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条文 民法 第1編第5章

第3節

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第99条代理行為の要件及び効果過去問 12

1代理人がその権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、本人に対して直接にその効力を生ずる。

2前項の規定は、第三者が代理人に対してした意思表示について準用する。

この条文の過去問 12問
2024年 司法試験 第3問 肢ア
相手方が代理人に対して本人のためにすることを示して意思表示をした場合において、代理人がその意思表示を受領する権限を有していたときは、代理人において本人のために受領することを示さなくても、その意思表示は、本人に対して効力を生ずる。
2016年 予備試験 第2問 肢オ
Aの代理人BがCの詐欺により売買契約を締結した場合,Bは当該売買契約を取り消すことができるが,Aは当該売買契約を取り消すことができない。
2016年 司法試験 第4問 肢オ
Aの代理人BがCの詐欺により売買契約を締結した場合,Bは当該売買契約を取り消すことができるが,Aは当該売買契約を取り消すことができない。
2015年 予備試験 第2問 肢ア
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Cとの間で甲土地の売買契約を締結する際に,Bの従業員Dに命じて甲土地の売買契約書に「Aの代理人B」という署名をさせた場合でも,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 予備試験 第2問 肢イ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aの許諾を得て復代理人Cを選任し,CがDとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,CがDに対しAのために売買契約を締結することを示しただけで,自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは,AD間に売買契約の効力は生じない。
2015年 予備試験 第2問 肢オ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aのためにすることを示さずにCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,BがAのために売買契約を締結することをCが知ることができたときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 司法試験 第3問 肢ア
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Cとの間で甲土地の売買契約を締結する際に,Bの従業員Dに命じて甲土地の売買契約書に「Aの代理人B」という署名をさせた場合でも,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 司法試験 第3問 肢イ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aの許諾を得て復代理人Cを選任し,CがDとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,CがDに対しAのために売買契約を締結することを示しただけで,自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは,AD間に売買契約の効力は生じない。
2015年 司法試験 第3問 肢ウ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,CのBに対する詐欺により,Aのためにすることを示してCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,Aは,その売買契約を取り消すことができない。
2015年 司法試験 第3問 肢オ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aのためにすることを示さずにCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,BがAのために売買契約を締結することをCが知ることができたときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2012年 予備試験 第1問 肢ア
代理人に対して意思表示をした者が,本人に対する意思表示であることを示したときは,代理人において本人のために受領することを示さなくても,その意思表示は本人に対して効力を生ずる。
2012年 司法試験 第4問 肢ア
代理人に対して意思表示をした者が,本人に対する意思表示であることを示したときは,代理人において本人のために受領することを示さなくても,その意思表示は本人に対して効力を生ずる。
第100条本人のためにすることを示さない意思表示過去問 3

代理人が本人のためにすることを示さないでした意思表示は、自己のためにしたものとみなす。ただし、相手方が、代理人が本人のためにすることを知り、又は知ることができたときは、前条第一項の規定を準用する。

この条文の過去問 3問
2019年 司法試験 第3問 肢ア
Aの代理人Bがその代理権の範囲内でAのためにすることを示さずにCと契約を締結した場合,Cにおいて,BがAのために契約を締結することを知っていたのでなければ,AC間に契約の効力が生じることはない。
2015年 予備試験 第2問 肢オ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aのためにすることを示さずにCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,BがAのために売買契約を締結することをCが知ることができたときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 司法試験 第3問 肢オ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aのためにすることを示さずにCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,BがAのために売買契約を締結することをCが知ることができたときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
第101条代理行為の瑕疵かし過去問 12

1代理人が相手方に対してした意思表示の効力が意思の不存在、錯誤、詐欺、強迫又はある事情を知っていたこと若しくは知らなかったことにつき過失があったことによって影響を受けるべき場合には、その事実の有無は、代理人について決するものとする。

2相手方が代理人に対してした意思表示の効力が意思表示を受けた者がある事情を知っていたこと又は知らなかったことにつき過失があったことによって影響を受けるべき場合には、その事実の有無は、代理人について決するものとする。

3特定の法律行為をすることを委託された代理人がその行為をしたときは、本人は、自ら知っていた事情について代理人が知らなかったことを主張することができない。本人が過失によって知らなかった事情についても、同様とする。

この条文の過去問 12問
2024年 司法試験 第3問 肢イ
相手方が代理人に対してした意思表示の効力が意思表示を受けた者がある事情を知っていたことによって影響を受けるべきときは、その事実の有無は、本人の選択に従い、本人又は代理人のいずれかについて決する。
2023年 司法試験 第4問 肢ア
特定の法律行為をすることを委託された代理人がその行為をした場合において、本人が自ら知っていた事情について代理人が知らなかったことを主張することができないのは、代理人が本人の指図に従ってその行為をしたときに限られる。
2018年 予備試験 第2問 肢ア
特定の法律行為をすることを委託された代理人が本人の指図に従ってその行為をした場合,本人は,自ら過失によって知らなかった事情について代理人が過失なく知らなかったことを主張することができない。
2018年 予備試験 第2問 肢ウ
代理人が相手方と通謀して売買契約の締結を仮装した場合,相手方は,本人がその通謀虚偽表示を知っていたか否かにかかわらず,当該売買契約の無効を主張することができる。
2018年 司法試験 第4問 肢ア
特定の法律行為をすることを委託された代理人が本人の指図に従ってその行為をした場合,本人は,自ら過失によって知らなかった事情について代理人が過失なく知らなかったことを主張することができない。
2018年 司法試験 第4問 肢ウ
代理人が相手方と通謀して売買契約の締結を仮装した場合,相手方は,本人がその通謀虚偽表示を知っていたか否かにかかわらず,当該売買契約の無効を主張することができる。
2016年 予備試験 第2問 肢オ
Aの代理人BがCの詐欺により売買契約を締結した場合,Bは当該売買契約を取り消すことができるが,Aは当該売買契約を取り消すことができない。
2016年 司法試験 第4問 肢オ
Aの代理人BがCの詐欺により売買契約を締結した場合,Bは当該売買契約を取り消すことができるが,Aは当該売買契約を取り消すことができない。
2015年 予備試験 第2問 肢ウ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,CのBに対する詐欺により,Aのためにすることを示してCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,Aは,その売買契約を取り消すことができない。
2015年 司法試験 第3問 肢ウ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,CのBに対する詐欺により,Aのためにすることを示してCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,Aは,その売買契約を取り消すことができない。
2012年 予備試験 第1問 肢ウ
意思表示の効力がある事情を知っていたことによって影響を受けるべき場合,その事実の有無は,本人の選択に従い,本人又は代理人のいずれかについて決する。
2012年 司法試験 第4問 肢ウ
意思表示の効力がある事情を知っていたことによって影響を受けるべき場合,その事実の有無は,本人の選択に従い,本人又は代理人のいずれかについて決する。
第102条代理人の行為能力過去問 7

制限行為能力者が代理人としてした行為は、行為能力の制限によっては取り消すことができない。ただし、制限行為能力者が他の制限行為能力者の法定代理人としてした行為については、この限りでない。

この条文の過去問 7問
2023年 司法試験 第4問 肢ウ
制限行為能力者が他の制限行為能力者の法定代理人としてした行為は、行為能力の制限を理由として取り消すことができる。
2022年 司法試験 第2問 肢ウ
成年被後見人Aが未成年者Bの法定代理人としてした行為は、Aの行為能力の制限によっては取り消すことができない。
2018年 予備試験 第2問 肢オ
代理人が相手方と売買契約を締結した後,その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合であっても,本人は当該売買契約を行為能力の制限によって取り消すことができない。
2018年 司法試験 第4問 肢オ
代理人が相手方と売買契約を締結した後,その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合であっても,本人は当該売買契約を行為能力の制限によって取り消すことができない。
2016年 司法試験 第1問 肢ウ
一種又は数種の営業を許された未成年者は,その営業に関しては,成年者と同一の行為能力を有する。
2016年 司法試験 第1問 肢オ
未成年者は,代理人となることができない。
2011年 司法試験 第4問 肢オ
委任による代理人は,未成年者でもよいが,未成年者のした代理行為は,その法定代理人が取り消すことができる。
第103条権限の定めのない代理人の権限過去問 13

権限の定めのない代理人は、次に掲げる行為のみをする権限を有する。保存行為代理の目的である物又は権利の性質を変えない範囲内において、その利用又は改良を目的とする行為

1 保存行為

2 代理の目的である物又は権利の性質を変えない範囲内において、その利用又は改良を目的とする行為

この条文の過去問 13問
2024年 司法試験 第37問 肢ア
権限の定めのない代理人は、保存行為をする権限を有する。
2023年 司法試験 第3問 肢エ
不在者が置いた管理人は、不在者の生存が明らかである場合であっても、家庭裁判所の許可を得ることにより、不在者が定めた権限を超える行為をすることができる。
2023年 司法試験 第3問 肢オ
家庭裁判所が選任した不在者の財産の管理人は、相続人である不在者を代理してそれ以外の相続人との間で協議による遺産分割をするときは、家庭裁判所の許可を得なければならない。
2023年 司法試験 第4問 肢オ
権限の定めのない代理人は、代理の目的である物又は権利の性質を変えない範囲内において、その利用又は改良を目的とする行為をする権限を有する。
2023年 司法試験 第35問 肢イ
相続財産の清算人が選任された後に相続人のあることが明らかになった場合には、相続財産の清算人の代理権は、それによって直ちに消滅する。
2023年 司法試験 第35問 肢オ
相続財産の清算人が相続財産に属する財産を売却するときは、家庭裁判所の許可を得なければならない。
2019年 司法試験 第2問 肢ア
Aが甲土地を所有している場合,BがAを代理して甲土地をCに売却するためには,家庭裁判所の許可を得る必要がある。
2019年 司法試験 第2問 肢イ
Aが所有する現金が発見された場合,BがAを代理してその現金をD銀行のA名義普通預金口座に預け入れるためには,家庭裁判所の許可を得る必要はない。
2019年 司法試験 第2問 肢ウ
AがEに対して借入金債務を負っており,その債務が弁済期にある場合,BがAのためにEに対しその債務の弁済をするためには,家庭裁判所の許可を得る必要はない。
2019年 司法試験 第2問 肢エ
Aが被相続人Fの共同相続人の一人である場合,BがAを代理してFの他の共同相続人との間でFの遺産について協議による遺産分割をするためには,家庭裁判所の許可を得る必要はない。
2018年 予備試験 第2問 肢イ
権限の定めのない代理人は,保存行為をする権限のみを有する。
2018年 司法試験 第4問 肢イ
権限の定めのない代理人は,保存行為をする権限のみを有する。
2014年 司法試験 第3問 肢ウ
家庭裁判所が選任した不在者の財産の管理人は,不在者を被告とする土地明渡請求訴訟の第一審において不在者が敗訴した場合,家庭裁判所の許可を得ないで控訴をすることができる。
第104条任意代理人による復代理人の選任過去問 7

委任による代理人は、本人の許諾を得たとき、又はやむを得ない事由があるときでなければ、復代理人を選任することができない。

この条文の過去問 7問
2024年 司法試験 第3問 肢ウ
委任による代理人は、本人の許諾を得たとき、又はやむを得ない事由があるときでなければ、復代理人を選任することができない。
2015年 司法試験 第3問 肢ア
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Cとの間で甲土地の売買契約を締結する際に,Bの従業員Dに命じて甲土地の売買契約書に「Aの代理人B」という署名をさせた場合でも,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 司法試験 第3問 肢イ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aの許諾を得て復代理人Cを選任し,CがDとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,CがDに対しAのために売買契約を締結することを示しただけで,自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは,AD間に売買契約の効力は生じない。
2014年 司法試験 第3問 肢ウ
家庭裁判所が選任した不在者の財産の管理人は,不在者を被告とする土地明渡請求訴訟の第一審において不在者が敗訴した場合,家庭裁判所の許可を得ないで控訴をすることができる。
2014年 司法試験 第3問 肢エ
委任による代理人は,本人の許諾を得たときのほか,やむを得ない事由があるときにも,復代理人を選任することができる。
2012年 予備試験 第1問 肢オ
代理人が本人の指名に従って復代理人を選任した場合は,その選任及び監督について本人に対して責任を負わないが,その復代理人が不誠実であることを知りながら,その旨を本人に通知し又は復代理人を解任することを怠ったときは,本人に対して責任を負う。
2012年 司法試験 第4問 肢オ
代理人が本人の指名に従って復代理人を選任した場合は,その選任及び監督について本人に対して責任を負わないが,その復代理人が不誠実であることを知りながら,その旨を本人に通知し又は復代理人を解任することを怠ったときは,本人に対して責任を負う。
第105条法定代理人による復代理人の選任過去問 7

法定代理人は、自己の責任で復代理人を選任することができる。この場合において、やむを得ない事由があるときは、本人に対してその選任及び監督についての責任のみを負う。

この条文の過去問 7問
2023年 司法試験 第4問 肢イ
法定代理人は、やむを得ない事由により復代理人を選任したときは、本人に対してその選任及び監督についての責任のみを負う。
2019年 司法試験 第3問 肢ウ
委任による代理人が本人の指名に従って復代理人を選任した場合,代理人は,選任時に復代理人が不適任であることを知っていたとしても,本人に対して復代理人の選任についての責任を負うことはない。
2019年 司法試験 第3問 肢エ
法定代理人がやむを得ない事由があるために復代理人を選任した場合,代理人は,本人に対して復代理人の選任及び監督についての責任のみを負う。
2016年 予備試験 第2問 肢ウ
成年後見人は,やむを得ない事由があるときでなければ,復代理人を選任することができない。
2016年 司法試験 第4問 肢ウ
成年後見人は,やむを得ない事由があるときでなければ,復代理人を選任することができない。
2012年 予備試験 第1問 肢オ
代理人が本人の指名に従って復代理人を選任した場合は,その選任及び監督について本人に対して責任を負わないが,その復代理人が不誠実であることを知りながら,その旨を本人に通知し又は復代理人を解任することを怠ったときは,本人に対して責任を負う。
2012年 司法試験 第4問 肢オ
代理人が本人の指名に従って復代理人を選任した場合は,その選任及び監督について本人に対して責任を負わないが,その復代理人が不誠実であることを知りながら,その旨を本人に通知し又は復代理人を解任することを怠ったときは,本人に対して責任を負う。
第106条復代理人の権限等過去問 9

1復代理人は、その権限内の行為について、本人を代表する。

2復代理人は、本人及び第三者に対して、その権限の範囲内において、代理人と同一の権利を有し、義務を負う。

この条文の過去問 9問
2021年 予備試験 第19問 肢エ
判例の趣旨によれば,各共有者の持分の価格に従い,その過半数を有する株式の共有者は,権利行使者の指定及び通知がされなければ,その株式会社の同意があっても,取締役選任決議の議決権を行使することはできない。
2017年 予備試験 第15問 肢ウ
委任による代理人が適法に復代理人を選任した場合において,その復代理人が委任事務を処理するに当たり金銭その他の物を受領したときは,復代理人は,本人に対して受領物を引き渡す義務を負う。
2017年 司法試験 第37問 肢ウ
委任による代理人が適法に復代理人を選任した場合において,その復代理人が委任事務を処理するに当たり金銭その他の物を受領したときは,復代理人は,本人に対して受領物を引き渡す義務を負う。
2016年 予備試験 第2問 肢エ
委任による代理人がやむを得ない事由があるため復代理人を選任した場合,復代理人は,復代理の委任事務を処理するのに必要と認められる費用を支出したときであっても,本人に対し,その費用の償還を直接請求することはできない。
2016年 司法試験 第4問 肢エ
委任による代理人がやむを得ない事由があるため復代理人を選任した場合,復代理人は,復代理の委任事務を処理するのに必要と認められる費用を支出したときであっても,本人に対し,その費用の償還を直接請求することはできない。
2015年 予備試験 第2問 肢イ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aの許諾を得て復代理人Cを選任し,CがDとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,CがDに対しAのために売買契約を締結することを示しただけで,自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは,AD間に売買契約の効力は生じない。
2015年 司法試験 第3問 肢イ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Aの許諾を得て復代理人Cを選任し,CがDとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,CがDに対しAのために売買契約を締結することを示しただけで,自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは,AD間に売買契約の効力は生じない。
2015年 予備試験 第18問 肢エ
判例によれば,その株式に係る権利を行使する者の指定及び会社に対する通知を欠く場合には,共有者全員が議決権を共同して行使するときでも,会社から議決権の行使を認めることは許されない。
2011年 司法試験 第4問 肢ウ
委任による代理人が,やむを得ない事由があるため復代理人を選任した場合には,復代理人はあくまで代理人との法律関係しか有しないので,復代理人の行為が本人のための代理行為となることはない。
第107条代理権の濫用過去問 10

代理人が自己又は第三者の利益を図る目的で代理権の範囲内の行為をした場合において、相手方がその目的を知り、又は知ることができたときは、その行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。

この条文の過去問 10問
2024年 司法試験 第4問 肢オ
代理人が第三者の利益を図る目的で代理権の範囲内の行為をした場合において、相手方がその目的を知ることができたときは、その行為は、代理権を有しない者がした行為とみなされる。
2023年 司法試験 第36問 肢ア
代理人が自己の利益を図る目的で代理権の範囲内の行為をした場合には、相手方がその目的を知り、又は重大な過失によって知らなかったときに限り、その行為は、代理権を有しない者がした行為とみなされる。
2017年 司法試験 第5問 肢ア
代理人が自己又は第三者の利益を図るために契約をした場合において,それが代理人の権限内の行為であるときは,本人は,代理人の意図を知らなかったことについて相手方に過失があったとしても,その行為について責任を免れることができない。
2015年 予備試験 第1問 肢3
Aの代理人であるBは,その代理権の範囲内でAを代理してCから1000万円を借り入れる旨の契約を締結したが,その契約締結の当時,Bは,Cから借り入れた金銭を着服する意図を有しており,実際に1000万円を着服した。この場合において,Cが,その契約締結の当時,Bの意図を知ることができたときは,Aは,Cに対し,その契約の効力が自己に及ばないことを主張することができる。
2015年 司法試験 第2問 肢3
Aの代理人であるBは,その代理権の範囲内でAを代理してCから1000万円を借り入れる旨の契約を締結したが,その契約締結の当時,Bは,Cから借り入れた金銭を着服する意図を有しており,実際に1000万円を着服した。この場合において,Cが,その契約締結の当時,Bの意図を知ることができたときは,Aは,Cに対し,その契約の効力が自己に及ばないことを主張することができる。
2013年 予備試験 第2問 肢イ
原材料甲を仕入れる代理権を本人から付与された者が,その代理権を利用して利益を図ろうと考え,本人を代理して第三者から甲を買い受け,これを他に転売しその利益を着服した場合,権限外の行為についての表見代理に関する規定が類推され,第三者は,本人に対し,甲の代金の支払を求めることができる。
2013年 司法試験 第4問 肢イ
原材料甲を仕入れる代理権を本人から付与された者が,その代理権を利用して利益を図ろうと考え,本人を代理して第三者から甲を買い受け,これを他に転売しその利益を着服した場合,権限外の行為についての表見代理に関する規定が類推され,第三者は,本人に対し,甲の代金の支払を求めることができる。
2013年 司法試験 第44問 肢オ
代表取締役Iが,自己の個人的利益を図る目的で,会社を代表してJから金銭を借り入れた場合において,JがIの真意を知り得べきであったときは,その借入れの効力は,会社には及ばない。
2011年 予備試験 第16問 肢エ
支配人が自己の利益を図る意図で会社の事業に関する行為をした場合でも,相手方がその意図を知っているときは,その会社は,その行為について責任を負わない。
2011年 司法試験 第37問 肢エ
支配人が自己の利益を図る意図で会社の事業に関する行為をした場合でも,相手方がその意図を知っているときは,その会社は,その行為について責任を負わない。
第108条自己契約及び双方代理等過去問 10

1同一の法律行為について、相手方の代理人として、又は当事者双方の代理人としてした行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

2前項本文に規定するもののほか、代理人と本人との利益が相反する行為については、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

この条文の過去問 10問
2023年 司法試験 第4問 肢エ
Aが、Bの代理人として、AB間の契約に基づくBのAに対する債務の履行をしたときは、その履行は、代理権を有しない者がした行為とみなされる。
2023年 予備試験 第35問 肢ア
書類の受領について相当のわきまえのある同居者が受送達者宛ての訴訟関係書類の交付を受けた場合には、当該同居者と受送達者との間にその訴訟に関して事実上の利害関係の対立があるときであっても、受送達者に対する送達の効力が生ずる。
2020年 予備試験 第36問 肢オ
書類の受領について相当のわきまえのある同居者が受送達者宛ての訴訟関係書類の交付を受けた場合において,当該同居者と受送達者との間に,その訴訟に関して事実上の利害関係の対立があるときは,受送達者に対する送達の効力が生じない。
2019年 司法試験 第3問 肢イ
Aは,B及びCからあらかじめ許諾を得た場合,B及びCの双方を代理してBC間の契約を締結することができる。
2017年 予備試験 第14問 肢ア
普通地方公共団体の長が当該普通地方公共団体を代表して行う契約の締結行為であっても,私人間における双方代理と同様の利害状況となることがあり得るから,双方代理を禁じた民法第108条の規定が類推適用されるが,その代表権は執行機関に専属する権限であるから,双方代理行為がされた後に議会の追認の議決があっても,民法第116条の規定を類推適用して本人による追認の効果が生ずるものではない。
2015年 予備試験 第2問 肢エ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Cから甲土地を売却する権限を与えられてCの代理人にもなり,A及びCを代理してAC間の甲土地の売買契約を締結した場合,Bが双方代理であることをA及びCの双方にあらかじめ通知したときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 司法試験 第3問 肢エ
Aの代理人として土地を購入する権限を与えられたBが,Cから甲土地を売却する権限を与えられてCの代理人にもなり,A及びCを代理してAC間の甲土地の売買契約を締結した場合,Bが双方代理であることをA及びCの双方にあらかじめ通知したときは,AC間に売買契約の効力が生ずる。
2015年 予備試験 第31問 肢3
被告のクレジットカードを無断で使用した被告の同居の妻が,当該使用に係る立替金請求訴訟の訴状等が被告の住所において送達された際,被告不在のため,被告に代わってこれを受領した後に隠匿したことにより,被告が訴え提起の事実を知らないまま被告敗訴の第一審判決が下され,これが確定したときは,当該判決に対して再審の訴えを提起することができる。
2013年 司法試験 第21問 肢ア
市長Aが,B市を代表するとともに相手方Cを代理して契約を締結した事例において,最高裁判所の判例によれば,当該契約の締結には双方代理に関する民法第108条が類推適用されるが,B市の議会が双方代理の事情を認識した上でAによる双方代理行為について追認した場合には,議会の意思に沿ってB市にその法律効果は帰属する。
2013年 司法試験 第61問 肢3
判例の趣旨によれば,妻が夫に無断で夫を連帯保証人として銀行から借入れをし,銀行が夫に対し保証債務履行請求訴訟を提起した場合において,訴状を夫の住所地で送達するときは,同居中の妻がこれを受領しても,補充送達として有効である。
第109条代理権授与の表示による表見代理等過去問 4

1第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負う。ただし、第三者が、その他人が代理権を与えられていないことを知り、又は過失によって知らなかったときは、この限りでない。

2第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間で行為をしたとすれば前項の規定によりその責任を負うべき場合において、その他人が第三者との間でその代理権の範囲外の行為をしたときは、第三者がその行為についてその他人の代理権があると信ずべき正当な理由があるときに限り、その行為についての責任を負う。

この条文の過去問 4問
2024年 司法試験 第4問 肢ア
AがBに対しCに代理権を与えた旨を表示した場合に、代理権授与の表示による表見代理が成立するためには、Cに代理権が与えられていると信じ、かつ、そのように信じたことについて過失がないことをBが主張立証しなければならない。
2017年 司法試験 第5問 肢イ
第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は,その他人に代理権が与えられていないことをその第三者が知り,又は過失によって知らなかったことを主張立証すれば,その表示された代理権の範囲内においてされた行為について責任を免れる。
2015年 司法試験 第4問 肢1
AがBに対しA所有の甲土地を売却する代理権を与えていないのに,その代理権を与えた旨をCに表示し,BがAの代理人としてCとの間で甲土地の売買契約を締結した場合,Aは,CがBに代理権がないと知っていたこと,又は過失により知らなかったことを立証しなければ,甲土地の引渡債務を免れることができない。
2012年 司法試験 第5問 肢1
Aは,見知らぬ他人であるB宅に侵入し,Bの印章と登記関係の書類を盗み出し,それを用いて,BがAにB所有の甲不動産を売却する代理権を与えた旨の委任状を偽造し,Bの代理人として,Cに対して甲不動産を売却する契約を締結した。この場合において,CがAに代理権がないことについて善意無過失であっても,表見代理は成立しない。
第110条権限外の行為の表見代理過去問 18

前条第一項本文の規定は、代理人がその権限外の行為をした場合において、第三者が代理人の権限があると信ずべき正当な理由があるときについて準用する。

この条文の過去問 18問
2024年 予備試験 第3問 肢イ
A所有の甲土地について、Bが、Aに無断で、Bを所有権の登記名義人とする登記を備えた。Bと善意無過失のCとの間で甲土地の売買がされ、BからCへの所有権移転登記がされたときは、Cは、甲土地の所有権を取得する。
2024年 司法試験 第4問 肢イ
AがA所有の土地をBに売却し、その所有権移転登記手続をCに委任し、その代理権を与えた場合において、CがDとの間で権限外の行為をした。Cに当該行為についての権限があるとDが信ずべき正当な理由があるときは、Aは、Dに対して当該行為についての責任を負う。
2024年 司法試験 第4問 肢ウ
AからA所有の甲土地に抵当権を設定する代理権を与えられていたBが、Aに無断で、Aの代理人としてCに甲土地を売却し、Cは、甲土地を更にDに売却した。Bに甲土地の売却についての権限があったとDが信ずべき正当な理由があるときは、CがBにその権限がないことを知っていたときであっても、Aは、Dに対して当該行為についての責任を負う。
2024年 司法試験 第7問 肢イ
A所有の甲土地について、Bが、Aに無断で、Bを所有権の登記名義人とする登記を備えた。Bと善意無過失のCとの間で甲土地の売買がされ、BからCへの所有権移転登記がされたときは、Cは、甲土地の所有権を取得する。
2017年 司法試験 第5問 肢ウ
権限外の行為の表見代理は,代理人として行為をした者が当該行為をするための権限を有すると相手方が信じたことにつき本人に過失がなかったときは成立しない。
2015年 司法試験 第4問 肢2
AがBと通謀してA所有の甲土地につきAB間で売買予約がされた旨仮装し,Bへの所有権移転登記請求権保全の仮登記をした後,Bが偽造書類を用いて仮登記を本登記にした上で,善意無過失のCに甲土地を売却し,Cへの所有権移転登記をした場合,Cは,Aに対し,甲土地の所有権をCが有することを主張することができる。
2015年 司法試験 第4問 肢4
AがBに対しA所有の甲土地を売却する代理権を与えていないのに,Bが甲土地につきAからBへの所有権移転登記をした上で,その事情について善意無過失のCに甲土地を売却した場合,Aが甲土地の登記済証及びAの印鑑登録証明書をBに預けたままにし,Aの面前でBがAの実印を登記申請書に押捺するのを漫然と見ていたなど,Aの帰責性の程度が自ら外観の作出に積極的に関与した場合やこれを知りながらあえて放置した場合と同視し得るほど重いときは,Cは,Aに対し,甲土地の所有権をCが有することを主張することができる。
2013年 予備試験 第2問 肢ア
本人から登記申請を委任された者が,その権限を越えて,本人を代理して第三者と取引行為をした場合において,その登記申請の権限が本人の私法上の契約による義務を履行するために付与されたものであり,第三者が代理人に権限があると信ずべき正当な理由があるときは,委任された登記申請の権限を基本代理権とする表見代理が成立する。
2013年 予備試験 第2問 肢イ
原材料甲を仕入れる代理権を本人から付与された者が,その代理権を利用して利益を図ろうと考え,本人を代理して第三者から甲を買い受け,これを他に転売しその利益を着服した場合,権限外の行為についての表見代理に関する規定が類推され,第三者は,本人に対し,甲の代金の支払を求めることができる。
2013年 予備試験 第2問 肢エ
本人からその所有する不動産に抵当権を設定する代理権を与えられた者が,本人を代理して当該不動産を売却した場合,売買契約の相手方がその権限の逸脱の事実を知り,又はそれを知らないことについて過失があったときでも,転得者が善意無過失であるときは,表見代理が成立する。
2013年 予備試験 第2問 肢オ
夫が,日常の家事の範囲を越えて,妻を代理して法律行為をした場合,相手方において,その行為がその夫婦の日常の家事に関する法律行為に属すると信ずるにつき正当の理由があるときは,権限外の行為についての表見代理に関する規定の趣旨が類推され,妻は夫がした法律行為によって生じた債務について,連帯してその責任を負う。
2013年 司法試験 第4問 肢ア
本人から登記申請を委任された者が,その権限を越えて,本人を代理して第三者と取引行為をした場合において,その登記申請の権限が本人の私法上の契約による義務を履行するために付与されたものであり,第三者が代理人に権限があると信ずべき正当な理由があるときは,委任された登記申請の権限を基本代理権とする表見代理が成立する。
2013年 司法試験 第4問 肢イ
原材料甲を仕入れる代理権を本人から付与された者が,その代理権を利用して利益を図ろうと考え,本人を代理して第三者から甲を買い受け,これを他に転売しその利益を着服した場合,権限外の行為についての表見代理に関する規定が類推され,第三者は,本人に対し,甲の代金の支払を求めることができる。
2013年 司法試験 第4問 肢ウ
子が父から何らの代理権も与えられていないのに,父の代理人として相手方に対し父所有の不動産を売却した場合,相手方において,子に売買契約を締結する代理権があると信じ,そのように信じたことに正当な理由があるときは,表見代理が成立する。
2013年 司法試験 第4問 肢エ
本人からその所有する不動産に抵当権を設定する代理権を与えられた者が,本人を代理して当該不動産を売却した場合,売買契約の相手方がその権限の逸脱の事実を知り,又はそれを知らないことについて過失があったときでも,転得者が善意無過失であるときは,表見代理が成立する。
2013年 司法試験 第4問 肢オ
夫が,日常の家事の範囲を越えて,妻を代理して法律行為をした場合,相手方において,その行為がその夫婦の日常の家事に関する法律行為に属すると信ずるにつき正当の理由があるときは,権限外の行為についての表見代理に関する規定の趣旨が類推され,妻は夫がした法律行為によって生じた債務について,連帯してその責任を負う。
2012年 司法試験 第5問 肢1
Aは,見知らぬ他人であるB宅に侵入し,Bの印章と登記関係の書類を盗み出し,それを用いて,BがAにB所有の甲不動産を売却する代理権を与えた旨の委任状を偽造し,Bの代理人として,Cに対して甲不動産を売却する契約を締結した。この場合において,CがAに代理権がないことについて善意無過失であっても,表見代理は成立しない。
2011年 司法試験 第28問 肢4
代理人が本人を売主として権限外の売買契約を締結した場合において,その相手方について権限外の行為の表見代理の要件が充足されているときは,本人は,その相手方からの転得者に対して,当該行為の効果が本人に帰属しないことを主張することができない。
第111条代理権の消滅事由過去問 13

1代理権は、次に掲げる事由によって消滅する。本人の死亡代理人の死亡又は代理人が破産手続開始の決定若しくは後見開始の審判を受けたこと。

1 本人の死亡

2 代理人の死亡又は代理人が破産手続開始の決定若しくは後見開始の審判を受けたこと。

2委任による代理権は、前項各号に掲げる事由のほか、委任の終了によって消滅する。

この条文の過去問 13問
2024年 司法試験 第3問 肢エ
代理権は、代理人が後見開始の審判を受けたときは、消滅する。
2024年 予備試験 第31問 肢イ
訴訟係属後に当事者である法人が合併により消滅したときは、その当事者から委任を受けた訴訟代理人の訴訟代理権は消滅する。
2019年 司法試験 第36問 肢ア
代理権を授与した本人が死亡しても,代理権は消滅しない。
2018年 予備試験 第2問 肢エ
代理人が保佐開始の審判を受けたときは,代理権は消滅する。
2018年 司法試験 第4問 肢エ
代理人が保佐開始の審判を受けたときは,代理権は消滅する。
2016年 予備試験 第2問 肢イ
代理権は,代理人が後見開始の審判を受けたときは消滅する。
2016年 司法試験 第4問 肢イ
代理権は,代理人が後見開始の審判を受けたときは消滅する。
2013年 予備試験 第35問 肢3
当事者が死亡しても,訴訟代理人の訴訟代理権は消滅しない。
2013年 司法試験 第60問 肢3
当事者が死亡しても,訴訟代理人の訴訟代理権は消滅しない。
2012年 予備試験 第1問 肢イ
代理権は,代理人が後見開始の審判を受けたときは消滅する。
2012年 司法試験 第4問 肢ア
代理人に対して意思表示をした者が,本人に対する意思表示であることを示したときは,代理人において本人のために受領することを示さなくても,その意思表示は本人に対して効力を生ずる。
2012年 司法試験 第4問 肢イ
代理権は,代理人が後見開始の審判を受けたときは消滅する。
2011年 予備試験 第1問 肢ウ
代理人が保佐開始の審判を受けたときは,代理権は消滅する。
第112条代理権消滅後の表見代理等過去問 5

1他人に代理権を与えた者は、代理権の消滅後にその代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、代理権の消滅の事実を知らなかった第三者に対してその責任を負う。ただし、第三者が過失によってその事実を知らなかったときは、この限りでない。

2他人に代理権を与えた者は、代理権の消滅後に、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間で行為をしたとすれば前項の規定によりその責任を負うべき場合において、その他人が第三者との間でその代理権の範囲外の行為をしたときは、第三者がその行為についてその他人の代理権があると信ずべき正当な理由があるときに限り、その行為についての責任を負う。

この条文の過去問 5問
2021年 予備試験 第27問 肢オ
判例の趣旨によれば,代表取締役の退任について株式会社が登記したときは,その後にその者が当該株式会社の代表者として第三者とした取引については,民法の代理権消滅後の表見代理に関する規定が適用又は類推適用される。
2017年 司法試験 第5問 肢エ
代理権消滅後の表見代理は,相手方が代理人として行為をした者との間でその代理権の消滅前に取引をしたことがなかったときは成立しない。
2012年 司法試験 第5問 肢1
Aは,見知らぬ他人であるB宅に侵入し,Bの印章と登記関係の書類を盗み出し,それを用いて,BがAにB所有の甲不動産を売却する代理権を与えた旨の委任状を偽造し,Bの代理人として,Cに対して甲不動産を売却する契約を締結した。この場合において,CがAに代理権がないことについて善意無過失であっても,表見代理は成立しない。
2012年 司法試験 第44問 肢ア
代表取締役が退任してその代表権を喪失し,退任の登記がされたときは,その後その者が会社の代表者として第三者とした取引については,民法第112条の規定は,適用されない。
2011年 司法試験 第28問 肢4
代理人が本人を売主として権限外の売買契約を締結した場合において,その相手方について権限外の行為の表見代理の要件が充足されているときは,本人は,その相手方からの転得者に対して,当該行為の効果が本人に帰属しないことを主張することができない。
第113条無権代理過去問 12

1代理権を有しない者が他人の代理人としてした契約は、本人がその追認をしなければ、本人に対してその効力を生じない。

2追認又はその拒絶は、相手方に対してしなければ、その相手方に対抗することができない。ただし、相手方がその事実を知ったときは、この限りでない。

この条文の過去問 12問
2024年 司法試験 第3問 肢オ
代理権を有しない者がした契約について本人が追認したときは、その効力は、別段の意思表示がない限り、将来に向かってのみ生ずる。
2020年 司法試験 第31問 肢ア
親権者が利益相反行為をした場合には,その行為は無権代理行為となる。
2015年 予備試験 第1問 肢3
Aの代理人であるBは,その代理権の範囲内でAを代理してCから1000万円を借り入れる旨の契約を締結したが,その契約締結の当時,Bは,Cから借り入れた金銭を着服する意図を有しており,実際に1000万円を着服した。この場合において,Cが,その契約締結の当時,Bの意図を知ることができたときは,Aは,Cに対し,その契約の効力が自己に及ばないことを主張することができる。
2015年 司法試験 第1問 肢ア
代理権を有しない者が本人のためにすることを示して契約を締結した場合,本人がその契約の相手方に対して追認を拒絶する旨を表示することは,法律行為に当たる。
2015年 司法試験 第2問 肢3
Aの代理人であるBは,その代理権の範囲内でAを代理してCから1000万円を借り入れる旨の契約を締結したが,その契約締結の当時,Bは,Cから借り入れた金銭を着服する意図を有しており,実際に1000万円を着服した。この場合において,Cが,その契約締結の当時,Bの意図を知ることができたときは,Aは,Cに対し,その契約の効力が自己に及ばないことを主張することができる。
2014年 予備試験 第2問 肢エ
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認したとしても,相手方がこれを知るまでの間は,本人は,無権代理人に対しても追認の効果を主張することができない。
2014年 司法試験 第4問 肢エ
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認したとしても,相手方がこれを知るまでの間は,本人は,無権代理人に対しても追認の効果を主張することができない。
2013年 司法試験 第4問 肢イ
原材料甲を仕入れる代理権を本人から付与された者が,その代理権を利用して利益を図ろうと考え,本人を代理して第三者から甲を買い受け,これを他に転売しその利益を着服した場合,権限外の行為についての表見代理に関する規定が類推され,第三者は,本人に対し,甲の代金の支払を求めることができる。
2013年 司法試験 第5問 肢ウ
Aの所有する土地をBが錯誤により購入し,Bが当該土地を占有するCに対して所有権に基づき明渡しを求めた場合,Bにおいて錯誤による意思表示の無効を主張する意思がないときは,Cは,当該土地の売買契約が無効であることを主張して,その明渡しを拒むことはできない。
2012年 司法試験 第5問 肢2
判例によれば,Aの親権者Bは,Cから金銭を借り入れるに当たり,Aを代理してA所有の不動産にCのBに対する債権を担保するために抵当権を設定することはできないし,その設定行為を追認することもできない。
2011年 予備試験 第2問 肢ア
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認した場合でも,相手方は,その事実を知らなければ取消権を行使することができる。
2011年 司法試験 第3問 肢ア
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認した場合でも,相手方は,その事実を知らなければ取消権を行使することができる。
第114条無権代理の相手方の催告権過去問 6

前条の場合において、相手方は、本人に対し、相当の期間を定めて、その期間内に追認をするかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、本人がその期間内に確答をしないときは、追認を拒絶したものとみなす。

この条文の過去問 6問
2025年 予備試験 第2問 肢イ
CがBに対し、相当の期間を定めて、その期間内にAがした契約を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をした場合において、Bがその期間内に確答をしないときは、その契約を追認したものとみなされる。
2025年 司法試験 第4問 肢イ
CがBに対し、相当の期間を定めて、その期間内にAがした契約を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をした場合において、Bがその期間内に確答をしないときは、その契約を追認したものとみなされる。
2023年 司法試験 第5問 肢イ
AがBを欺罔して、B所有の甲土地をAに贈与する旨の意思表示をBにさせた場合、Aは、Bに対し、相当の期間を定めて、その期間内に当該意思表示を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。
2015年 司法試験 第35問 肢イ
無権代理人がした売買契約について,その売買契約の相手方が,本人に対し,相当の期間を定めて,その期間内にその売買契約を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をし,本人がその期間内に確答をしなかった場合には,その売買契約を追認したものとみなされる。
2011年 予備試験 第2問 肢イ
無権代理行為の相手方は,本人に対して相当の期間を定めて,その期間内に追認するか否かを催告することができ,本人がその期間内に確答をしないときは,追認したものとみなされる。
2011年 司法試験 第3問 肢イ
無権代理行為の相手方は,本人に対して相当の期間を定めて,その期間内に追認するか否かを催告することができ,本人がその期間内に確答をしないときは,追認したものとみなされる。
第115条無権代理の相手方の取消権過去問 7

代理権を有しない者がした契約は、本人が追認をしない間は、相手方が取り消すことができる。ただし、契約の時において代理権を有しないことを相手方が知っていたときは、この限りでない。

この条文の過去問 7問
2025年 予備試験 第2問 肢ア
Aがした契約をBが追認しない間は、Cは、その契約を取り消すことができる。
2025年 司法試験 第4問 肢ア
Aがした契約をBが追認しない間は、Cは、その契約を取り消すことができる。
2018年 司法試験 第5問 肢ウ
代理権を有しない者がした契約を本人が相手方に対して追認した場合であっても,契約の時においてその者が代理権を有しないことを相手方が知らなかったときは,相手方は契約を取り消すことができる。
2013年 司法試験 第3問 肢5
代理権を有しない者がした契約の本人による追認は,その契約を相手方が取り消した後は,することができない。
2012年 司法試験 第5問 肢3
代理権を有しない者が代理行為として契約をした場合,その契約の時に代理権のないことを知っていた相手方は,本人が追認をする以前でもこれを取り消すことができない。
2011年 予備試験 第2問 肢ア
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認した場合でも,相手方は,その事実を知らなければ取消権を行使することができる。
2011年 司法試験 第3問 肢ア
本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認した場合でも,相手方は,その事実を知らなければ取消権を行使することができる。
第116条無権代理行為の追認過去問 10

追認は、別段の意思表示がないときは、契約の時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、第三者の権利を害することはできない。

この条文の過去問 10問
2024年 司法試験 第3問 肢オ
代理権を有しない者がした契約について本人が追認したときは、その効力は、別段の意思表示がない限り、将来に向かってのみ生ずる。
2017年 予備試験 第14問 肢ア
普通地方公共団体の長が当該普通地方公共団体を代表して行う契約の締結行為であっても,私人間における双方代理と同様の利害状況となることがあり得るから,双方代理を禁じた民法第108条の規定が類推適用されるが,その代表権は執行機関に専属する権限であるから,双方代理行為がされた後に議会の追認の議決があっても,民法第116条の規定を類推適用して本人による追認の効果が生ずるものではない。
2015年 司法試験 第1問 肢ア
代理権を有しない者が本人のためにすることを示して契約を締結した場合,本人がその契約の相手方に対して追認を拒絶する旨を表示することは,法律行為に当たる。
2014年 予備試験 第2問 肢ア
本人に代わって弁済を受領する権限がない者が本人の有する債権について本人に代わって弁済を受領した後に,第三者が当該債権を差し押さえて転付命令を得た場合において,その後に本人がその弁済受領行為を追認したときは,当該第三者は,転付命令により当該債権を取得することはできない。
2014年 司法試験 第4問 肢ア
本人に代わって弁済を受領する権限がない者が本人の有する債権について本人に代わって弁済を受領した後に,第三者が当該債権を差し押さえて転付命令を得た場合において,その後に本人がその弁済受領行為を追認したときは,当該第三者は,転付命令により当該債権を取得することはできない。
2013年 司法試験 第5問 肢ウ
Aの所有する土地をBが錯誤により購入し,Bが当該土地を占有するCに対して所有権に基づき明渡しを求めた場合,Bにおいて錯誤による意思表示の無効を主張する意思がないときは,Cは,当該土地の売買契約が無効であることを主張して,その明渡しを拒むことはできない。
2013年 司法試験 第5問 肢エ
AがB所有の動産をBから何らの代理権も与えられていないのにその代理人としてCに売却した場合には,Bがこれを追認すれば,BC間の売買契約は契約時にさかのぼって有効となるが,AがB所有の動産をBに断りなく自分の物としてCに売却した場合には,Bがこれを追認すると,その追認の時に新たにAC間の売買契約が締結されたものとみなされる。
2013年 司法試験 第21問 肢ア
市長Aが,B市を代表するとともに相手方Cを代理して契約を締結した事例において,最高裁判所の判例によれば,当該契約の締結には双方代理に関する民法第108条が類推適用されるが,B市の議会が双方代理の事情を認識した上でAによる双方代理行為について追認した場合には,議会の意思に沿ってB市にその法律効果は帰属する。
2012年 予備試験 第1問 肢エ
代理権を有しない者がした契約を本人が追認する場合,その契約の効力は,別段の意思表示がない限り,追認をした時から将来に向かって生ずる。
2012年 司法試験 第4問 肢エ
代理権を有しない者がした契約を本人が追認する場合,その契約の効力は,別段の意思表示がない限り,追認をした時から将来に向かって生ずる。
第117条無権代理人の責任過去問 15

1他人の代理人として契約をした者は、自己の代理権を証明したとき、又は本人の追認を得たときを除き、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う。

2前項の規定は、次に掲げる場合には、適用しない。他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が知っていたとき。他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が過失によって知らなかったとき。ただし、他人の代理人として契約をした者が自己に代理権がないことを知っていたときは、この限りでない。他人の代理人として契約をした者が行為能力の制限を受けていたとき。

1 他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が知っていたとき。

2 他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が過失によって知らなかったとき。ただし、他人の代理人として契約をした者が自己に代理権がないことを知っていたときは、この限りでない。

3 他人の代理人として契約をした者が行為能力の制限を受けていたとき。

この条文の過去問 15問
2025年 予備試験 第2問 肢ウ
CがAに代理権がなかったことを過失によって知らなかったときは、Aは、Cに対して無権代理人の責任を負わない。
2025年 予備試験 第2問 肢オ
Cから無権代理人の責任として契約の履行を求められたAは、その履行に代えて、損害の賠償をすることができる。
2025年 司法試験 第4問 肢ウ
CがAに代理権がなかったことを過失によって知らなかったときは、Aは、Cに対して無権代理人の責任を負わない。
2025年 司法試験 第4問 肢オ
Cから無権代理人の責任として契約の履行を求められたAは、その履行に代えて、損害の賠償をすることができる。
2020年 司法試験 第4問 肢ア
AがCに対する無権代理人の責任を負う場合,Aは売買契約の履行をするか,又は損害賠償責任を負うかを自ら選択することができる。
2020年 司法試験 第4問 肢イ
Bが売買契約を追認した場合,AはCに対する無権代理人の責任を負わない。
2020年 司法試験 第4問 肢ウ
代理権を有しないことを知らないことにつきCに過失がある場合,Aは,自己に代理権がないことを知っていたときであっても,Cに対する無権代理人の責任を負わない。
2019年 司法試験 第3問 肢オ
無権代理人は,本人の追認を得られなかったとしても,自己に代理権があると過失なく信じて行為をしたときは,相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負わない。
2017年 司法試験 第5問 肢オ
相手方から履行の請求を受けた無権代理人は,表見代理が成立することを理由として無権代理人の責任を免れることはできない。
2016年 予備試験 第2問 肢ア
無権代理行為の相手方は,代理人が代理権を有しないことを過失によって知らなかったときは,民法上の無権代理人の責任を追及することができない。
2016年 司法試験 第4問 肢ア
無権代理行為の相手方は,代理人が代理権を有しないことを過失によって知らなかったときは,民法上の無権代理人の責任を追及することができない。
2014年 予備試験 第2問 肢ウ
無権代理人を相続した本人は,無権代理行為について追認を拒絶することができる地位にあったことを理由として,無権代理人の責任を免れることができない。
2014年 司法試験 第4問 肢ウ
無権代理人を相続した本人は,無権代理行為について追認を拒絶することができる地位にあったことを理由として,無権代理人の責任を免れることができない。
2013年 司法試験 第6問 肢ア
他人の代理人として契約をした者が無権代理人であり,かつ,本人の追認を得ることができなかった場合において,相手方の選択により無権代理人として履行に代わる損害賠償義務を負うときは,当該損害賠償義務は不法行為による損害賠償責任であるから,無権代理行為の時から3年の時効消滅にかかる。
2012年 司法試験 第5問 肢4
無権代理人が本人の追認を得ることができなかったときは,代理権の不存在につき善意無過失の相手方は,無権代理人に損害賠償を請求することができる。
第118条単独行為の無権代理

単独行為については、その行為の時において、相手方が、代理人と称する者が代理権を有しないで行為をすることに同意し、又はその代理権を争わなかったときに限り、第百十三条から前条までの規定を準用する。代理権を有しない者に対しその同意を得て単独行為をしたときも、同様とする。