債務者が債権者に対して債務の弁済をしたときは、その債権は、消滅する。
この条文の過去問 1問
誤り。違うのは「Cは、弁済による債権の消滅をAに対抗することができない」の部分である。相手方は債務者に対して主張できる抗弁を代位債権者にも対抗でき、弁済期前の弁済も有効なので、Cは債権の消滅をAに対抗できる(423条の4)。
423条の4は、債権者が被代位権利を行使したときは、相手方は債務者に対して主張することができる抗弁をもって債権者に対抗することができると定める。債権者代位権は債務者の権利を債権者が代わりに行使する制度にすぎず、代位されたからといって被代位権利の内容が強くなるわけではないからである。本肢では、CはBに対し、弁済期前に金銭債務を弁済している。期限は債務者の利益のために定めたものと推定され(136条1項)、債務者は期限の利益を放棄できるので、弁済期前の弁済も有効であり、BのCに対する債権は消滅している(473条)。しかもこの弁済はAの代位行使より前のことである。したがって、Cは弁済による債権の消滅をAに対抗できる。肢は誤っている。

債権者が被代位権利を行使したときは、相手方は、債務者に対して主張することができる抗弁をもって、債権者に対抗することができる。
- 範囲(423条の2):被代位権利の目的が可分なら自己の債権の額の限度
- 直接の引渡し(423条の3):金銭・動産は自己に直接支払・引渡しを求められる
- 相手方の抗弁(423条の4):債務者に対して主張できる抗弁を債権者にも対抗できる
- 債務者の処分(423条の5):代位行使後も債務者は自ら取立てができる
- 債務者が既に権利を行使している:代位できない(最判昭28.12.14)
- 登記請求権の代位(423条の7):423条の3は準用されず、登記は譲渡人名義にする



















































































