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条文 民法 第2編第3章

第3節

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第249条共有物の使用過去問 9

1各共有者は、共有物の全部について、その持分に応じた使用をすることができる。

2共有物を使用する共有者は、別段の合意がある場合を除き、他の共有者に対し、自己の持分を超える使用の対価を償還する義務を負う。

3共有者は、善良な管理者の注意をもって、共有物の使用をしなければならない。

この条文の過去問 9問
2025年 予備試験 第5問 肢エ
Bが甲土地を単独で使用する場合において、AとBとの間の別段の合意がないときは、Bは、自己の持分を超える使用について、Aに対し、その対価の償還の義務を負わない。
2025年 司法試験 第11問 肢エ
Bが甲土地を単独で使用する場合において、AとBとの間の別段の合意がないときは、Bは、自己の持分を超える使用について、Aに対し、その対価の償還の義務を負わない。
2021年 司法試験 第9問 肢オ
共有者の一人が,その持分を譲渡するためには,他の共有者の同意を得なければならない。
2021年 予備試験 第14問 肢オ
遺贈によりBが配偶者居住権を取得した後,遺産分割によりB及び相続人Eが甲建物の共有持分をそれぞれ有するに至った場合は,その配偶者居住権は消滅する。
2021年 司法試験 第34問 肢オ
遺贈によりBが配偶者居住権を取得した後,遺産分割によりB及び相続人Eが甲建物の共有持分をそれぞれ有するに至った場合は,その配偶者居住権は消滅する。
2015年 予備試験 第5問 肢2
AB間の合意により甲土地をAが単独で使用する旨を定めた場合,Aは,甲土地を単独で使用することができるが,その使用による利益についてBに対し不当利得返還債務を負う。
2015年 司法試験 第9問 肢ウ
Aに無断でBが甲土地上に乙建物を建て,甲土地全体を単独で使用している場合,Aは,Bに対し,自己の持分割合に応じ,甲土地の地代相当額の支払を請求することができる。
2012年 予備試験 第15問 肢2
BがAの死亡後新たに甲建物で居住を開始し,C及びDに甲建物を使用させない場合,C及びDは,甲建物に現実に居住する意思がないときでも,Bに対し,持分の割合に応じた使用料相当額を不当利得として返還請求することができる。
2012年 司法試験 第35問 肢2
BがAの死亡後新たに甲建物で居住を開始し,C及びDに甲建物を使用させない場合,C及びDは,甲建物に現実に居住する意思がないときでも,Bに対し,持分の割合に応じた使用料相当額を不当利得として返還請求することができる。
第250条共有持分の割合の推定過去問 1

各共有者の持分は、相等しいものと推定する。

この条文の過去問 1問
2021年 司法試験 第9問 肢オ
共有者の一人が,その持分を譲渡するためには,他の共有者の同意を得なければならない。
第251条共有物の変更過去問 4

1各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更(その形状又は効用の著しい変更を伴わないものを除く。次項において同じ。)を加えることができない。

2共有者が他の共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないときは、裁判所は、共有者の請求により、当該他の共有者以外の他の共有者の同意を得て共有物に変更を加えることができる旨の裁判をすることができる。

この条文の過去問 4問
2022年 予備試験 第4問 肢イ
AがB及びCの同意を得ずに農地である甲土地の宅地造成工事を完了した場合には、原状回復ができるときであっても、Bは、甲土地の原状回復を請求することができない。
2022年 司法試験 第10問 肢イ
AがB及びCの同意を得ずに農地である甲土地の宅地造成工事を完了した場合には、原状回復ができるときであっても、Bは、甲土地の原状回復を請求することができない。
2015年 司法試験 第9問 肢イ
Aに無断でBが甲土地を農地から宅地にする造成工事を行い,甲土地の形状を変更している場合,Aは,Bに対し,その工事の差止めを求めることができる。
2013年 司法試験 第12問 肢ウ
共有物について賃貸借契約を締結することは,過半数の持分を有する共有者によって可能であるが,賃貸借契約の解除は,共有者全員によってされる必要がある。
第252条共有物の管理過去問 17

1共有物の管理に関する事項(次条第一項に規定する共有物の管理者の選任及び解任を含み、共有物に前条第一項に規定する変更を加えるものを除く。次項において同じ。)は、各共有者の持分の価格に従い、その過半数で決する。共有物を使用する共有者があるときも、同様とする。

2裁判所は、次の各号に掲げるときは、当該各号に規定する他の共有者以外の共有者の請求により、当該他の共有者以外の共有者の持分の価格に従い、その過半数で共有物の管理に関する事項を決することができる旨の裁判をすることができる。共有者が他の共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。共有者が他の共有者に対し相当の期間を定めて共有物の管理に関する事項を決することについて賛否を明らかにすべき旨を催告した場合において、当該他の共有者がその期間内に賛否を明らかにしないとき。

1 共有者が他の共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。

2 共有者が他の共有者に対し相当の期間を定めて共有物の管理に関する事項を決することについて賛否を明らかにすべき旨を催告した場合において、当該他の共有者がその期間内に賛否を明らかにしないとき。

3前二項の規定による決定が、共有者間の決定に基づいて共有物を使用する共有者に特別の影響を及ぼすべきときは、その承諾を得なければならない。

4共有者は、前三項の規定により、共有物に、次の各号に掲げる賃借権その他の使用及び収益を目的とする権利(以下この項において「賃借権等」という。)であって、当該各号に定める期間を超えないものを設定することができる。樹木の栽植又は伐採を目的とする山林の賃借権等十年前号に掲げる賃借権等以外の土地の賃借権等五年建物の賃借権等三年動産の賃借権等六箇月

1 樹木の栽植又は伐採を目的とする山林の賃借権等十年

2 前号に掲げる賃借権等以外の土地の賃借権等五年

3 建物の賃借権等三年

4 動産の賃借権等六箇月

5各共有者は、前各項の規定にかかわらず、保存行為をすることができる。

この条文の過去問 17問
2025年 予備試験 第5問 肢イ
Aは、甲土地を不法に占有するDに対し、単独で甲土地全部の明渡しを求めることができない。
2025年 司法試験 第11問 肢イ
Aは、甲土地を不法に占有するDに対し、単独で甲土地全部の明渡しを求めることができない。
2024年 司法試験 第37問 肢イ
共有者は、その持分の価格が過半数に達しない場合であっても、他の共有者の承諾を得ることなく、共有物の保存行為をすることができる。
2021年 予備試験 第3問 肢イ
A,B及びCが甲土地を持分3分の1ずつで共有している場合,Cは単独で,甲土地を何の権原もなく占有するDに対して甲土地の明渡しを請求することができない。
2021年 司法試験 第6問 肢イ
A,B及びCが甲土地を持分3分の1ずつで共有している場合,Cは単独で,甲土地を何の権原もなく占有するDに対して甲土地の明渡しを請求することができない。
2021年 予備試験 第19問 肢エ
判例の趣旨によれば,各共有者の持分の価格に従い,その過半数を有する株式の共有者は,権利行使者の指定及び通知がされなければ,その株式会社の同意があっても,取締役選任決議の議決権を行使することはできない。
2020年 司法試験 第18問 肢イ
Aが死亡してEとFがAを相続した場合,Eは単独で,B銀行に対し,A名義の預金口座の取引経過の開示を求めることができる。
2015年 司法試験 第9問 肢エ
甲土地の利用方法についてAとBが協議したが意見が一致せず,Aに無断でBがCと甲土地の賃貸借契約を締結し,Cが甲土地を占有している場合,Aは,Cに対し,甲土地全体の明渡しを求めることができる。
2015年 司法試験 第9問 肢オ
AがBに無断で甲土地全体を単独で占有している場合であっても,Bは,自分の共有持分が過半数を超えることを理由として,Aに対し,甲土地全体の明渡しを求めることはできない。
2015年 予備試験 第18問 肢エ
判例によれば,その株式に係る権利を行使する者の指定及び会社に対する通知を欠く場合には,共有者全員が議決権を共同して行使するときでも,会社から議決権の行使を認めることは許されない。
2013年 予備試験 第4問 肢ウ
共有物について賃貸借契約を締結することは,過半数の持分を有する共有者によって可能であるが,賃貸借契約の解除は,共有者全員によってされる必要がある。
2013年 予備試験 第4問 肢エ
ABが共有する土地につき,Cが無権限で自己への所有権移転登記をした場合,Aは,単独で,Cに対し,抹消登記手続を請求することができる。
2013年 予備試験 第4問 肢オ
ABが各2分の1の持分で甲土地を共有している場合に,Bは,AB間の協議に基づかずにAの承認を受けて甲土地を占有するCに対し,単独で,甲土地の明渡しを求めることはできない。
2013年 司法試験 第12問 肢ウ
共有物について賃貸借契約を締結することは,過半数の持分を有する共有者によって可能であるが,賃貸借契約の解除は,共有者全員によってされる必要がある。
2013年 司法試験 第12問 肢エ
ABが共有する土地につき,Cが無権限で自己への所有権移転登記をした場合,Aは,単独で,Cに対し,抹消登記手続を請求することができる。
2013年 司法試験 第12問 肢オ
ABが各2分の1の持分で甲土地を共有している場合に,Bは,AB間の協議に基づかずにAの承認を受けて甲土地を占有するCに対し,単独で,甲土地の明渡しを求めることはできない。
2011年 予備試験 第4問 肢ア
複数の共有者がそれぞれ共有持分を有している自転車を修理しようとする場合には,共有者全員で合意しなければ,その自転車を修理に出すことはできない。
第252条の2共有物の管理者

1共有物の管理者は、共有物の管理に関する行為をすることができる。ただし、共有者の全員の同意を得なければ、共有物に変更(その形状又は効用の著しい変更を伴わないものを除く。次項において同じ。)を加えることができない。

2共有物の管理者が共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないときは、裁判所は、共有物の管理者の請求により、当該共有者以外の共有者の同意を得て共有物に変更を加えることができる旨の裁判をすることができる。

3共有物の管理者は、共有者が共有物の管理に関する事項を決した場合には、これに従ってその職務を行わなければならない。

4前項の規定に違反して行った共有物の管理者の行為は、共有者に対してその効力を生じない。ただし、共有者は、これをもって善意の第三者に対抗することができない。

第253条共有物に関する負担過去問 7

1各共有者は、その持分に応じ、管理の費用を支払い、その他共有物に関する負担を負う。

2共有者が一年以内に前項の義務を履行しないときは、他の共有者は、相当の償金を支払ってその者の持分を取得することができる。

この条文の過去問 7問
2025年 予備試験 第5問 肢ア
Aが甲土地の管理のために費用を支払った後、Bがその持分をCに譲渡したときは、Aは、Cに対しても、Cの持分に応じてその費用の償還を求めることができる。
2025年 司法試験 第11問 肢ア
Aが甲土地の管理のために費用を支払った後、Bがその持分をCに譲渡したときは、Aは、Cに対しても、Cの持分に応じてその費用の償還を求めることができる。
2022年 予備試験 第4問 肢ウ
AがBに対する甲土地の管理費用の支払義務を履行しないまま1年が経過したときは、Bは、相当の償金を支払ってAの持分を取得することができる。
2022年 司法試験 第10問 肢ウ
AがBに対する甲土地の管理費用の支払義務を履行しないまま1年が経過したときは、Bは、相当の償金を支払ってAの持分を取得することができる。
2017年 司法試験 第9問 肢エ
AとBが建物を共有する場合において,AがBの持分に応じた管理費用について立替払をし,Bに対して償還義務の履行の催告をしたにもかかわらず,Bがその義務を1年以内に履行しないときは,Aは,相当の償金を支払ってBの持分を取得することができる。
2015年 予備試験 第5問 肢4
Aが甲土地の管理費用のうちBが負担すべき分を立て替えて支払った後,Bが甲土地の自己の持分をCに譲渡した場合,Aは,Cに対し,その立替金額の支払を請求することができる。
2011年 予備試験 第4問 肢エ
共有者2人のうち1人が他の共有者のために共有物の管理費用を立て替えた場合において,立替金返還債務を負っている共有者が第三者に共有持分を譲渡したときは,立替金返還債権を有している共有者は,その第三者に対し,立替費用の支払を求めることができる。
第254条共有物についての債権過去問 7

共有者の一人が共有物について他の共有者に対して有する債権は、その特定承継人に対しても行使することができる。

この条文の過去問 7問
2025年 予備試験 第5問 肢ア
Aが甲土地の管理のために費用を支払った後、Bがその持分をCに譲渡したときは、Aは、Cに対しても、Cの持分に応じてその費用の償還を求めることができる。
2025年 司法試験 第11問 肢ア
Aが甲土地の管理のために費用を支払った後、Bがその持分をCに譲渡したときは、Aは、Cに対しても、Cの持分に応じてその費用の償還を求めることができる。
2020年 司法試験 第36問 肢エ
共有者の一人であるAが共有物について他の共有者であるBに対して有する債権は,Bの特定承継人に対しては,行使することができない。
2019年 予備試験 第4問 肢オ
AがBに対して甲建物の管理に関する債権を有する場合において,Bがその持分をFに譲渡したときは,Aは,Fに対してもその債権を行使することができる。
2019年 司法試験 第10問 肢オ
AがBに対して甲建物の管理に関する債権を有する場合において,Bがその持分をFに譲渡したときは,Aは,Fに対してもその債権を行使することができる。
2015年 予備試験 第5問 肢4
Aが甲土地の管理費用のうちBが負担すべき分を立て替えて支払った後,Bが甲土地の自己の持分をCに譲渡した場合,Aは,Cに対し,その立替金額の支払を請求することができる。
2011年 予備試験 第4問 肢エ
共有者2人のうち1人が他の共有者のために共有物の管理費用を立て替えた場合において,立替金返還債務を負っている共有者が第三者に共有持分を譲渡したときは,立替金返還債権を有している共有者は,その第三者に対し,立替費用の支払を求めることができる。
第255条持分の放棄及び共有者の死亡過去問 13

共有者の一人が、その持分を放棄したとき、又は死亡して相続人がないときは、その持分は、他の共有者に帰属する。

この条文の過去問 13問
2025年 予備試験 第5問 肢オ
Aが死亡した場合において、Aに相続人がないときは、Aの持分は、国庫に帰属する。
2025年 司法試験 第11問 肢オ
Aが死亡した場合において、Aに相続人がないときは、Aの持分は、国庫に帰属する。
2024年 予備試験 第3問 肢エ
AとBが共有する土地について、AがAの共有持分を放棄し、その共有持分をBが取得した場合において、その旨の登記がされる前に、Aの債権者CがAの共有持分を差し押さえたときは、Bは、Aの共有持分の取得を第三者Cに対抗することができない。
2024年 司法試験 第7問 肢エ
AとBが共有する土地について、AがAの共有持分を放棄し、その共有持分をBが取得した場合において、その旨の登記がされる前に、Aの債権者CがAの共有持分を差し押さえたときは、Bは、Aの共有持分の取得を第三者Cに対抗することができない。
2022年 司法試験 第34問 肢ア
甲土地の共有持分がAの相続財産に属する場合において、Aに相続人がおらず、かつAの債権者も受遺者もいないときは、その持分は他の共有者に帰属し、特別縁故者への分与の対象とならない。
2019年 予備試験 第4問 肢ウ
Aは,その持分を放棄する場合,B又はCの同意を得る必要がある。
2019年 司法試験 第10問 肢ウ
Aは,その持分を放棄する場合,B又はCの同意を得る必要がある。
2018年 司法試験 第34問 肢ウ
共有者の一人が相続人なくして死亡した場合において,相続債権者及び受遺者に対する清算手続が終了したときは,その共有持分は他の共有者に帰属し,特別縁故者への財産分与の対象にはならない。
2017年 司法試験 第8問 肢ア
AとBが甲土地を共有している場合において,Aがその共有持分を放棄したときは,Aの共有持分はBに帰属する。
2015年 予備試験 第5問 肢3
Aが死亡し,その相続人の不存在が確定するとともに,甲土地がAの特別縁故者に対する財産分与の対象にもならなかったときは,Aの有していた甲土地の持分はBに帰属する。
2015年 司法試験 第11問 肢ウ
要役地が数人の共有に属する場合において,要役地の共有者の一人は,その持分につき,その土地のために存する地役権を放棄することができる。
2012年 司法試験 第12問 肢2
甲土地を所有するAがB及びCのために甲土地を目的とする地上権を設定してその旨の登記がされ,その地上権をB及びCが準共有している場合でも,その後,BがAから甲土地の所有権を取得したときは,地上権は消滅する。
2011年 予備試験 第4問 肢イ
共有者3人がそれぞれ同じ割合で共有持分を有している場合において,共有者の1人が持分権を放棄したときは,その放棄された持分の帰属は,放棄した共有者を除く共有者間の協議によって定めなければならない。
第256条共有物の分割請求過去問 4

1各共有者は、いつでも共有物の分割を請求することができる。ただし、五年を超えない期間内は分割をしない旨の契約をすることを妨げない。

2前項ただし書の契約は、更新することができる。ただし、その期間は、更新の時から五年を超えることができない。

この条文の過去問 4問
2025年 司法試験 第8問 肢イ
森林法事件判決(最高裁判所昭和62年4月22日大法廷判決、民集41巻3号408頁)は、共有森林の分割請求権を制限する森林法の規定は、森林の細分化を防止し、森林経営の安定、森林の保続培養と生産力の増進を図り、もって社会生活における安全の保障や秩序の維持等に資するという消極的目的のための制限であるとした上で、当該規定について、この目的のために必要性と合理性を肯定するには足らないから違憲であると判断した。
2021年 司法試験 第9問 肢ア
金塊の共有者は,分割をしない旨の契約をしていない場合には,いつでも,その動産の分割を請求することができる。
2021年 予備試験 第14問 肢オ
遺贈によりBが配偶者居住権を取得した後,遺産分割によりB及び相続人Eが甲建物の共有持分をそれぞれ有するに至った場合は,その配偶者居住権は消滅する。
2021年 司法試験 第34問 肢オ
遺贈によりBが配偶者居住権を取得した後,遺産分割によりB及び相続人Eが甲建物の共有持分をそれぞれ有するに至った場合は,その配偶者居住権は消滅する。
第257条

前条の規定は、第二百二十九条に規定する共有物については、適用しない。

第258条裁判による共有物の分割過去問 9

1共有物の分割について共有者間に協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、その分割を裁判所に請求することができる。

2裁判所は、次に掲げる方法により、共有物の分割を命ずることができる。共有物の現物を分割する方法共有者に債務を負担させて、他の共有者の持分の全部又は一部を取得させる方法

1 共有物の現物を分割する方法

2 共有者に債務を負担させて、他の共有者の持分の全部又は一部を取得させる方法

3前項に規定する方法により共有物を分割することができないとき、又は分割によってその価格を著しく減少させるおそれがあるときは、裁判所は、その競売を命ずることができる。

4裁判所は、共有物の分割の裁判において、当事者に対して、金銭の支払、物の引渡し、登記義務の履行その他の給付を命ずることができる。

この条文の過去問 9問
2021年 司法試験 第9問 肢ウ
共有物の分割を求める裁判において共有物の現物を分割することができないとき,又は分割によってその価格を著しく減少させるおそれがあるときは,裁判所は,その競売を命じなければならない。
2015年 司法試験 第10問 肢ア
遺産分割前において共同相続人の一人から遺産を構成する不動産の共有持分権を譲り受けた第三者が,その不動産の共同所有関係の解消を求めるためには,共有物分割訴訟によらなければならない。
2015年 司法試験 第10問 肢イ
共有物の分割請求をした共有者が多数の場合,分割請求をされた共有者の持分の限度で現物を分割し,その余は分割請求をした共有者の共有として残す方法により共有物の分割をすることはできない。
2015年 司法試験 第10問 肢ウ
共有物を共有者のうちの一人の単独所有又は数人の共有とし,これらの者から他の共有者に対して持分の価格を賠償させる方法により共有物の分割をすることはできない。
2015年 司法試験 第10問 肢エ
裁判所は,共有物の現物分割が物理的に不可能な場合のみでなく,社会通念上適正な現物分割が著しく困難な場合にも,共有物の競売を命ずることができる。
2013年 予備試験 第4問 肢イ
裁判所に請求して共有物の分割をする場合,共有物の現物を分割するか,共有物を競売して売得金を分割する方法のいずれかによらなければならず,共有物を共有者のうちの一人の単独所有又は数人の共有とし,これらの者から他の共有者に対して持分の価格を賠償させる方法によることはできない。
2013年 司法試験 第12問 肢イ
裁判所に請求して共有物の分割をする場合,共有物の現物を分割するか,共有物を競売して売得金を分割する方法のいずれかによらなければならず,共有物を共有者のうちの一人の単独所有又は数人の共有とし,これらの者から他の共有者に対して持分の価格を賠償させる方法によることはできない。
2013年 予備試験 第43問 肢オ
共有物分割の訴えにおいて,原告が分割の方法として共有物の現物を分割することを求めているときは,裁判所は,当該共有物を競売してその売得金で分割する内容の判決をすることができない。
2013年 司法試験 第69問 肢オ
共有物分割の訴えにおいて,原告が分割の方法として共有物の現物を分割することを求めているときは,裁判所は,当該共有物を競売してその売得金で分割する内容の判決をすることができない。
第258条の2過去問 1

1共有物の全部又はその持分が相続財産に属する場合において、共同相続人間で当該共有物の全部又はその持分について遺産の分割をすべきときは、当該共有物又はその持分について前条の規定による分割をすることができない。

2共有物の持分が相続財産に属する場合において、相続開始の時から十年を経過したときは、前項の規定にかかわらず、相続財産に属する共有物の持分について前条の規定による分割をすることができる。ただし、当該共有物の持分について遺産の分割の請求があった場合において、相続人が当該共有物の持分について同条の規定による分割をすることに異議の申出をしたときは、この限りでない。

3相続人が前項ただし書の申出をする場合には、当該申出は、当該相続人が前条第一項の規定による請求を受けた裁判所から当該請求があった旨の通知を受けた日から二箇月以内に当該裁判所にしなければならない。

この条文の過去問 1問
2015年 司法試験 第10問 肢ア
遺産分割前において共同相続人の一人から遺産を構成する不動産の共有持分権を譲り受けた第三者が,その不動産の共同所有関係の解消を求めるためには,共有物分割訴訟によらなければならない。
第259条共有に関する債権の弁済過去問 2

1共有者の一人が他の共有者に対して共有に関する債権を有するときは、分割に際し、債務者に帰属すべき共有物の部分をもって、その弁済に充てることができる。

2債権者は、前項の弁済を受けるため債務者に帰属すべき共有物の部分を売却する必要があるときは、その売却を請求することができる。

この条文の過去問 2問
2022年 予備試験 第4問 肢オ
AがBに対して甲土地の管理費用の支払請求権を有するときは、現物分割の方法により甲土地につき共有物の分割をするに際し、Bに帰属すべき部分をもって、その弁済に充てることができる。
2022年 司法試験 第10問 肢オ
AがBに対して甲土地の管理費用の支払請求権を有するときは、現物分割の方法により甲土地につき共有物の分割をするに際し、Bに帰属すべき部分をもって、その弁済に充てることができる。
第260条共有物の分割への参加過去問 2

1共有物について権利を有する者及び各共有者の債権者は、自己の費用で、分割に参加することができる。

2前項の規定による参加の請求があったにもかかわらず、その請求をした者を参加させないで分割をしたときは、その分割は、その請求をした者に対抗することができない。

この条文の過去問 2問
2025年 予備試験 第5問 肢ウ
Aの債権者Eは、自己の費用で、甲土地の分割に参加することができる。
2025年 司法試験 第11問 肢ウ
Aの債権者Eは、自己の費用で、甲土地の分割に参加することができる。
第261条分割における共有者の担保責任過去問 1

各共有者は、他の共有者が分割によって取得した物について、売主と同じく、その持分に応じて担保の責任を負う。

この条文の過去問 1問
2021年 司法試験 第9問 肢エ
各共有者は,他の共有者が共有物の分割によって取得した物について,その持分に応じて担保の責任を負う。
第262条共有物に関する証書

1分割が完了したときは、各分割者は、その取得した物に関する証書を保存しなければならない。

2共有者の全員又はそのうちの数人に分割した物に関する証書は、その物の最大の部分を取得した者が保存しなければならない。

3前項の場合において、最大の部分を取得した者がないときは、分割者間の協議で証書の保存者を定める。協議が調わないときは、裁判所が、これを指定する。

4証書の保存者は、他の分割者の請求に応じて、その証書を使用させなければならない。

第262条の2所在等不明共有者の持分の取得

1不動産が数人の共有に属する場合において、共有者が他の共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないときは、裁判所は、共有者の請求により、その共有者に、当該他の共有者(以下この条において「所在等不明共有者」という。)の持分を取得させる旨の裁判をすることができる。この場合において、請求をした共有者が二人以上あるときは、請求をした各共有者に、所在等不明共有者の持分を、請求をした各共有者の持分の割合で按あん分してそれぞれ取得させる。

2前項の請求があった持分に係る不動産について第二百五十八条第一項の規定による請求又は遺産の分割の請求があり、かつ、所在等不明共有者以外の共有者が前項の請求を受けた裁判所に同項の裁判をすることについて異議がある旨の届出をしたときは、裁判所は、同項の裁判をすることができない。

3所在等不明共有者の持分が相続財産に属する場合(共同相続人間で遺産の分割をすべき場合に限る。)において、相続開始の時から十年を経過していないときは、裁判所は、第一項の裁判をすることができない。

4第一項の規定により共有者が所在等不明共有者の持分を取得したときは、所在等不明共有者は、当該共有者に対し、当該共有者が取得した持分の時価相当額の支払を請求することができる。

5前各項の規定は、不動産の使用又は収益をする権利(所有権を除く。)が数人の共有に属する場合について準用する。

第262条の3所在等不明共有者の持分の譲渡

1不動産が数人の共有に属する場合において、共有者が他の共有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないときは、裁判所は、共有者の請求により、その共有者に、当該他の共有者(以下この条において「所在等不明共有者」という。)以外の共有者の全員が特定の者に対してその有する持分の全部を譲渡することを停止条件として所在等不明共有者の持分を当該特定の者に譲渡する権限を付与する旨の裁判をすることができる。

2所在等不明共有者の持分が相続財産に属する場合(共同相続人間で遺産の分割をすべき場合に限る。)において、相続開始の時から十年を経過していないときは、裁判所は、前項の裁判をすることができない。

3第一項の裁判により付与された権限に基づき共有者が所在等不明共有者の持分を第三者に譲渡したときは、所在等不明共有者は、当該譲渡をした共有者に対し、不動産の時価相当額を所在等不明共有者の持分に応じて按分して得た額の支払を請求することができる。

4前三項の規定は、不動産の使用又は収益をする権利(所有権を除く。)が数人の共有に属する場合について準用する。

第263条共有の性質を有する入会権過去問 4

共有の性質を有する入会権については、各地方の慣習に従うほか、この節の規定を適用する。

この条文の過去問 4問
2025年 予備試験 第4問 肢イ
入会権の取得は、入会権が共有の性質を有するかどうかにかかわらず、登記をしないで、第三者に対抗することができる。
2025年 司法試験 第8問 肢イ
入会権の取得は、入会権が共有の性質を有するかどうかにかかわらず、登記をしないで、第三者に対抗することができる。
2015年 予備試験 第5問 肢イ
憲法第29条第2項は財産権の内容は法律で定めるとするが,入会権のような慣習に基づく伝統的な権利も憲法上の財産権に含まれる。
2015年 司法試験 第9問 肢イ
憲法第29条第2項は財産権の内容は法律で定めるとするが,入会権のような慣習に基づく伝統的な権利も憲法上の財産権に含まれる。
第264条準共有過去問 3

この節(第二百六十二条の二及び第二百六十二条の三を除く。)の規定は、数人で所有権以外の財産権を有する場合について準用する。ただし、法令に特別の定めがあるときは、この限りでない。

この条文の過去問 3問
2021年 予備試験 第19問 肢ウ
判例の趣旨によれば,権利行使者の指定及び通知を要する旨の会社法の規定は,民法の共有の規定に対する特別の定めに当たる。
2020年 司法試験 第18問 肢イ
Aが死亡してEとFがAを相続した場合,Eは単独で,B銀行に対し,A名義の預金口座の取引経過の開示を求めることができる。
2015年 予備試験 第18問 肢エ
判例によれば,その株式に係る権利を行使する者の指定及び会社に対する通知を欠く場合には,共有者全員が議決権を共同して行使するときでも,会社から議決権の行使を認めることは許されない。