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条文 民法 第2編第2章

第1節

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第180条占有権の取得過去問 7

占有権は、自己のためにする意思をもって物を所持することによって取得する。

この条文の過去問 7問
2020年 司法試験 第9問 肢ウ
Aは自己の所有する工作機械をBに賃貸していたが,Bは,工作機械の賃貸借契約継続中に工作機械をCに窃取された。この場合,Bは,Aから独立して,Cに対して占有回収の訴えを提起することができる。
2018年 予備試験 第3問 肢イ
Aが所有する甲建物にAと同居しているAの未成年の子Bは,甲建物の占有権を有しない。
2018年 司法試験 第8問 肢イ
Aが所有する甲建物にAと同居しているAの未成年の子Bは,甲建物の占有権を有しない。
2016年 予備試験 第6問 肢4
留置権者及び抵当権者は,いずれも目的物の競売を申し立てることができる。
2016年 司法試験 第11問 肢4
留置権者及び抵当権者は,いずれも目的物の競売を申し立てることができる。
2012年 予備試験 第5問 肢エ
抵当権は,債権の弁済がないときに目的物を換価して優先弁済を受ける権利であるから,抵当権者は,目的物の競売を申し立てることができるが,留置権は,債権の弁済を受けるまで目的物を留置する権利にすぎないから,留置権者は,目的物の競売を申し立てることはできない。
2012年 司法試験 第14問 肢エ
抵当権は,債権の弁済がないときに目的物を換価して優先弁済を受ける権利であるから,抵当権者は,目的物の競売を申し立てることができるが,留置権は,債権の弁済を受けるまで目的物を留置する権利にすぎないから,留置権者は,目的物の競売を申し立てることはできない。
第181条代理占有過去問 2

占有権は、代理人によって取得することができる。

この条文の過去問 2問
2014年 司法試験 第5問 肢ウ
外形的客観的にみて占有者が他人の所有権を排斥して占有する意思を有していなかったと解される事情を証明すれば,所有の意思を否定することができる。
2012年 司法試験 第14問 肢ア
留置権は,他人の物の占有者に認められる権利であるから,留置権者が目的物を第三者に賃貸した場合には,目的物の賃貸について所有者の同意を得ていても,留置権は消滅する。
第182条現実の引渡し及び簡易の引渡し過去問 7

1占有権の譲渡は、占有物の引渡しによってする。

2譲受人又はその代理人が現に占有物を所持する場合には、占有権の譲渡は、当事者の意思表示のみによってすることができる。

この条文の過去問 7問
2022年 予備試験 第3問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 予備試験 第3問 肢オ
Aからその所有する絵画甲を預かり占有していたBが、Aから甲を購入した場合において、占有をBに移転する旨の意思表示がAB間でされたときは、Bは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢オ
Aからその所有する絵画甲を預かり占有していたBが、Aから甲を購入した場合において、占有をBに移転する旨の意思表示がAB間でされたときは、Bは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2021年 司法試験 第8問 肢オ
動産甲をその所有者Aから賃借して占有していたBが,Aとの間で,Aから甲を買い受けてAの占有権を譲り受ける旨の合意をしたときは,Bの占有は,自主占有となる。
2012年 予備試験 第3問 肢3
Aは,Bから借用して占有していた動産甲をBから買い受けた。この場合,Aは,Bに動産甲をいったん返還した上でBから改めて動産甲の現実の引渡しを受けない限り,その所有権の取得を第三者に対抗することはできない。
2012年 司法試験 第10問 肢3
Aは,Bから借用して占有していた動産甲をBから買い受けた。この場合,Aは,Bに動産甲をいったん返還した上でBから改めて動産甲の現実の引渡しを受けない限り,その所有権の取得を第三者に対抗することはできない。
第183条占有改定過去問 11

代理人が自己の占有物を以後本人のために占有する意思を表示したときは、本人は、これによって占有権を取得する。

この条文の過去問 11問
2024年 予備試験 第4問 肢エ
Aは、Bから預かっているB所有のパソコン甲を自らの所有物であると偽ってCに売り、Cとの間で、以後AがCのために甲を占有する旨の合意をした。この合意の時に、Aが甲の所有者であるとCが過失なく信じていたときは、Cは、甲の所有権を即時取得する。
2024年 司法試験 第9問 肢エ
Aは、Bから預かっているB所有のパソコン甲を自らの所有物であると偽ってCに売り、Cとの間で、以後AがCのために甲を占有する旨の合意をした。この合意の時に、Aが甲の所有者であるとCが過失なく信じていたときは、Cは、甲の所有権を即時取得する。
2023年 司法試験 第13問 肢ウ
AがBに対してA所有の動産甲を売却して現実の引渡しをした後、BがCに対して甲を売却し、Bが甲を以後Cのために占有する旨の合意がBC間でされたときは、Aは、甲について、動産売買の先取特権を行使することができない。
2022年 予備試験 第3問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ウ
Aは、その所有する絵画甲をBに売却したが、甲の占有を継続し、以後Bのために占有する意思を表示した。その後、AはBへの売却の事実を知っているCに甲を売却し、現実に引き渡した。この場合、Cは、甲の所有権の取得をBに対抗することができる。
2021年 司法試験 第8問 肢エ
Aが,自己が占有する動産甲をBに売却し,甲を以後Bのために占有する旨の意思を表示したときは,Bは,甲の占有権を取得する。
2017年 司法試験 第14問 肢イ
動産を目的とする質権は占有改定の方法によるその動産の引渡しによっては効力を生じないが,動産を目的とする譲渡担保権はその設定契約によって設定され,占有改定の方法によるその動産の引渡しがあれば,譲渡担保権者は第三者に譲渡担保権を対抗することができる。
2017年 司法試験 第25問 肢ア
書面によらないで動産の贈与がされ,その引渡しがされた場合において,その引渡しが占有改定により行われたときは,贈与者は,贈与を撤回することができる。
2016年 司法試験 第9問 肢ウ
Aがその占有する時計をBに売却した場合において,その売買契約の際に,以後AがBのために占有する意思を表示したが,当該時計の引渡しが現実にされていないときは,Bは即時取得により当該時計の所有権を取得することができない。
2012年 予備試験 第3問 肢1
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCに奪われてしまった。この場合,Aは,所有権に基づいてCに対して動産甲の返還を請求することができるのみでなく,Cに対して占有回収の訴えを起こすことができる。
2012年 司法試験 第10問 肢1
Aは,Bから動産甲を買い受け,占有改定の方法で引渡しを受けたが,その後,Bは,動産甲をCに奪われてしまった。この場合,Aは,所有権に基づいてCに対して動産甲の返還を請求することができるのみでなく,Cに対して占有回収の訴えを起こすことができる。
第184条指図による占有移転過去問 10

代理人によって占有をする場合において、本人がその代理人に対して以後第三者のためにその物を占有することを命じ、その第三者がこれを承諾したときは、その第三者は、占有権を取得する。

この条文の過去問 10問
2022年 予備試験 第3問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2022年 司法試験 第8問 肢ア
Aがその所有する絵画甲をBに預けたままCに売却した場合において、AがBに対して以後Cのために甲を占有すべきことを命じ、Bがこれを承諾したときは、Cは、甲の所有権の取得を第三者に対抗することができる。
2020年 予備試験 第4問 肢ウ
Aは,B所有の宝石をBから賃借して引渡しを受けた上,宝石をCに預けていたが,宝石をDに売却し,Cに対し,宝石を今後Dのために占有するよう命じ,Dがこれを承諾した。この場合,Dは,宝石がA所有であると信じ,かつ,そのことに過失がなかったとしても,即時取得により宝石の所有権を取得することはない。
2020年 司法試験 第8問 肢ウ
Aは,B所有の宝石をBから賃借して引渡しを受けた上,宝石をCに預けていたが,宝石をDに売却し,Cに対し,宝石を今後Dのために占有するよう命じ,Dがこれを承諾した。この場合,Dは,宝石がA所有であると信じ,かつ,そのことに過失がなかったとしても,即時取得により宝石の所有権を取得することはない。
2018年 司法試験 第12問 肢ウ
動産質権の設定は,指図による占有移転をもって目的物を債権者に引き渡すことによっても,その効力を生じる。
2016年 予備試験 第5問 肢オ
Aは,甲をBに賃貸していたところ,Bが甲をCに寄託した。その後,BがAに無断で甲をDに売却するとともに,Cに対し以後Dのために甲を占有するように命じた。Dは,甲がBの所有物であると過失なく信じて,Cによる甲の占有を承諾した。この場合,Aは,Dに対し,甲の返還を求めることができる。
2012年 予備試験 第3問 肢4
Aは,Bに対する債権を担保するため,Bとの間で,B所有の動産甲に質権の設定を受けた。この場合,指図による占有移転により動産甲の引渡しを受けたのみでは,質権の効力は生じない。
2012年 予備試験 第3問 肢5
Aは,Bが第三者に寄託している動産甲をBから買い受け,自ら受寄者に対し,以後Aのために動産甲を占有することを命じ,受寄者がこれを承諾したときは,Aは,動産甲の占有権を取得する。
2012年 司法試験 第10問 肢4
Aは,Bに対する債権を担保するため,Bとの間で,B所有の動産甲に質権の設定を受けた。 この場合,指図による占有移転により動産甲の引渡しを受けたのみでは,質権の効力は生じない。
2012年 司法試験 第10問 肢5
Aは,Bが第三者に寄託している動産甲をBから買い受け,自ら受寄者に対し,以後Aのために動産甲を占有することを命じ,受寄者がこれを承諾したときは,Aは,動産甲の占有権を取得する。
第185条占有の性質の変更過去問 3

権原の性質上占有者に所有の意思がないものとされる場合には、その占有者が、自己に占有をさせた者に対して所有の意思があることを表示し、又は新たな権原により更に所有の意思をもって占有を始めるのでなければ、占有の性質は、変わらない。

この条文の過去問 3問
2021年 司法試験 第8問 肢オ
動産甲をその所有者Aから賃借して占有していたBが,Aとの間で,Aから甲を買い受けてAの占有権を譲り受ける旨の合意をしたときは,Bの占有は,自主占有となる。
2011年 司法試験 第10問 肢4
権原の性質上占有者に所有の意思がないものとされる場合において,占有者が新たな権原により更に所有の意思をもって占有を始めたときは,その占有の性質は,所有の意思をもってする占有に変更される。
2011年 司法試験 第10問 肢5
所有の意思をもって物を占有していた被相続人から相続人が相続により占有を承継した場合,被相続人が所有の意思をもって占有していたことをその相続人が知った時に,その相続人の占有は,所有の意思のある占有となる。
第186条占有の態様等に関する推定過去問 12

1占有者は、所有の意思をもって、善意で、平穏に、かつ、公然と占有をするものと推定する。

2前後の両時点において占有をした証拠があるときは、占有は、その間継続したものと推定する。

この条文の過去問 12問
2023年 司法試験 第7問 肢ウ
10年の取得時効によって不動産の所有権を取得したと主張する者は、当該不動産を自己の所有と信じたことにつき無過失であったことの立証責任を負う。
2021年 予備試験 第39問 肢1
所有権に基づく土地の所有権移転登記手続請求訴訟の口頭弁論の期日において,被告は,10年の取得時効の請求原因に対して,原告がその土地の占有の開始時においてその土地の所有権を有していないことを知っていたとの主張をした。これに対し,原告は,その期日において,被告が主張をしたこの事実を認めるとの陳述をした。この原告の陳述について,裁判上の自白が成立する。
2018年 予備試験 第38問 肢ア
10年の時効取得を原因とする土地の所有権移転登記手続を求める訴えの請求原因に対する「原告は,占有開始の時に当該土地の所有権を有しないことを知っていた。」との主張は,抗弁である。
2015年 予備試験 第7問 肢1
占有者が占有物について行使する権利は,適法に有するものと推定されるから,Bは,質権の即時取得の成立を基礎付ける事実を主張・立証する必要はない。
2015年 予備試験 第7問 肢4
Bは,Cに甲動産の所有権がないことについてBが善意であることを主張・立証する必要はないが,Bに過失がないことを主張・立証する必要がある。
2015年 司法試験 第13問 肢1
占有者が占有物について行使する権利は,適法に有するものと推定されるから,Bは,質権の即時取得の成立を基礎付ける事実を主張・立証する必要はない。
2015年 司法試験 第13問 肢4
Bは,Cに甲動産の所有権がないことについてBが善意であることを主張・立証する必要はないが,Bに過失がないことを主張・立証する必要がある。
2014年 予備試験 第3問 肢ア
10年の取得時効を援用して所有権の取得を主張する者は,占有を開始した時及びその時から10年を経過した時の2つの時点の占有を主張・立証すれば足り,所有の意思をもって,平穏に,かつ,公然と物を占有したこと,占有の開始時に善意無過失であったことについて主張・立証する必要はない。
2014年 予備試験 第3問 肢ウ
外形的客観的にみて占有者が他人の所有権を排斥して占有する意思を有していなかったと解される事情を証明すれば,所有の意思を否定することができる。
2014年 司法試験 第5問 肢ア
10年の取得時効を援用して所有権の取得を主張する者は,占有を開始した時及びその時から10年を経過した時の2つの時点の占有を主張・立証すれば足り,所有の意思をもって,平穏に,かつ,公然と物を占有したこと,占有の開始時に善意無過失であったことについて主張・立証する必要はない。
2014年 司法試験 第5問 肢ウ
外形的客観的にみて占有者が他人の所有権を排斥して占有する意思を有していなかったと解される事情を証明すれば,所有の意思を否定することができる。
2011年 司法試験 第10問 肢3
占有者は,善意で,平穏に,かつ,公然と占有するものと推定されるが,所有の意思は推定されない。
第187条占有の承継過去問 5

1占有者の承継人は、その選択に従い、自己の占有のみを主張し、又は自己の占有に前の占有者の占有を併せて主張することができる。

2前の占有者の占有を併せて主張する場合には、その瑕疵をも承継する。

この条文の過去問 5問
2023年 司法試験 第7問 肢ア
相続人は、所有権の時効取得を主張するに際し、その選択に従い、自己の占有のみを主張し、又は被相続人の占有に自己の占有を併せて主張することができる。
2020年 司法試験 第36問 肢ウ
占有者の包括承継人は,取得時効に関して,自己の占有のみを主張することもできる。
2018年 予備試験 第3問 肢エ
甲土地を占有していた権利能力なき社団が一般社団法人になった場合,その一般社団法人は,甲土地の取得時効を主張するに際して,権利能力なき社団として占有した期間を併せて主張することができる。
2018年 司法試験 第8問 肢エ
甲土地を占有していた権利能力なき社団が一般社団法人になった場合,その一般社団法人は,甲土地の取得時効を主張するに際して,権利能力なき社団として占有した期間を併せて主張することができる。
2011年 司法試験 第10問 肢5
所有の意思をもって物を占有していた被相続人から相続人が相続により占有を承継した場合,被相続人が所有の意思をもって占有していたことをその相続人が知った時に,その相続人の占有は,所有の意思のある占有となる。