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条文 刑法 第2編 第二編 罪

第22章 第二十二章 わいせつ、不同意性交等及び重婚の罪

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第174条過去問 7

公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の拘禁刑若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

この条文の過去問 7問
2024年 司法試験 第13問 肢1
甲は、繁華街の通行人の面前で酒に酔い潰れて同意しない意思を表明することが困難な状態となっているAの衣類を剝ぎ取り全裸にした。この場合、甲に不同意わいせつ罪が成立するが、公然わいせつ罪は成立しない。
2023年 司法試験 第1問 肢ア
甲は、客観的にわいせつ性を有する書籍につき、その内容を確認して理解したものの、この程度では刑法上のわいせつな文書には該当しないと考え、同書籍を多数の者に販売した。この場合、甲にわいせつ物頒布罪は成立しない。
2016年 司法試験 第8問 肢1
甲は,人通りの多い駅構内において,自己の性器を露出させたが,実際には,それに気付いた人はいなかった。この場合,甲には公然わいせつ罪は成立しない。
2016年 予備試験 第8問 肢1
甲は,人通りの多い駅構内において,自己の性器を露出させたが,実際には,それに気付いた人はいなかった。この場合,甲には公然わいせつ罪は成立しない。
2016年 司法試験 第8問 肢5
甲は,海水浴場において,不特定多数の者の面前で,乙女の衣服を全てはぎ取るなどして強いてわいせつな行為をした。この場合,甲には,強制わいせつ罪が成立するのみならず,公然わいせつ罪も成立する。
2016年 予備試験 第8問 肢5
甲は,海水浴場において,不特定多数の者の面前で,乙女の衣服を全てはぎ取るなどして強いてわいせつな行為をした。この場合,甲には,強制わいせつ罪が成立するのみならず,公然わいせつ罪も成立する。
2011年 司法試験 第15問 肢1
甲は,人通りの多い路上で,不特定多数の通行人を勧誘して客を集めた上,近隣のビルの1室において,外部との出入りを制限した状態で,自らが雇用した男女に全裸で性行為を行わせ,それを6名の客に有料で観覧させて利益を得た。この場合,甲に公然わいせつ罪の共同正犯は成立しない。
第175条過去問 16

1わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の拘禁刑若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は拘禁刑及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。

2有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。

この条文の過去問 16問
2024年 司法試験 第13問 肢3
甲は、わいせつな動画が収録されたDVDのレンタル業者乙に対し、同DVDを借りたい旨申し込み、乙から同DVDを借り受けた。この場合、甲にわいせつ電磁的記録記録媒体頒布罪の教唆犯は成立しない。
2023年 司法試験 第1問 肢ア
甲は、客観的にわいせつ性を有する書籍につき、その内容を確認して理解したものの、この程度では刑法上のわいせつな文書には該当しないと考え、同書籍を多数の者に販売した。この場合、甲にわいせつ物頒布罪は成立しない。
2022年 司法試験 第2問 肢3
甲は、自らが管理する動画配信サイトにわいせつな動画のデータファイルをアップロードし、同サイトを利用した不特定の顧客によるダウンロード操作に応じて、同ファイルを当該顧客のパーソナルコンピュータに自動的に送信させ、同コンピュータに記録、保存させた。この場合、甲にわいせつ電磁的記録等送信頒布罪が成立する。
2022年 予備試験 第6問 肢3
甲は、自らが管理する動画配信サイトにわいせつな動画のデータファイルをアップロードし、同サイトを利用した不特定の顧客によるダウンロード操作に応じて、同ファイルを当該顧客のパーソナルコンピュータに自動的に送信させ、同コンピュータに記録、保存させた。この場合、甲にわいせつ電磁的記録等送信頒布罪が成立する。
2016年 司法試験 第8問 肢1
甲は,人通りの多い駅構内において,自己の性器を露出させたが,実際には,それに気付いた人はいなかった。この場合,甲には公然わいせつ罪は成立しない。
2016年 予備試験 第8問 肢1
甲は,人通りの多い駅構内において,自己の性器を露出させたが,実際には,それに気付いた人はいなかった。この場合,甲には公然わいせつ罪は成立しない。
2016年 司法試験 第8問 肢2
甲は,日本国外で販売する目的で,日本国内において,わいせつな映像が録画されたDVDを所持した。この場合,甲にはわいせつ物有償頒布目的所持罪は成立しない。
2016年 予備試験 第8問 肢2
甲は,日本国外で販売する目的で,日本国内において,わいせつな映像が録画されたDVDを所持した。この場合,甲にはわいせつ物有償頒布目的所持罪は成立しない。
2016年 司法試験 第8問 肢3
甲は,友人乙からの土産に対するお礼として,わいせつな映像が録画されたDVD1枚を乙にプレゼントした。この場合,甲にはわいせつ物頒布罪は成立しない。
2016年 予備試験 第8問 肢3
甲は,友人乙からの土産に対するお礼として,わいせつな映像が録画されたDVD1枚を乙にプレゼントした。この場合,甲にはわいせつ物頒布罪は成立しない。
2011年 予備試験 第11問 肢3
甲は,自己が経営する店において,わいせつな映像を録画したDVDを販売したが,あらかじめ同DVDの映像を再生してその内容を認識していたものの,この程度ではわいせつ図画に当たらないと考えていた。この場合,甲にはわいせつ図画販売罪が成立しない。
2011年 司法試験 第15問 肢1
甲は,人通りの多い路上で,不特定多数の通行人を勧誘して客を集めた上,近隣のビルの1室において,外部との出入りを制限した状態で,自らが雇用した男女に全裸で性行為を行わせ,それを6名の客に有料で観覧させて利益を得た。この場合,甲に公然わいせつ罪の共同正犯は成立しない。
2011年 司法試験 第15問 肢2
甲は,自己の所有するパソコンからわいせつな画像データをサーバーに送信して記憶・蔵置させた上,不特定多数の者が,インターネットを経由して同わいせつ画像データをダウンロードして,パソコンの画面上に再生して閲覧することを可能にした。この場合,閲覧する者において,閲覧の際,画像データのダウンロード等の作業をする必要があったとしても,甲にわいせつ物公然陳列罪が成立する。
2011年 司法試験 第15問 肢4
甲は,外国で販売する目的で,日本国内においてわいせつな写真を所持した。この場合,甲にわいせつ物販売目的所持罪が成立する。
2011年 司法試験 第15問 肢5
甲は,わいせつな映像が録画されたDVDを販売する目的で雑誌に広告を出し,申し込んできた複数の客から代金の振込みを受け,宅配便で配送する手続を採ったが,配送するトラックが途中で事故を起こしたため,同DVDは,客に届かなかった。この場合,甲にわいせつ物販売罪は成立しない。
2011年 司法試験 第18問 肢3
甲は,自己が経営する店において,わいせつな映像を録画したDVDを販売したが,あらかじめ同DVDの映像を再生してその内容を認識していたものの,この程度ではわいせつ図画に当たらないと考えていた。この場合,甲にはわいせつ図画販売罪が成立しない。
第176条過去問 17

1次に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、わいせつな行為をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、六月以上十年以下の拘禁刑に処する。

1 暴行若しくは脅迫を用いること又はそれらを受けたこと。

2 心身の障害を生じさせること又はそれがあること。

3 アルコール若しくは薬物を摂取させること又はそれらの影響があること。

4 睡眠その他の意識が明瞭でない状態にさせること又はその状態にあること。

5 同意しない意思を形成し、表明し又は全うするいとまがないこと。

6 予想と異なる事態に直面させて恐怖させ、若しくは驚愕がくさせること又はその事態に直面して恐怖し、若しくは驚愕していること。

7 虐待に起因する心理的反応を生じさせること又はそれがあること。

8 経済的又は社会的関係上の地位に基づく影響力によって受ける不利益を憂慮させること又はそれを憂慮していること。

2行為がわいせつなものではないとの誤信をさせ、若しくは行為をする者について人違いをさせ、又はそれらの誤信若しくは人違いをしていることに乗じて、わいせつな行為をした者も、前項と同様とする。

3十六歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

この条文の過去問 17問
2024年 司法試験 第13問 肢1
甲は、繁華街の通行人の面前で酒に酔い潰れて同意しない意思を表明することが困難な状態となっているAの衣類を剝ぎ取り全裸にした。この場合、甲に不同意わいせつ罪が成立するが、公然わいせつ罪は成立しない。
2023年 司法試験 第6問 肢ア
強制わいせつ罪は、暴行又は脅迫を用いて相手方の反抗を著しく困難にしてわいせつな行為をした場合に成立するから、不意をついて相手方の陰部に触れた場合には、同罪が成立することはない。
2023年 司法試験 第6問 肢エ
強制わいせつ罪は、被害者の名誉等を保護する観点から親告罪とされているから、告訴がなければ公訴を提起できない。
2022年 司法試験 第2問 肢2
甲は、自己の性欲を刺激興奮させ又は満足させるという性的意図を有さず、専ら乙を侮辱して報復するため、乙を脅迫して裸にして写真撮影した。この場合、甲に強制わいせつ罪が成立することはない。
2022年 司法試験 第5問 肢ア
甲は、乙(10歳)の性器を指で触るわいせつな行為を行った。この場合、乙が同意していたのであれば、甲に強制わいせつ罪は成立しない。
2022年 予備試験 第6問 肢2
甲は、自己の性欲を刺激興奮させ又は満足させるという性的意図を有さず、専ら乙を侮辱して報復するため、乙を脅迫して裸にして写真撮影した。この場合、甲に強制わいせつ罪が成立することはない。
2019年 予備試験 第12問 肢2
15歳の者に対し,その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてわいせつな行為をした場合には,暴行又は脅迫を用いていなくても,監護者わいせつ罪が成立する。
2019年 予備試験 第12問 肢5
強制性交の意思をもって暴行又は脅迫を用いて被害者を抗拒不能にさせた後,その状態に乗じて性交をした場合には,準強制性交等罪ではなく,強制性交等罪が成立する。
2016年 司法試験 第8問 肢5
甲は,海水浴場において,不特定多数の者の面前で,乙女の衣服を全てはぎ取るなどして強いてわいせつな行為をした。この場合,甲には,強制わいせつ罪が成立するのみならず,公然わいせつ罪も成立する。
2016年 予備試験 第8問 肢5
甲は,海水浴場において,不特定多数の者の面前で,乙女の衣服を全てはぎ取るなどして強いてわいせつな行為をした。この場合,甲には,強制わいせつ罪が成立するのみならず,公然わいせつ罪も成立する。
2015年 予備試験 第6問 肢ア
準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)の「心神喪失」とは,責任能力における心神喪失と同義である。
2015年 司法試験 第8問 肢ア
準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)の「心神喪失」とは,責任能力における心神喪失と同義である。
2013年 司法試験 第3問 肢エ
甲は,12歳の女児乙の同意を得て,女児乙に対してわいせつな行為を行った。甲に準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢3
甲は,強姦するために反抗を著しく困難にする程度の暴行をV女に加えたところ,その暴行により同女が脳震とうを起こして失神した。甲は失神した同女を姦淫した。甲には準強姦既遂罪が成立する。
2011年 司法試験 第8問 肢4
甲は,11歳の乙の陰部を指で弄ぶなどのわいせつな行為を行った。わいせつな行為をすることについて乙があらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲の行為は,強制わいせつ罪の構成要件に該当せず,同罪は成立しない。
2011年 予備試験 第9問 肢4
甲は,11歳の乙の陰部を指で弄ぶなどのわいせつな行為を行った。わいせつな行為をすることについて乙があらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲の行為は,強制わいせつ罪の構成要件に該当せず,同罪は成立しない。
2011年 司法試験 第32問 肢ア
裁判所は,強制わいせつ罪に係る事件を取り扱う場合において,当該事件の被害者から申出があるときは,被告人又は弁護人の意見を聴き,相当と認めるときは,被害者特定事項(氏名及び住所その他の当該事件の被害者を特定させることとなる事項)を公開の法廷で明らかにしない旨の決定をすることができるが,この場合において,被害者は,あらかじめ,検察官にこの申出をしなければならない。
第177条過去問 21

1前条第一項各号に掲げる行為又は事由その他これらに類する行為又は事由により、同意しない意思を形成し、表明し若しくは全うすることが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、性交、肛こう門性交、口腔くう性交又は膣ちつ若しくは肛門に身体の一部(陰茎を除く。)若しくは物を挿入する行為であってわいせつなもの(以下この条及び第百七十九条第二項において「性交等」という。)をした者は、婚姻関係の有無にかかわらず、五年以上の有期拘禁刑に処する。

2行為がわいせつなものではないとの誤信をさせ、若しくは行為をする者について人違いをさせ、又はそれらの誤信若しくは人違いをしていることに乗じて、性交等をした者も、前項と同様とする。

3十六歳未満の者に対し、性交等をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)も、第一項と同様とする。

この条文の過去問 21問
2023年 司法試験 第6問 肢イ
強制性交の目的で、相手方の顔面を数回殴る暴行を加え、同人に鼻骨骨折の傷害を負わせたが、そのまま同人に逃げられたため、性交するに至らなかった場合には、強制性交等未遂罪と傷害罪が成立し、両罪は観念的競合となるのであり、強制性交等致傷罪は成立しない。
2023年 司法試験 第6問 肢オ
強制性交の目的で、殺意をもって、強度の暴行を加えた上で相手方と性交し、同暴行により、同人を死亡させた場合には、強制性交等致死罪のみが成立する。
2021年 予備試験 第19問 肢ウ
刑法第177条(強制性交等)の罪及びその未遂罪について告訴又は告発をした者は,当該事件につき検察官のした公訴を提起しない処分に不服があるときは,刑事訴訟法に基づき,その検察官を指揮監督する検事正に当該処分の見直しを請求することができる。
2020年 司法試験 第11問 肢イ
甲は,強制的にV女と性交しようと決意し,深夜,路上において,V女を押さえ付けて反抗を抑圧したが,付近から人の声が聞こえたため性交を諦めて,V女のハンドバッグから財布を奪い取ろうと考え,「騒ぐな。殺すぞ。」と申し向けてV女の畏怖心を強めた上,財布を奪い取った。甲には,強盗・強制性交等未遂罪が成立する。
2019年 予備試験 第12問 肢5
強制性交の意思をもって暴行又は脅迫を用いて被害者を抗拒不能にさせた後,その状態に乗じて性交をした場合には,準強制性交等罪ではなく,強制性交等罪が成立する。
2017年 予備試験 第9問 肢エ
甲は,知り合いの女性乙を自己が運転する自動車に乗せて同車内において強いて姦淫しようと考え,乙に対し,「自宅まで送ってあげる。」とうそを言ったところ,乙は,これを信じて同車に乗り込んだが,甲の態度を不審に思い即座に同車から降りた。(強姦罪)
2017年 司法試験 第17問 肢エ
甲は,知り合いの女性乙を自己が運転する自動車に乗せて同車内において強いて姦淫しようと考え,乙に対し,「自宅まで送ってあげる。」とうそを言ったところ,乙は,これを信じて同車に乗り込んだが,甲の態度を不審に思い即座に同車から降りた。(強姦罪)
2015年 予備試験 第6問 肢イ
第三者の暴行・脅迫によって女子が「抗拒不能」の状態に陥っているのを利用して,同人を姦淫した場合,準強姦罪(刑法第178条第2項)が成立する。
2015年 予備試験 第6問 肢ウ
2名以上の者が,女子を強姦する目的でそれぞれ暴行を加えて同人の反抗を著しく困難な状態にした上,犯行現場にいる者のうち1名が姦淫行為に及んだ場合,集団強姦罪(刑法第178条の2)が成立する。
2015年 予備試験 第6問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢イ
第三者の暴行・脅迫によって女子が「抗拒不能」の状態に陥っているのを利用して,同人を姦淫した場合,準強姦罪(刑法第178条第2項)が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢ウ
2名以上の者が,女子を強姦する目的でそれぞれ暴行を加えて同人の反抗を著しく困難な状態にした上,犯行現場にいる者のうち1名が姦淫行為に及んだ場合,集団強姦罪(刑法第178条の2)が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
2014年 司法試験 第9問 肢3
甲は,夜間,一人で歩いていたV女を見付け,約5キロメートル先のひとけのない工事現場にV女を連れ込んで強姦することを決意し,V女を殴って失神させた上,近くに停めていたダンプカーの助手席にV女を乗せて発進させた。甲には強姦罪の実行の着手が認められる。
2013年 司法試験 第3問 肢エ
甲は,12歳の女児乙の同意を得て,女児乙に対してわいせつな行為を行った。甲に準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)は成立しない。
2013年 司法試験 第17問 肢5
女性である甲は,甲の男友達である乙との間で,乙がVを強姦する旨共謀した。その後,甲がVを誘い出してVの体を押さえ付け,乙がVを強姦した。乙に強姦罪が成立する場合でも,甲には強姦罪の共同正犯は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢1
甲は,V女を強姦した後,同女から金品を奪う意思を生じ,同女に更なる暴行・脅迫を加え,その反抗を抑圧して同女の財布を奪った。甲には強盗強姦既遂罪は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢2
甲は,V女に暴行を加えてその反抗を著しく困難にさせた上で姦淫しようと思い,同女の顔面を1回殴ったところ,同女に逃げられ,姦淫することはできなかったが,前記殴打行為により同女に全治約1か月間を要する鼻骨骨折の傷害を負わせた。甲には強姦未遂罪と傷害罪が成立し,両罪は観念的競合となる。
2012年 予備試験 第11問 肢3
甲は,強姦するために反抗を著しく困難にする程度の暴行をV女に加えたところ,その暴行により同女が脳震とうを起こして失神した。甲は失神した同女を姦淫した。甲には準強姦既遂罪が成立する。
2012年 予備試験 第11問 肢4
甲は,13歳のV女を12歳であると誤信したまま,暴行・脅迫を加えることなく同女を姦淫した。甲には強姦既遂罪は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢5
甲は,強姦するため,殺意をもってV女に強度の暴行を加え,同女の反抗を抑圧した上で同女を姦淫し,同暴行により,同女を死亡させた。甲には強姦致死罪のみが成立する。
第178条過去問 3

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この条文の過去問 3問
2019年 予備試験 第12問 肢5
強制性交の意思をもって暴行又は脅迫を用いて被害者を抗拒不能にさせた後,その状態に乗じて性交をした場合には,準強制性交等罪ではなく,強制性交等罪が成立する。
2015年 予備試験 第6問 肢ア
準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)の「心神喪失」とは,責任能力における心神喪失と同義である。
2015年 司法試験 第8問 肢ア
準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)の「心神喪失」とは,責任能力における心神喪失と同義である。
第179条過去問 4

1十八歳未満の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてわいせつな行為をした者は、第百七十六条第一項の例による。

2十八歳未満の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じて性交等をした者は、第百七十七条第一項の例による。

この条文の過去問 4問
2023年 司法試験 第6問 肢ウ
13歳の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてわいせつな行為をした場合には、暴行又は脅迫を用いた場合でなくとも監護者わいせつ罪が成立する。
2019年 予備試験 第12問 肢2
15歳の者に対し,その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてわいせつな行為をした場合には,暴行又は脅迫を用いていなくても,監護者わいせつ罪が成立する。
2013年 司法試験 第17問 肢5
女性である甲は,甲の男友達である乙との間で,乙がVを強姦する旨共謀した。その後,甲がVを誘い出してVの体を押さえ付け,乙がVを強姦した。乙に強姦罪が成立する場合でも,甲には強姦罪の共同正犯は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢2
甲は,V女に暴行を加えてその反抗を著しく困難にさせた上で姦淫しようと思い,同女の顔面を1回殴ったところ,同女に逃げられ,姦淫することはできなかったが,前記殴打行為により同女に全治約1か月間を要する鼻骨骨折の傷害を負わせた。甲には強姦未遂罪と傷害罪が成立し,両罪は観念的競合となる。
第180条過去問 3

第百七十六条、第百七十七条及び前条の罪の未遂は、罰する。

この条文の過去問 3問
2023年 司法試験 第6問 肢イ
強制性交の目的で、相手方の顔面を数回殴る暴行を加え、同人に鼻骨骨折の傷害を負わせたが、そのまま同人に逃げられたため、性交するに至らなかった場合には、強制性交等未遂罪と傷害罪が成立し、両罪は観念的競合となるのであり、強制性交等致傷罪は成立しない。
2015年 予備試験 第6問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
第181条過去問 13

1第百七十六条若しくは第百七十九条第一項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって人を死傷させた者は、無期又は三年以上の拘禁刑に処する。

2第百七十七条若しくは第百七十九条第二項の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって人を死傷させた者は、無期又は六年以上の拘禁刑に処する。

この条文の過去問 13問
2023年 司法試験 第6問 肢イ
強制性交の目的で、相手方の顔面を数回殴る暴行を加え、同人に鼻骨骨折の傷害を負わせたが、そのまま同人に逃げられたため、性交するに至らなかった場合には、強制性交等未遂罪と傷害罪が成立し、両罪は観念的競合となるのであり、強制性交等致傷罪は成立しない。
2023年 司法試験 第6問 肢オ
強制性交の目的で、殺意をもって、強度の暴行を加えた上で相手方と性交し、同暴行により、同人を死亡させた場合には、強制性交等致死罪のみが成立する。
2022年 司法試験 第2問 肢1
甲は、乙が熟睡していることに乗じてわいせつな行為をしたが、これに気付いて覚醒した乙から抵抗され、わいせつな行為を行う意思を喪失した後、逃走するため、乙に暴行を加えて負傷させた。この場合、甲に準強制わいせつ致傷罪は成立せず、準強制わいせつ罪と傷害罪が成立するにとどまる。
2022年 予備試験 第6問 肢1
甲は、乙が熟睡していることに乗じてわいせつな行為をしたが、これに気付いて覚醒した乙から抵抗され、わいせつな行為を行う意思を喪失した後、逃走するため、乙に暴行を加えて負傷させた。この場合、甲に準強制わいせつ致傷罪は成立せず、準強制わいせつ罪と傷害罪が成立するにとどまる。
2019年 予備試験 第20問 肢ア
強制わいせつ致死事件の被害者の兄弟姉妹は,被害者特定事項を公開の法廷で明らかにしないよう申し出ることはできない。
2015年 予備試験 第6問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
2015年 予備試験 第6問 肢オ
女子に対して準強制わいせつ罪に当たる行為をし,同人に騒がれて捕まりそうになり,わいせつな行為を行う意思を喪失してその場から逃走するため同人に暴行を加えて傷害を負わせた場合,強制わいせつ致傷罪(刑法第181条第1項)は成立せず,準強制わいせつ罪と傷害罪が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢エ
女子を強姦する目的で暴行を加えたところ,その暴行によって同人が死亡したため,姦淫するに至らなかった場合,強姦致死罪(刑法第181条第2項)が成立する。
2015年 司法試験 第8問 肢オ
女子に対して準強制わいせつ罪に当たる行為をし,同人に騒がれて捕まりそうになり,わいせつな行為を行う意思を喪失してその場から逃走するため同人に暴行を加えて傷害を負わせた場合,強制わいせつ致傷罪(刑法第181条第1項)は成立せず,準強制わいせつ罪と傷害罪が成立する。
2013年 司法試験 第2問 肢5
甲は,通行中のA女を殴るなどして無理やり自己が運転する普通乗用自動車に乗せて同車を疾走させて連れ回そうと考え,同車を停めて運転席から降り,路上でA女に近づき,A女を同車に連れ込むために,A女の顔面を殴打して加療約2週間を要する顔面挫傷の傷害を負わせたが,A女が甲に捕まえられることなく逃げたため,A女を同車に乗せることはできなかった。 甲に監禁致傷罪は成立しない。
2012年 予備試験 第11問 肢2
甲は,V女に暴行を加えてその反抗を著しく困難にさせた上で姦淫しようと思い,同女の顔面を1回殴ったところ,同女に逃げられ,姦淫することはできなかったが,前記殴打行為により同女に全治約1か月間を要する鼻骨骨折の傷害を負わせた。甲には強姦未遂罪と傷害罪が成立し,両罪は観念的競合となる。
2012年 予備試験 第11問 肢3
甲は,強姦するために反抗を著しく困難にする程度の暴行をV女に加えたところ,その暴行により同女が脳震とうを起こして失神した。甲は失神した同女を姦淫した。甲には準強姦既遂罪が成立する。
2012年 予備試験 第11問 肢5
甲は,強姦するため,殺意をもってV女に強度の暴行を加え,同女の反抗を抑圧した上で同女を姦淫し,同暴行により,同女を死亡させた。甲には強姦致死罪のみが成立する。
第182条

1わいせつの目的で、十六歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為をした者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)は、一年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

1 威迫し、偽計を用い又は誘惑して面会を要求すること。

2 拒まれたにもかかわらず、反復して面会を要求すること。

3 金銭その他の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をして面会を要求すること。

2前項の罪を犯し、よってわいせつの目的で当該十六歳未満の者と面会をした者は、二年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金に処する。

3十六歳未満の者に対し、次の各号に掲げるいずれかの行為(第二号に掲げる行為については、当該行為をさせることがわいせつなものであるものに限る。)を要求した者(当該十六歳未満の者が十三歳以上である場合については、その者が生まれた日より五年以上前の日に生まれた者に限る。)は、一年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

1 性交、肛門性交又は口腔性交をする姿態をとってその映像を送信すること。

2 前号に掲げるもののほか、膣又は肛門に身体の一部(陰茎を除く。)又は物を挿入し又は挿入される姿態、性的な部位(性器若しくは肛門若しくはこれらの周辺部、臀でん部又は胸部をいう。以下この号において同じ。)を触り又は触られる姿態、性的な部位を露出した姿態その他の姿態をとってその映像を送信すること。

第183条

営利の目的で、淫行の常習のない女子を勧誘して姦かん淫させた者は、三年以下の拘禁刑又は三十万円以下の罰金に処する。

第184条

配偶者のある者が重ねて婚姻をしたときは、二年以下の拘禁刑に処する。その相手方となって婚姻をした者も、同様とする。