記が必要である。
2014年 予備試験 第25問 肢エ
同一の不動産について,その差押えと吸収分割による権利義務の承継との間の優劣は,不動産の差押えの登記の時と吸収分割承継会社が吸収分割の登記をした時の先後で決する。
2013年 司法試験 第5問 肢エ
AがB所有の動産をBから何らの代理権も与えられていないのにその代理人としてCに売却した場合には,Bがこれを追認すれば,BC間の売買契約は契約時にさかのぼって有効となるが,AがB所有の動産をBに断りなく自分の物としてCに売却した場合には,Bがこれを追認すると,その追認の時に新たにAC間の売買契約が締結されたものとみなされる。
2013年 司法試験 第5問 肢オ
Aがその所有する不動産を,一方でBとの売買契約によりBへ譲渡し,他方でCとの売買契約によりCへ譲渡した場合において,AからCへの所有権移転登記がされたときは,AB間の売買契約は無効となる。
2013年 予備試験 第5問 肢オ
AからBCが共同相続した不動産について,遺産分割の協議により所有権を取得した相続人Bは,遺産分割後にCの法定相続分に応じた上記不動産の持分をCから買い受けたDに対し,登記をしなくても法定相続分を超える所有権の取得を対抗することができる。
2012年 予備試験 第7問 肢5
多額の債務を負う者が死亡し,共同相続が開始した場合において,相続人の一人が相続放棄をしないとき,他の共同相続人は, この相続人を被告として相続放棄の意思表示をすべき旨の訴えを提起することができ,これを命ずる判決が確定すれば,被告となった相続人は,判決確定の時に相続放棄をしたものとみなされる。
2012年 予備試験 第13問 肢ウ
民法第177条は,私経済上の取引の安全を保障するために設けられたものであるから,国税滞納処分による差押えの関係には適用されることはない。
2012年 司法試験 第18問 肢5
多額の債務を負う者が死亡し,共同相続が開始した場合において,相続人の一人が相続放棄をしないとき,他の共同相続人は, この相続人を被告として相続放棄の意思表示をすべき旨の訴えを提起することができ,これを命ずる判決が確定すれば,被告となった相続人は,判決確定の時に相続放棄をしたものとみなされる。
2011年 予備試験 第3問 肢1
Aがその不動産についてBのために抵当権を設定し,その後AがCに同一不動産を譲渡した場合,Bは,その抵当権設定の登記がなければその抵当権の取得をCに対抗することができない。
2011年 予備試験 第3問 肢2
Aがその不動産をBに譲渡し,その後AがCに同一不動産について地上権を設定した上でそれに基づいて引渡しをした場合において,Bへの所有権移転の登記もCの地上権設定の登記もないときは,Bは,Cに対して所有権に基づいて当該不動産の引渡しを請求することができない。
2011年 予備試験 第3問 肢4
Aは,Bと通じて,Aの不動産について有効な売買契約が存在しないにもかかわらず売買を原因とする所有権移転登記をBに対して行い,その後,この事情について善意無過失であるCに対してBが同一不動産を譲渡したが,BC間の所有権移転登記はされていない。この場合において,さらにその後,AがDに同一不動産を譲渡したときは,Cは,所有権の取得をDに対抗することができる。
2011年 司法試験 第7問 肢4
AがBに不動産を譲渡したが,所有権移転登記をしないままに死亡して唯一の相続人であるCが相続した場合において,Bは,Cに対し,所有権移転登記をしていない以上は,所有権を主張することができない。
2011年 司法試験 第7問 肢5
A所有の土地について,その妻B及び子Cが相続を原因として所有権移転登記をしていたが,遺産分割によりBが単独で所有するとの遺産分割協議が成立した後,子Cが不動産登記簿上,自己名義の所有権移転登記があることを奇貨として,遺産分割前の法定相続分をDに売却した場合において,遺産分割が相続時に遡って効力を生じるから,Bは,遺産分割によって取得した持分について登記なくしてDに主張することができる。
2011年 司法試験 第8問 肢1
Aがその不動産についてBのために抵当権を設定し,その後AがCに同一不動産を譲渡した場合,Bは,その抵当権設定の登記がなければその抵当権の取得をCに対抗することができない。
2011年 司法試験 第8問 肢2
Aがその不動産をBに譲渡し,その後AがCに同一不動産について地上権を設定した上でそれに基づいて引渡しをした場合において,Bへの所有権移転の登記もCの地上権設定の登記もないときは,Bは,Cに対して所有権に基づいて当該不動産の引渡しを請求することができない。
2011年 司法試験 第8問 肢4
Aは,Bと通じて,Aの不動産について有効な売買契約が存在しないにもかかわらず売買を原因とする所有権移転登記をBに対して行い,その後,この事情について善意無過失であるCに対してBが同一不動産を譲渡したが,BC間の所有権移転登記はされていない。この場合において,さらにその後,AがDに同一不動産を譲渡したときは,Cは,所有権の取得をDに対抗することができる。
第178条動産に関する物権の譲渡の対抗要件過去問 12

動産に関する物権の譲渡は、その動産の引渡しがなければ、第三者に対抗することができない。

この条文の過去問 12問
2022年 予備試験 第3問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 予備試験 第3問 肢イ
Aはその所有する登録済みの自動車甲をBに売却して現実に引き渡したが、登録名義はAのままであった。その後、Aが甲をCに売却し、登録名義をCに移転した場合、Bは、甲の所有権の取得をCに対抗することができる。
2022年 予備試験 第3問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2022年 予備試験 第3問 肢オ
Aからその所有する絵画甲を預かり占有していたBが、Aから甲を購入した場合において、占有をBに移転する旨の意思表示がAB間でされたときは、Bは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢イ
Aはその所有する登録済みの自動車甲をBに売却して現実に引き渡したが、登録名義はAのままであった。その後、Aが甲をCに売却し、登録名義をCに移転した場合、Bは、甲の所有権の取得をCに対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢オ
Aからその所有する絵画甲を預かり占有していたBが、Aから甲を購入した場合において、占有をBに移転する旨の意思表示がAB間でされたときは、Bは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2019年 司法試験 第24問 肢ウ
Aは,Bに対し,平成31年4月10日,甲を引き渡したが,Bは,同月20日を経過しても代金を支払わず,同月21日,事情を知らないCに甲を売却し,引き渡した。この場合において,Aが相当の期間を定めて催告してもBが代金を支払わないときは,Aは,Bとの間の売買契約を解除し,Cに対し,甲の返還を求めることができる。
2015年 司法試験 第14問 肢イ
対抗要件を備えた集合動産譲渡担保権の設定者が,その目的とされた動産につき通常の営業の範囲を超える売却処分をし,その動産を占有改定の方法により買主に引き渡した場合,買主はその動産の所有権を取得することができる。
2012年 予備試験 第3問 肢2
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCにも売却し,現実に引き渡した。この場合,Cは,BのAに対する動産甲の売却について善意無過失でなくても,動産甲の所有権取得をAに対抗することができる。
2012年 司法試験 第10問 肢2
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCにも売却し,現実に引き渡した。この場合,Cは,BのAに対する動産甲の売却について善意無過失でなくても,動産甲の所有権取得をAに対抗することができる。
第179条混同過去問 20

1同一物について所有権及び他の物権が同一人に帰属したときは、当該他の物権は、消滅する。ただし、その物又は当該他の物権が第三者の権利の目的であるときは、この限りでない。

2所有権以外の物権及びこれを目的とする他の権利が同一人に帰属したときは、当該他の権利は、消滅する。この場合においては、前項ただし書の規定を準用する。

3前二項の規定は、占有権については、適用しない。

この条文の過去問 20問
2025年 司法試験 第14問 肢オ
甲土地について第一順位のBの抵当権のほかに第二順位のFの抵当権が設定されていた場合において、BがAから甲土地の所有権を取得したときは、Bの抵当権は、消滅する。
2022年 司法試験 第7問 肢ア
Aが、その所有する甲土地に、Bのために第一順位の抵当権を、Cのために第二順位の抵当権をそれぞれ設定していた場合において、BがAから甲土地を買い受けたときは、Bの抵当権は消滅する。
2022年 司法試験 第7問 肢イ
Aがその所有する甲土地にBのために地上権を設定し、Bがこの地上権にCのために抵当権を設定していた場合において、Aが死亡し、BがAを単独相続したときは、Bの地上権は消滅する。
2022年 司法試験 第7問 肢ウ
Aがその所有する甲土地にB社のために地上権を設定し、B社がこの地上権にC社のために抵当権を設定していた場合において、B社とC社が合併したときは、C社の抵当権は消滅する。
2022年 司法試験 第7問 肢エ
Aが、その所有する甲土地に、Bのために抵当権を設定した後、Cのために地上権を設定していた場合において、CがAから甲土地の所有権の譲渡を受けたときは、Cの地上権は消滅する。
2022年 司法試験 第7問 肢オ
Aがその所有する甲土地にBのために地上権を設定し、Bが甲土地上に建築した乙建物をCに賃貸していた場合において、Aが死亡し、BがAを単独相続したときは、Bの地上権は消滅する。
2021年 司法試験 第7問 肢ア
Aは,その所有する甲土地上に,Bのために第一順位の抵当権を,Cのために第二順位の抵当権をそれぞれ設定し,その登記がされた。その後,Cが甲土地をAから相続によって取得した場合であっても,第二順位の抵当権は混同により消滅しない。
2020年 予備試験 第5問 肢イ
甲について,その後,AがCのために抵当権を設定し,その旨の登記がされた場合において,BがAから甲を買い受けたときは,Bの抵当権は消滅しない。
2020年 司法試験 第12問 肢イ
甲について,その後,AがCのために抵当権を設定し,その旨の登記がされた場合において,BがAから甲を買い受けたときは,Bの抵当権は消滅しない。
2018年 司法試験 第36問 肢エ
甲土地の賃借権が対抗要件を具備した後に,甲土地に抵当権が設定された場合において,甲土地の所有権と賃借権が同一人に帰属するに至ったときは,賃借権は消滅する。
2017年 司法試験 第8問 肢イ
A所有の甲土地には,第一順位の抵当権を有しているBと第二順位の抵当権を有しているCがおり,他には抵当権者がいない場合,CがAから甲土地を譲り受けたときでもCの抵当権は消滅しない。
2017年 司法試験 第8問 肢ウ
A所有の甲土地についてBが建物所有目的で地上権の設定を受けてその旨の登記がされ,甲土地上にBが乙建物を建築して所有権保存登記がされた後に,甲土地にCのための抵当権が設定され,その旨の登記がされた場合には,その後にAが単独でBを相続したときでも,その地上権は消滅しない。
2014年 予備試験 第6問 肢オ
A所有の建物について,Bが第一順位の抵当権を,Cが第二順位の抵当権をそれぞれ有している場合,BがAからその建物を買い受けた場合であっても,第一順位の抵当権は消滅しない。
2014年 司法試験 第14問 肢オ
A所有の建物について,Bが第一順位の抵当権を,Cが第二順位の抵当権をそれぞれ有している場合,BがAからその建物を買い受けた場合であっても,第一順位の抵当権は消滅しない。
2012年 司法試験 第12問 肢1
甲土地を所有するAがBのために甲土地を目的とする地上権を設定してその旨の登記がされ,Bの地上権を目的とする抵当権が設定されていた場合でも,その後,BがAから甲土地の所有権を取得したときは,地上権は消滅する。
2012年 司法試験 第12問 肢2
甲土地を所有するAがB及びCのために甲土地を目的とする地上権を設定してその旨の登記がされ,その地上権をB及びCが準共有している場合でも,その後,BがAから甲土地の所有権を取得したときは,地上権は消滅する。
2012年 司法試験 第12問 肢3
既に抵当権が設定されている甲土地を所有するAがBのために甲土地を目的とする地上権を設定してその旨の登記がされた場合,その後,BがAから甲土地の所有権を取得したときは,地上権は消滅する。
2012年 司法試験 第12問 肢5
甲土地を所有するAがBのために甲土地を目的とする地上権を設定してその旨の登記がされ,Bが甲土地上に乙建物を建ててCに賃貸したときは,その後,BがAから甲土地の所有権を取得したときでも,地上権は消滅しない。
2012年 司法試験 第22問 肢3
AのBに対する債権を担保するため,B所有の土地に抵当権が設定された後,CのBに対する債権を担保するためにその土地に後順位抵当権が設定された場合において,AがBを単独で相続したときは,Aの抵当権は消滅する。
2012年 司法試験 第25問 肢3
返還の時期が暦日である確定期限で定められた場合,貸主が目的物の返還を請求する訴訟において,原告は,その期限の到来を主張する必要があるが,暦日の到来は顕著な事実であるから証明することを要しない。