条文民法第3編第1章

第1節

民法取得日 2026年9月6日この範囲 13条 ・ 過去問 47問
第1節
第399条債権の目的過去問 1

債権は、金銭に見積もることができないものであっても、その目的とすることができる。

この条文の過去問 1問
2018年 司法試験 第16問 肢ア
金銭に見積もることができないものは,債権の目的とすることができない。
第400条特定物の引渡しの場合の注意義務過去問 13

債権の目的が特定物の引渡しであるときは、債務者は、その引渡しをするまで、契約その他の債権の発生原因及び取引上の社会通念に照らして定まる善良な管理者の注意をもって、その物を保存しなければならない。

この条文の過去問 13問
2024年 予備試験 第12問 肢イ
受寄者は、報酬の有無にかかわらず、自己の財産に対するのと同一の注意をもって寄託物を保管する義務を負う。
2024年 司法試験 第29問 肢イ
受寄者は、報酬の有無にかかわらず、自己の財産に対するのと同一の注意をもって寄託物を保管する義務を負う。
2023年 予備試験 第2問 肢エ
AがBとの間で、Bが甲大学に合格したらAの所有する動産乙をBに与える旨の贈与契約を締結した後、合否未定の間にAが乙を過失により損傷した場合には、Bが甲大学に合格しても、Aは、Bに対し、損害賠償義務を負わない。
2023年 司法試験 第6問 肢エ
AがBとの間で、Bが甲大学に合格したらAの所有する動産乙をBに与える旨の贈与契約を締結した後、合否未定の間にAが乙を過失により損傷した場合には、Bが甲大学に合格しても、Aは、Bに対し、損害賠償義務を負わない。
2022年 予備試験 第8問 肢イ
買主が目的物を受領することができない場合、売主は、履行の提供をした時から引渡しが完了するまで、契約及び取引上の社会通念に照らして定まる善良な管理者の注意をもって、目的物を保存しなければならない。
2022年 司法試験 第16問 肢イ
買主が目的物を受領することができない場合、売主は、履行の提供をした時から引渡しが完了するまで、契約及び取引上の社会通念に照らして定まる善良な管理者の注意をもって、目的物を保存しなければならない。
2019年 司法試験 第37問 肢イ
特定物の引渡しを目的とする債権の債務者が負う目的物の保存の義務は,特約により軽減することができる。
2019年 司法試験 第37問 肢ウ
贈与契約の贈与者は,目的物の引渡しまでの間,自己の財産に対するのと同一の注意をもって,目的物を保存すれば足りる。
2014年 司法試験 第16問 肢ア
売主が債務の本旨に従って買主の住所にワインを持参したのに,買主がその受領を拒んだ場合には,その後売主がそのワインを故意に滅失させたときであっても,売主は,ワインの引渡債務の不履行を理由とする損害賠償責任を負わない。
2014年 司法試験 第22問 肢3
贈与者は,贈与した特定物を引き渡すまでの間,善良な管理者の注意をもってその物を保存する義務を負う。
2014年 司法試験 第24問 肢エ
借主は,使用貸借の目的物について,善良な管理者の注意をもって保管する義務を負う。
2013年 司法試験 第27問 肢3
有償の寄託契約においても,受寄者が自己の財産に対するのと同一の注意をもって寄託物を保管する義務を負う旨の合意がされた場合には,その合意は有効である。
2010年 司法試験 第14問 肢ア
特定物の引渡しを目的とする債権の債務者は,その引渡しをするまで,自己の財産に対するのと同一の注意をもって,その物を保存すべき義務を負う。
第401条種類債権過去問 6

1債権の目的物を種類のみで指定した場合において、法律行為の性質又は当事者の意思によってその品質を定めることができないときは、債務者は、中等の品質を有する物を給付しなければならない。

2前項の場合において、債務者が物の給付をするのに必要な行為を完了し、又は債権者の同意を得てその給付すべき物を指定したときは、以後その物を債権の目的物とする。

この条文の過去問 6問
2024年 予備試験 第10問 肢オ
AがBに甲を引き渡そうとしたところ、その品質が契約の内容に適合しないものであったためにBがその受領を拒んだときは、その後に甲の滅失が生じたとしても、Bは、危険負担の抗弁を主張して代金の支払を拒むことができる。
2024年 司法試験 第25問 肢オ
AがBに甲を引き渡そうとしたところ、その品質が契約の内容に適合しないものであったためにBがその受領を拒んだときは、その後に甲の滅失が生じたとしても、Bは、危険負担の抗弁を主張して代金の支払を拒むことができる。
2016年 予備試験 第8問 肢2
判例によれば,履行の場所につき別段の定めのない種類債権の目的物は,債務者が債権者の住所に目的物を発送した時に特定する。
2016年 司法試験 第17問 肢2
判例によれば,履行の場所につき別段の定めのない種類債権の目的物は,債務者が債権者の住所に目的物を発送した時に特定する。
2014年 司法試験 第16問 肢ア
売主が債務の本旨に従って買主の住所にワインを持参したのに,買主がその受領を拒んだ場合には,その後売主がそのワインを故意に滅失させたときであっても,売主は,ワインの引渡債務の不履行を理由とする損害賠償責任を負わない。
2014年 司法試験 第16問 肢イ
売主が債務の本旨に従って買主の住所にワインを持参したが,買主がその受領を拒んだ場合において,その後そのワインが保管されていた倉庫が第三者の放火によって焼失し,ワインが滅失したときには,売主は,ワインの引渡債務を免れる。
第402条金銭債権

1債権の目的物が金銭であるときは、債務者は、その選択に従い、各種の通貨で弁済をすることができる。ただし、特定の種類の通貨の給付を債権の目的としたときは、この限りでない。

2債権の目的物である特定の種類の通貨が弁済期に強制通用の効力を失っているときは、債務者は、他の通貨で弁済をしなければならない。

3前二項の規定は、外国の通貨の給付を債権の目的とした場合について準用する。

第403条過去問 4

外国の通貨で債権額を指定したときは、債務者は、履行地における為替相場により、日本の通貨で弁済をすることができる。

この条文の過去問 4問
2024年 予備試験 第8問 肢ア
債権者は、外国の通貨で債権額が指定された金銭債権について、債務者に対し、日本の通貨による履行を請求することができない。
2024年 司法試験 第17問 肢ア
債権者は、外国の通貨で債権額が指定された金銭債権について、債務者に対し、日本の通貨による履行を請求することができない。
2018年 司法試験 第16問 肢イ
外国の通貨で債権額を指定した場合には,債務者は,日本の通貨で弁済をすることができない。
2010年 司法試験 第14問 肢イ
外国の通貨で債権額を指定したときであっても,債務者は,外国の通貨でなく日本の通貨で弁済をすることができる。
第404条法定利率過去問 6

1利息を生ずべき債権について別段の意思表示がないときは、その利率は、その利息が生じた最初の時点における法定利率による。

2法定利率は、年三パーセントとする。

3前項の規定にかかわらず、法定利率は、法務省令で定めるところにより、三年を一期とし、一期ごとに、次項の規定により変動するものとする。

4各期における法定利率は、この項の規定により法定利率に変動があった期のうち直近のもの(以下この項において「直近変動期」という。)における基準割合と当期における基準割合との差に相当する割合(その割合に一パーセント未満の端数があるときは、これを切り捨てる。)を直近変動期における法定利率に加算し、又は減算した割合とする。

5前項に規定する「基準割合」とは、法務省令で定めるところにより、各期の初日の属する年の六年前の年の一月から前々年の十二月までの各月における短期貸付けの平均利率(当該各月において銀行が新たに行った貸付け(貸付期間が一年未満のものに限る。)に係る利率の平均をいう。)の合計を六十で除して計算した割合(その割合に〇・一パーセント未満の端数があるときは、これを切り捨てる。)として法務大臣が告示するものをいう。

この条文の過去問 6問
2020年 司法試験 第21問 肢ア
利息を生ずべき債権について約定利率の定めがないときは,その利率は,最初に利息が生じた時点における法定利率による。
2020年 司法試験 第21問 肢イ
法定利率の割合は,3年を一期とするその期ごとに見直され,必ず変更される。
2013年 予備試験 第28問 肢エ
判例の趣旨によれば,商行為によって生じた債務の不履行による損害賠償債務についての法定利率は,年5分である。
2013年 司法試験 第52問 肢エ
判例の趣旨によれば,商行為によって生じた債務の不履行による損害賠償債務についての法定利率は,年5分である。
2007年 司法試験 第46問 肢3
取締役の第三者に対する責任は会社法の定める法定責任であるから,その遅延損害金の利率は年6分である。
2006年 司法試験 第29問 肢5
Xが,売買代金の履行遅滞に基づき履行期の翌日から年5分の割合による損害賠償を求める場合,損害の発生とその数額を主張立証する必要はない。
第405条利息の元本への組入れ過去問 3

利息の支払が一年分以上延滞した場合において、債権者が催告をしても、債務者がその利息を支払わないときは、債権者は、これを元本に組み入れることができる。

この条文の過去問 3問
2024年 予備試験 第8問 肢オ
債務者による利息の支払が1年分以上延滞した場合において、債権者が催告をしても、債務者がその利息を支払わないときは、債権者は、延滞した利息を元本に組み入れることができる。
2024年 司法試験 第17問 肢オ
債務者による利息の支払が1年分以上延滞した場合において、債権者が催告をしても、債務者がその利息を支払わないときは、債権者は、延滞した利息を元本に組み入れることができる。
2015年 司法試験 第36問 肢イ
債務者が利息の支払を1年分以上延滞し,債権者が催告をしても,債務者がその利息を支払わないときは,債権者は,これを元本に組み入れることができる。
第406条選択債権における選択権の帰属過去問 6

債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは、その選択権は、債務者に属する。

この条文の過去問 6問
2024年 予備試験 第8問 肢ウ
選択債権における選択権は、別段の意思表示がないときは、債務者に属する。
2024年 司法試験 第17問 肢ウ
選択債権における選択権は、別段の意思表示がないときは、債務者に属する。
2018年 司法試験 第16問 肢オ
選択債権においては,別段の意思表示がないときは,選択権は債権者に属する。
2016年 予備試験 第8問 肢5
債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは,その選択権は,債権者に属する。
2016年 司法試験 第17問 肢5
債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは,その選択権は,債権者に属する。
2010年 司法試験 第14問 肢エ
債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは,その選択権は,特約のない限り,債権者に帰属する。
第407条選択権の行使過去問 1

1前条の選択権は、相手方に対する意思表示によって行使する。

2前項の意思表示は、相手方の承諾を得なければ、撤回することができない。

この条文の過去問 1問
2020年 司法試験 第37問 肢ア
選択債権について債務者が選択権行使の意思表示をした場合,その意思表示は,債権の弁済期前であっても,債権者の承諾を得なければ,撤回することができない。
第408条選択権の移転過去問 2

債権が弁済期にある場合において、相手方から相当の期間を定めて催告をしても、選択権を有する当事者がその期間内に選択をしないときは、その選択権は、相手方に移転する。

この条文の過去問 2問
2025年 司法試験 第36問 肢エ
債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まり、当事者の一方がその選択権を有する場合において、その債権の弁済期の到来後に、相手方から相当の期間を定めて催告をしても、選択権者がその期間内に選択をしないときは、その選択権は、相手方に移転する。
2010年 司法試験 第14問 肢エ
債権の目的が数個の給付の中から選択によって定まるときは,その選択権は,特約のない限り,債権者に帰属する。
第409条第三者の選択権過去問 2

1第三者が選択をすべき場合には、その選択は、債権者又は債務者に対する意思表示によってする。

2前項に規定する場合において、第三者が選択をすることができず、又は選択をする意思を有しないときは、選択権は、債務者に移転する。

この条文の過去問 2問
2024年 予備試験 第8問 肢ウ
選択債権における選択権は、別段の意思表示がないときは、債務者に属する。
2024年 司法試験 第17問 肢ウ
選択債権における選択権は、別段の意思表示がないときは、債務者に属する。
第410条不能による選択債権の特定過去問 3

債権の目的である給付の中に不能のものがある場合において、その不能が選択権を有する者の過失によるものであるときは、債権は、その残存するものについて存在する。

この条文の過去問 3問
2024年 予備試験 第8問 肢イ
債権の目的が2個の給付の中から選択によって定まる場合において、一方の給付が、選択権を有する者の過失によらず不能となったときは、債権の目的は、他方の給付に特定しない。
2024年 司法試験 第17問 肢イ
債権の目的が2個の給付の中から選択によって定まる場合において、一方の給付が、選択権を有する者の過失によらず不能となったときは、債権の目的は、他方の給付に特定しない。
2010年 司法試験 第14問 肢オ
債権の目的が2個の給付の中から選択によって定まる場合に,選択権を有しない当事者の過失によらないで,その給付の一方が後に至って不能となったときは,債権の目的は他方に特定する。
第411条選択の効力

選択は、債権の発生の時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、第三者の権利を害することはできない。