1組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。
2出資は、労務をその目的とすることができる。
この条文の過去問 9問
正しい。組合員となるのは組合契約の当事者となることであり、組合員の資格を自然人に限る規定はないので、法人も組合員になれる。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定める。組合員になるとは組合契約の当事者になることにほかならず、法人は定款で定めた目的の範囲内で権利能力を持つ(34条)ので、共同事業への参加が目的の範囲内であれば組合契約を結ぶことができる。667条以下には、組合員の資格を自然人に限る規定も、法人を除く規定もない。出資は金銭その他の財産でよく、法人が出資の義務を果たすことにも支障はない。実際にも、建設工事の共同企業体や複数の金融機関による協調融資団など、法人が組合員となる組合は広くみられる。組合財産が総組合員の共有に属すること(668条)などの法律関係も、組合員が法人であることで変わらない。したがって、法人も民法上の組合の組合員になれる。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。2 出資は、労務をその目的とすることができる。
| 地位 | 法人 | 根拠 |
|---|---|---|
| 成年後見人・保佐人・補助人 | なれる | 843条4項かっこ書(876条の2第2項・876条の7第2項で準用)。欠格事由(847条)に法人は無い |
| 民法上の組合の組合員 | なれる | 組合員の資格を限る規定が無い(667条以下) |
| 遺言執行者 | なれる | 欠格事由は未成年者と破産者だけ(1009条) |
正しい。組合員となるのは組合契約の当事者となることであり、組合員の資格を自然人に限る規定はないので、法人も組合員になれる。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定める。組合員になるとは組合契約の当事者になることにほかならず、法人は定款で定めた目的の範囲内で権利能力を持つ(34条)ので、共同事業への参加が目的の範囲内であれば組合契約を結ぶことができる。667条以下には、組合員の資格を自然人に限る規定も、法人を除く規定もない。出資は金銭その他の財産でよく、法人が出資の義務を果たすことにも支障はない。実際にも、建設工事の共同企業体や複数の金融機関による協調融資団など、法人が組合員となる組合は広くみられる。組合財産が総組合員の共有に属すること(668条)などの法律関係も、組合員が法人であることで変わらない。したがって、法人も民法上の組合の組合員になれる。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。2 出資は、労務をその目的とすることができる。
| 地位 | 法人 | 根拠 |
|---|---|---|
| 成年後見人・保佐人・補助人 | なれる | 843条4項かっこ書(876条の2第2項・876条の7第2項で準用)。欠格事由(847条)に法人は無い |
| 民法上の組合の組合員 | なれる | 組合員の資格を限る規定が無い(667条以下) |
| 遺言執行者 | なれる | 欠格事由は未成年者と破産者だけ(1009条) |
正しい。667条2項により、出資は労務を目的とすることもでき、金銭に限られない。
組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずる(667条1項)。出資は組合の成立に欠かせない要素であるが、その目的は金銭に限られない。同条2項は、出資は労務をその目的とすることができると明文で定めており、金銭のほか、動産・不動産などの財産権や債権、労務の提供も出資にできる。組合は組合員が人として結び付いて共同事業を営む関係なので、資本を出すだけでなく、働くことで事業に貢献する形も当然に予定されているのである。なお、金銭を出資の目的とした組合員が出資を怠ったときは、その利息を払うほか損害の賠償もしなければならない(669条)。金銭債務の不履行の損害賠償を原則として法定利率による額に限る419条1項の特則であり、出資の義務を強く担保する趣旨である。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。2 出資は、労務をその目的とすることができる。
正しい。組合契約の出資は金銭に限られず、労務をその目的とすることもできる(667条2項)。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定め、同条2項は、出資は労務をその目的とすることができると規定する。組合は複数の者がそれぞれの持つ財産や能力を持ち寄って共同の事業を営む団体であり、事業に役立つものであれば出資の対象を金銭に限る理由はない。そのため、金銭のほか、不動産や動産の所有権、債権などの財産権も出資になり、労務やいわゆる信用も出資の目的にできると解されている。組合員の損益分配の割合は、定めがなければ各組合員の出資の価額に応じて決まる(674条1項)。肢は出資は金銭を目的とするものに限られないとしており、667条2項の内容に合っており、正しい。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。2 出資は、労務をその目的とすることができる。
正しい。組合契約の出資は金銭に限られず、労務をその目的とすることもできる(667条2項)。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定め、同条2項は、出資は労務をその目的とすることができると規定する。組合は複数の者がそれぞれの持つ財産や能力を持ち寄って共同の事業を営む団体であり、事業に役立つものであれば出資の対象を金銭に限る理由はない。そのため、金銭のほか、不動産や動産の所有権、債権などの財産権も出資になり、労務やいわゆる信用も出資の目的にできると解されている。組合員の損益分配の割合は、定めがなければ各組合員の出資の価額に応じて決まる(674条1項)。肢は出資は金銭を目的とするものに限られないとしており、667条2項の内容に合っており、正しい。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。2 出資は、労務をその目的とすることができる。
誤り。違うのは「組合員になることができない」の部分である。組合契約の当事者を自然人に限る規定は無く、法人も目的の範囲内で組合員になれる(667条1項・34条)。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定めており、当事者を自然人に限る規定は置かれていない。法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において権利を有し義務を負う(34条)から、その範囲内であれば出資の義務を負い、共同事業の当事者となることを妨げる理由は無い。組合財産は総組合員の共有に属するが(668条)、法人もその持分の主体になれる。実際にも、複数の銀行が協調して融資をする融資団や、建設会社が大きな工事を共同で受注する共同企業体は民法上の組合と考えられており、その構成員は法人である。肢は法人は組合員になれないとしており、誤っている。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。/法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。
- 成年後見人・保佐人・未成年後見人:なれる(843条4項・876条の2第2項・840条3項)
- 組合員:なれる(667条1項)
- 遺言執行者:なれる。欠格事由は未成年者・破産者だけ(1009条)
- 特別縁故者:相続財産の分与を受けられる(958条の2)
- 名誉毀損による無形の損害:金銭評価が可能なら賠償を請求できる(最判昭39.1.28)
誤り。違うのは「組合員になることができない」の部分である。組合契約の当事者を自然人に限る規定は無く、法人も目的の範囲内で組合員になれる(667条1項・34条)。
667条1項は、組合契約は各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって効力を生ずると定めており、当事者を自然人に限る規定は置かれていない。法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において権利を有し義務を負う(34条)から、その範囲内であれば出資の義務を負い、共同事業の当事者となることを妨げる理由は無い。組合財産は総組合員の共有に属するが(668条)、法人もその持分の主体になれる。実際にも、複数の銀行が協調して融資をする融資団や、建設会社が大きな工事を共同で受注する共同企業体は民法上の組合と考えられており、その構成員は法人である。肢は法人は組合員になれないとしており、誤っている。

組合契約は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約することによって、その効力を生ずる。/法人は、法令の規定に従い、定款その他の基本約款で定められた目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。
- 成年後見人・保佐人・未成年後見人:なれる(843条4項・876条の2第2項・840条3項)
- 組合員:なれる(667条1項)
- 遺言執行者:なれる。欠格事由は未成年者・破産者だけ(1009条)
- 特別縁故者:相続財産の分与を受けられる(958条の2)
- 名誉毀損による無形の損害:金銭評価が可能なら賠償を請求できる(最判昭39.1.28)
正しい。合同会社の定款変更は原則として総社員の同意を要し(会社法637条)、民法上の組合の組合契約の変更も契約である以上組合員全員の同意を要するが、株式会社の定款変更は株主総会の特別決議で足りる(466条・309条2項11号)。
会社法637条は、持分会社は定款に別段の定めがある場合を除き、総社員の同意によって定款の変更をすることができると定める。合同会社を含む持分会社は社員相互の人的な信頼関係を基礎とする会社であり、定款は社員全員の合意として作られているから、その変更にも原則として全員の同意を要する。民法上の組合は、各当事者が出資をして共同の事業を営むことを約する契約そのものであり(民法667条1項)、組合契約の内容を変更することは契約の変更にほかならないから、契約当事者である組合員全員の合意がなければできない。これに対して株式会社の定款変更は、株主総会の特別決議によって行うことができ(466条・309条2項11号)、反対する株主がいても決議の要件を満たせば変更できる。多数の株主が資本を出し合う株式会社では、全員一致を要求すると会社の運営が立ち行かなくなるため、多数決による変更を認め、反対株主には一定の場合に株式買取請求権を与えて保護している(116条)。肢は三者の違いを正しく述べている。

持分会社は、定款に別段の定めがある場合を除き、総社員の同意によって、定款の変更をすることができる。
誤り。違うのは「合同会社及び民法上の組合には当てはまらない」の部分である。合同会社は社員が1人になっても存続し(会社法641条4号は社員が欠けたことだけを解散事由とする)、当てはまらないのは民法上の組合だけである。
株式会社は株主が1人でも設立でき、株主が1人になったことは471条の解散事由に挙げられていないから、一人会社として存続する。持分会社についても、会社法641条は解散事由として、存続期間の満了、定款で定めた解散事由の発生、総社員の同意、社員が欠けたこと、合併、破産手続開始の決定、解散を命ずる裁判を挙げるだけで、社員が1人になったことは含まれていない。4号の「社員が欠けたこと」とは社員が1人もいなくなることをいい、合同会社は社員が1人になっても存続できる。会社法は社員が1人の持分会社を認めている。これに対して民法上の組合は、2人以上の者が出資をして共同の事業を営むことを約する契約であり(民法667条1項)、組合員が1人になれば契約の相手方がいなくなるため、明文はないが組合は当然に解散すると解されている。したがって、構成員が1人になっても存続できるという説明は株式会社と合同会社に当てはまり、民法上の組合にだけ当てはまらない。肢は合同会社を誤って除いている。

持分会社は、次に掲げる事由によって解散する。一 定款で定めた存続期間の満了 二 定款で定めた解散の事由の発生 三 総社員の同意 四 社員が欠けたこと。 五 合併(合併により当該持分会社が消滅する場合に限る。) 六 破産手続開始の決定 七 第八百二十四条第一項又は第八百三十三条第二項の規定による解散を命ずる裁判






































