条文民法第1編第5章

第1節

民法取得日 2026年9月6日この範囲 3条 ・ 過去問 21問
第1節
第90条公序良俗過去問 19

公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は、無効とする。

この条文の過去問 19問
2024年 司法試験 第2問 肢ウ
最高裁判所は、学生運動歴等を理由とする私企業による本採用拒否の効力が争われた事件において、個人の基本的な自由や平等に対する具体的な侵害の態様、程度が社会的に許容し得る範囲にとどまる場合、憲法を適用ないし類推適用せず、私的自治に対する一般的制限規定である民法第1条、第90条等の諸規定の適切な運用によって調整を図るものとした。
2023年 予備試験 第5問 肢ア
ユニオン・ショップ協定とは、労働協約において、使用者が従業員のうち労働組合に加入しない者及び労働組合の組合員でなくなった者を解雇する義務を負う定めを置くことをいうが、ユニオン・ショップ協定において、使用者が同協定を締結した組合以外の他の労働組合に加入している者を解雇する義務を負うと定めることは、憲法第28条が保障する労働者の組合選択の自由及び他の労働組合の団結権を侵害するため許されない。
2023年 司法試験 第8問 肢ア
ユニオン・ショップ協定とは、労働協約において、使用者が従業員のうち労働組合に加入しない者及び労働組合の組合員でなくなった者を解雇する義務を負う定めを置くことをいうが、ユニオン・ショップ協定において、使用者が同協定を締結した組合以外の他の労働組合に加入している者を解雇する義務を負うと定めることは、憲法第28条が保障する労働者の組合選択の自由及び他の労働組合の団結権を侵害するため許されない。
2022年 司法試験 第2問 肢イ
最高裁判所は、株式会社の就業規則において女子の定年年齢を男子より低く定める部分が、専ら女子であることのみを理由として差別したことに帰着するものとして、公序良俗に違反し無効であると解するに当たって、個人の尊厳と両性の本質的平等を解釈の基準として定める民法の規定とともに、法の下の平等を定める憲法第14条第1項を参照した。
2019年 予備試験 第1問 肢イ
「憲法の人権規定は,公権力の統治行動に対して個人の基本的な自由と平等を保障する目的に出たもので,私人相互の関係を直接規律することを予定するものではない」とする説を前提にすると,私人間における権利・自由の対立については,その侵害の態様,程度が社会的に許容し得る一定の限界を超える場合に,私法規定の解釈を通じてその間の適切な調整を図ることができるとの見解は採り得ない。
2019年 司法試験 第2問 肢イ
「憲法の人権規定は,公権力の統治行動に対して個人の基本的な自由と平等を保障する目的に出たもので,私人相互の関係を直接規律することを予定するものではない」とする説を前提にすると,私人間における権利・自由の対立については,その侵害の態様,程度が社会的に許容し得る一定の限界を超える場合に,私法規定の解釈を通じてその間の適切な調整を図ることができるとの見解は採り得ない。
2018年 司法試験 第9問 肢エ
憲法第28条は,その性質上,私人間の関係に適用される余地はなく,そのため,判例は,労働組合への加入を強制するために使用者と労働組合との間に締結されるユニオン・ショップ協定の効力を団結権との関係で判断する場合にも,憲法を直接適用していない。
2016年 司法試験 第1問 肢ウ
長期間にわたり形成された地方の慣習に根ざした権利である入会権については,その慣習が存続しているときは最大限尊重すべきであるから,権利者の資格を原則として男子孫に限る旨の特定の地域団体における慣習も,直ちに公序良俗に反するとはいえない。
2016年 予備試験 第1問 肢ウ
長期間にわたり形成された地方の慣習に根ざした権利である入会権については,その慣習が存続しているときは最大限尊重すべきであるから,権利者の資格を原則として男子孫に限る旨の特定の地域団体における慣習も,直ちに公序良俗に反するとはいえない。
2013年 司法試験 第1問 肢2
食品の製造業者Aが,有害性物質甲の混入した食品の販売を法令が禁止していることを知りながら,あえて甲の混入した食品を製造し,これをその混入の事実を知る販売者Bに継続的に売り渡す契約を締結した場合,この売買契約は無効であるから,BはAに対してその代金支払の義務を負わない。
2011年 司法試験 第29問 肢3
大麻の密売人Aは,Bに対し,Aが売るための大麻をAの所有する土地でBに栽培させるために,その土地を書面によってBに贈与し,Bに引き渡したが,登記名義はAのままであった。その後,Aが大麻を売るのをやめ,Bに対して当該土地の引渡請求をした場合には,Aの請求は認められる。
2011年 司法試験 第29問 肢4
不法な原因のために,書面によって土地を贈与し,これを受贈者に引き渡した場合において,当事者間で当該贈与契約を解除して当該土地を贈与者に返還する旨の合意をしたときは,この合意は,無効である。
2007年 司法試験 第3問 肢ウ
市民社会の自律的作用を尊重すべきであることから,民法第90条の公序良俗規定等の私法の一般条項を媒介として,憲法の人権規定を私人間において間接的に適用するとする説に対しては,資本主義の高度化に伴い,国家類似の組織を有し,国家類似の機能を行使する社会的権力の登場による人権侵害の危険性と可能性が増大していることを看過していると指摘されている。
2007年 司法試験 第15問 肢ウ
金銭消費貸借契約に基づく貸金債権について抵当権の設定登記がなされたが,その金銭消費貸借契約が公序良俗に違反するとともに,貸金の交付が不法原因給付に当たる場合,抵当権設定者は,抵当権者に対して,抵当権設定登記の抹消を求めることができる。
2007年 司法試験 第28問 肢3
給付者に不法な原因がある場合には,受益者により大きい不法な原因があるときでも,給付者から受益者に対する給付物返還請求が認められることはない。
2006年 司法試験 第3問 肢ア
企業者が特定の思想,信条を有する者をそれゆえに雇い入れることを拒んでも違法ではないのであるから,企業者は入社試験の際に学生運動歴を秘匿していたことを理由に本採用を拒否することもできる。
2006年 司法試験 第3問 肢イ
女子を男子より5歳若く定年退職させることは,企業経営の上で合理的であるが,必要不可欠とまでは言えないのであるから,女子の定年を男子より低く定めた就業規則の規定は,民法第90条の規定により無効である。
2006年 司法試験 第4問 肢ウ
労働組合への加入強制の方式の一つとして採用されているユニオン・ショップ協定のうち,使用者とユニオン・ショップ協定を締結している組合(締結組合)以外の他の組合に加入している者や,締結組合から脱退・除名されたが他の組合に加入し又は新たな組合を結成した者について,使用者の解雇義務を定める部分は,労働者の組合選択の自由や他の組合の団結権を侵害するものであり,民法第90条の規定により無効と解すべきである。
2006年 司法試験 第10問 肢エ
憲法第9条の宣明する国際平和主義,戦争の放棄,戦力の不保持などの国家の統治活動に対する規範は,私法的な価値秩序とは本来関係のない公法的な性格を有する規範であるから,それに反する私法上の行為の効力を一律に否定する作用を営むことはない。
第91条任意規定と異なる意思表示

法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定と異なる意思を表示したときは、その意思に従う。

第92条任意規定と異なる慣習過去問 2

法令中の公の秩序に関しない規定と異なる慣習がある場合において、法律行為の当事者がその慣習による意思を有しているものと認められるときは、その慣習に従う。

この条文の過去問 2問
2012年 予備試験 第27問 肢ウ
契約当事者が商法上の任意規定と異なる慣習に従う旨の合意をしている場合には,それが単なる「事実たる慣習」にすぎないときでも,その慣習が商法上の任意規定に優先する。
2012年 司法試験 第50問 肢ウ
契約当事者が商法上の任意規定と異なる慣習に従う旨の合意をしている場合には,それが単なる「事実たる慣習」にすぎないときでも,その慣習が商法上の任意規定に優先する。