条文刑法第2編

第36章

刑法取得日 2026年9月26日この範囲 12条 ・ 過去問 163問
第36章
第235条窃盗過去問 37

他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

この条文の過去問 37問
2023年 司法試験 第4問 肢1
甲は、V宅内において、Vが所在を見失っていたV所有の指輪を発見し、これを自己のものにしようと考えて無断で持ち去った。
2023年 予備試験 第13問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2023年 予備試験 第13問 肢イ
甲が乙のAに対する暴行・脅迫を認識も予見もしていなかった場合、乙がAからカードを奪取した行為について、甲に窃盗未遂罪の共同正犯が成立するにとどまる。
2023年 司法試験 第20問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2023年 司法試験 第20問 肢イ
甲が乙のAに対する暴行・脅迫を認識も予見もしていなかった場合、乙がAからカードを奪取した行為について、甲に窃盗未遂罪の共同正犯が成立するにとどまる。
2021年 司法試験 第10問 肢1
A及びBいずれの見解によっても,事例Ⅰでは窃盗罪が成立する。
2018年 司法試験 第13問 肢2
甲が刑法第41条の刑事未成年者に当たる乙を唆して窃盗を行わせた場合,甲には窃盗罪の教唆犯は成立し得ない。
2017年 司法試験 第15問 肢3
甲が乙に対し,留守宅であるA方に侵入して金品を窃取するように教唆したところ,乙は,その旨決意したが,B方をA方と誤認してB方に侵入し,その場にいたBから金品を強取した。 甲にはB方への住居侵入罪及びBに対する窃盗罪の教唆犯が成立する。
2016年 司法試験 第3問 肢1
従犯には独立した犯罪性が認められる。
2016年 司法試験 第7問 肢5
甲は,AがB銀行に預け入れていた預金を不正に払い戻して金銭を得る目的で,Aから,B銀行が発行したA名義の預金通帳を窃取した上,B銀行の窓口において,行員に対し,Aに成り済まして,同預金通帳を使って預金を不正に払い戻して金銭を得た。甲には,窃盗罪と詐欺罪が成立し,これらは併合罪となる。
2015年 予備試験 第1問 肢4
甲は,X方の居間に置かれた金庫に多額の現金が入れてあることを知り,これを盗む目的で,X方の無施錠のドアから玄関に入ったが,Xにその場で発見されたため,逃走した。甲には窃盗未遂罪が成立する。
2015年 司法試験 第5問 肢4
甲は,X方の居間に置かれた金庫に多額の現金が入れてあることを知り,これを盗む目的で,X方の無施錠のドアから玄関に入ったが,Xにその場で発見されたため,逃走した。甲には窃盗未遂罪が成立する。
2015年 予備試験 第10問 肢2
事後強盗罪は,強盗罪と同様,財物と財産上の利益について成立する。
2015年 司法試験 第16問 肢2
事後強盗罪は,強盗罪と同様,財物と財産上の利益について成立する。
2014年 司法試験 第8問 肢1
甲は,電磁的記録部分を偽造したキャッシュカードを使って現金を得ようと考え,これを乙銀行に設置された現金自動預払機に挿入して作動させ,これに保管されていた現金を引き出した。
2014年 司法試験 第9問 肢1
甲は,電話線を盗む目的で,電柱に架設されていた電話会社所有の電話線を切断しているところを警察官に発見された。甲には窃盗罪の実行の着手が認められる。
2014年 司法試験 第14問 肢3
甲は,路上で乙とけんかになり,乙の胸をナイフで刺して殺害したが,そのすぐ後,乙が身に付けていた腕時計に気付き,自分のものにしようと考え,これを持ち去った。甲には強盗殺人既遂罪が成立する。
2013年 予備試験 第10問 肢3
横領罪の「物」は,窃盗罪における「財物」と同義であり,不動産は横領罪の客体とはならない。
2013年 予備試験 第12問 肢2
甲が上記Aの財布を自分のかばんに入れて持ち去った行為には,窃盗罪が成立する。
2013年 司法試験 第18問 肢3
横領罪の「物」は,窃盗罪における「財物」と同義であり,不動産は横領罪の客体とはならない。
2013年 司法試験 第20問 肢2
甲が上記Aの財布を自分のかばんに入れて持ち去った行為には,窃盗罪が成立する。
2012年 司法試験 第1問 肢1
甲は,コンビニエンスストアでレジ係のアルバイトをしていたが,店長の乙が短時間外出していた間に,商品棚からたばこ1カートンを取り出して自分のバッグに入れ,アルバイト終了後店外へ持ち出し,これを自分のものにした。
2011年 司法試験 第10問 肢ウ
甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2011年 予備試験 第13問 肢ウ
甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2010年 司法試験 第1問 肢イ
甲が乙名義のキャッシュカードを使用して現金50万円の払戻しを受けた行為については,窃盗罪が成立する。
2010年 司法試験 第1問 肢オ
甲がドライヤーを持ち帰った行為については,横領罪が成立する。
2009年 司法試験 第4問 肢1
甲は,日ごろから暴行を加えて自己の意のままに従わせていた12歳の乙に対し,寺院のさい銭箱から現金を盗んでくるように指示したところ,乙は,是非善悪の判断能力を有していたものの,甲の日ごろの言動に畏怖してその意思が抑圧されていたため,甲の指示どおりに窃盗を行った。この場合,乙に是非善悪の判断能力があると認められる以上,甲には窃盗罪の共同正犯が成立する。
2009年 司法試験 第15問 肢イ
甲は,自己の実父である乙から,乙の友人である丙所有の刀剣を保管するように委託され,当該刀剣を保管していたが,乙及び丙に無断で,当該刀剣を丁に売却した。甲には横領罪が成立するが,甲は乙の「直系血族」であるので,刑が免除される。
2009年 司法試験 第17問 肢3
甲は,自動車の引渡しを受けた後,同車の返還期日になって料金を支払う意思を失い,同日の朝,乙会社従業員が気が付かないうちに,借り受けた自動車を乙会社に返還し,そのまま料金を支払わずに行方をくらました。甲に刑法上の財産犯は成立しない。
2009年 司法試験 第17問 肢4
甲は,借り受けた自動車内で,同車を甲より前に借りた客の忘れ物である一万円札10枚を見付けたので,同車を返還する時に乙会社従業員に渡そうと考え,同車から持ち出して自ら保管していた。数日後,自動車を返還する際,甲は,前記10万円を持って同車で乙会社に赴いたが,同車を返還する間際にその10万円を自分のものにしようと思い立ち,乙会社従業員に同車を返還し10万円は持ち帰った。甲に窃盗罪が成立する。
2009年 司法試験 第20問 肢ア
【事例】Ⅰでは,甲を懲役22年に処することができる。
2009年 司法試験 第20問 肢ウ
【事例】Ⅲでは,甲を懲役23年に処することができる。
2009年 司法試験 第21問 肢ア
窃盗事件の犯人として追呼されている者が,罪を行い終わってから間がないと明らかに認められるときは,検察官,検察事務官又は司法警察職員以外の者であっても,逮捕状なくしてその者を逮捕することができる。
2009年 司法試験 第29問 肢ア
検察官は,略式命令の請求に際し,窃盗事件の被疑者に対し,あらかじめ,略式手続を理解させるために必要な事項を説明し,通常の規定に従い審判を受けることができる旨を告げた上,被疑者に略式手続によることについて異議がないことを書面で明らかにすれば,公訴の提起と同時に,書面で略式命令を請求することができる。
2008年 司法試験 第17問 肢1
甲は,乙を教唆して丙所有の骨董品を盗むことを決意させ,乙にこれを実行させた後,同人が丙から盗んだ骨董品を買い受けた。甲には,窃盗教唆罪及び盗品等有償譲受け罪が成立し,両罪は併合罪となる。
2008年 司法試験 第20問 肢1
甲は,盗んだ銀行キャッシュカードを現金自動預払機に挿入して現金を払い戻し,これを手に入れた。この場合,甲は人を欺いていないから,甲に詐欺罪は成立しないが,人の事務処理に使用する電子計算機に不正な指令を与えて財産権の得喪・変更に係る不実の電磁的記録を作り,財産上の利益を得たといえるから,甲に電子計算機使用詐欺罪が成立する。
2007年 司法試験 第8問 肢2
窃盗の正犯を幇助した者について,懲役刑を選択した場合,処断刑は,1月以上5年以下の懲役となる。
第235条の2不動産侵奪過去問 3

他人の不動産を侵奪した者は、十年以下の拘禁刑に処する。

この条文の過去問 3問
2013年 司法試験 第18問 肢3
横領罪の「物」は,窃盗罪における「財物」と同義であり,不動産は横領罪の客体とはならない。
2009年 司法試験 第1問 肢ウ
不動産侵奪罪
2009年 司法試験 第15問 肢イ
甲は,自己の実父である乙から,乙の友人である丙所有の刀剣を保管するように委託され,当該刀剣を保管していたが,乙及び丙に無断で,当該刀剣を丁に売却した。甲には横領罪が成立するが,甲は乙の「直系血族」であるので,刑が免除される。
第236条強盗過去問 26

1暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期拘禁刑に処する。

2前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。

この条文の過去問 26問
2025年 予備試験 第12問 肢ウ
甲は、祖父Aが所有し、管理している現金をAから強取した。この場合、甲に強盗罪が成立するが、刑法第244条第1項は強盗罪にも適用されるから、その刑は免除される。
2025年 予備試験 第12問 肢エ
甲は、留守中のA方に侵入して窃盗の実行に着手したが、Aが帰宅したため、Aから金品を強取しようと考え、反抗を抑圧するに足りる程度の暴行をAに加え、A方内にある現金を奪った。この場合、甲はAに対する暴行を加える前に窃盗の実行に着手しているから、甲に事後強盗罪が成立する。
2023年 予備試験 第4問 肢3
甲は、タクシーに乗車して目的地に到着した後、運賃を請求された際、運賃の支払を免れるために、タクシー運転手Aにナイフを突き付けた上、「殺すぞ。」と言って脅し、Aが恐怖で動けないうちに逃走し、その支払を免れた。この場合、甲に強盗罪が成立する。
2023年 予備試験 第4問 肢5
甲は、財物奪取目的でAを脅迫してその反抗を抑圧し、その際、Aが気付かないうちに、Aが持つかばんから財布を抜き取った。この場合、甲に強盗罪が成立する。
2023年 予備試験 第13問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2023年 司法試験 第20問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2021年 予備試験 第2問 肢4
甲は,窃盗の目的で乙宅に侵入し,金品を物色中,乙に発見されたため,この機会に乙に暴行を加えて金品を奪おうと考え,乙に反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加え,金品を奪った。この場合,甲には,事後強盗罪が成立する。
2021年 司法試験 第3問 肢3
【判旨】を前提とした場合,強盗罪における財物奪取行為のみに関与した者には,同罪の共同正犯の成立を認めることはできない。
2021年 司法試験 第18問 肢4
甲は,窃盗の目的で乙宅に侵入し,金品を物色中,乙に発見されたため,この機会に乙に暴行を加えて金品を奪おうと考え,乙に反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加え,金品を奪った。この場合,甲には,事後強盗罪が成立する。
2018年 司法試験 第17問 肢3
強盗致傷罪の間接正犯が成立する。
2017年 予備試験 第13問 肢3
③について,覚せい剤は,法定の除外事由なく所持することが禁じられた物であるが,甲は,本件覚せい剤の返還を免れるために乙を殺害していることから,甲には強盗殺人罪が成立する。
2017年 司法試験 第15問 肢3
甲が乙に対し,留守宅であるA方に侵入して金品を窃取するように教唆したところ,乙は,その旨決意したが,B方をA方と誤認してB方に侵入し,その場にいたBから金品を強取した。 甲にはB方への住居侵入罪及びBに対する窃盗罪の教唆犯が成立する。
2017年 司法試験 第20問 肢3
③について,覚せい剤は,法定の除外事由なく所持することが禁じられた物であるが,甲は,本件覚せい剤の返還を免れるために乙を殺害していることから,甲には強盗殺人罪が成立する。
2016年 予備試験 第10問 肢2
甲は,タクシーの売上金を奪おうと考えて,乗客を装ってタクシーに乗り込み,行き先を指定して人気のない場所に誘導した上,同所で,乗車料金を請求してきた運転手の首元に鋭利なガラス片を突き付けて売上金を渡すよう要求したが,同運転手から抵抗されて売上金を手に入れることができず,そのままその場から立ち去った。この場合,甲には強盗未遂罪のみが成立する。
2016年 司法試験 第16問 肢2
甲は,タクシーの売上金を奪おうと考えて,乗客を装ってタクシーに乗り込み,行き先を指定して人気のない場所に誘導した上,同所で,乗車料金を請求してきた運転手の首元に鋭利なガラス片を突き付けて売上金を渡すよう要求したが,同運転手から抵抗されて売上金を手に入れることができず,そのままその場から立ち去った。この場合,甲には強盗未遂罪のみが成立する。
2014年 司法試験 第14問 肢1
甲は,金品窃取の目的で乙方内を物色中,金品を手にする前に乙に見付かり,逮捕を免れるため,乙に暴行を加えてその反抗を抑圧し,逃走した。甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2013年 司法試験 第12問 肢1
甲は,乙に対し,金品を奪うために,反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加え,その反抗を抑圧して乙から財布を奪ったが,乙は財布を奪われたことに気付かなかった。甲には強盗既遂罪が成立する。
2013年 司法試験 第12問 肢5
甲は,飲食店において,代金を支払う意思及び能力がないのに,店長乙をだまして酒食を注文し,飲食した後,代金の支払いを免れるために,乙に対し,反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加え,その反抗を抑圧して逃走し,代金請求を免れた。甲には強盗既遂罪が成立する。
2013年 司法試験 第17問 肢1
甲は,生活費欲しさから強盗を計画し,12歳の長男乙に対し,Vから現金を強取するよう指示した。乙は,甲の指示に従い,Vに刃物を突き付けて現金を強取した。乙が是非善悪の判断能力を有していたか否か,甲の指示により意思を抑圧されていたか否かにかかわらず,甲には強盗罪の間接正犯が成立する。
2010年 司法試験 第18問 肢イ
甲が,財物奪取の意思で乙の頭部を強打して意識を喪失させた上で乙の財物を奪った場合,昏酔強盗既遂罪(刑法第239条)が成立する。
2010年 司法試験 第18問 肢ウ
甲が,乙から財物をだまし取って財物の占有を確保した後に,だまされたことに気付いた乙から上記財物の返還を要求され,その返還を免れるため,乙に対し,暴行を加えて財物の取戻し行為を抑圧した場合,強盗既遂罪(刑法第236条第1項)が成立する。
2009年 司法試験 第19問 肢1
甲は,乙から,報酬を支払うから丙の腕時計を奪ってきてほしい旨の依頼を受け,丙にけん銃を突き付けて同人の腕時計を奪った後,その報酬として乙から現金を受け取った。この場合,甲には腕時計に関する強盗罪が成立するほか,報酬に関する強盗利得罪が成立する。
2009年 司法試験 第19問 肢4
甲は,乙に金銭を貸し付けていたが,返済期限になっても同人が金銭を返済しないため,その居場所を知る丙の首に出刃包丁を突き付けて乙の所在に関する情報を聞き出し,その情報に基づいて乙の居場所を見付け,同人から貸付金の返済を受けた。この場合,甲には強盗利得罪が成立する。
2009年 司法試験 第20問 肢イ
【事例】Ⅱでは,甲を懲役20年に処することができる。
2009年 司法試験 第20問 肢ウ
【事例】Ⅲでは,甲を懲役23年に処することができる。
2007年 司法試験 第15問 肢3
強盗(刑法第236条第1項)が人を負傷させたものとして,強盗致傷罪が成立する。
第237条強盗予備過去問 8

強盗の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の拘禁刑に処する。

この条文の過去問 8問
2021年 予備試験 第2問 肢3
甲は,留守宅に侵入して窃盗をしようと考え,金品を物色中に家人が帰ってきたら同人に反抗を抑圧するに足りる程度の脅迫を加えて逃げる意図でサバイバルナイフを携帯し,住宅街を徘徊して侵入に適した留守宅を探したが,これを発見できず,侵入を断念した。この場合,甲には,強盗予備罪が成立する。
2021年 司法試験 第18問 肢3
甲は,留守宅に侵入して窃盗をしようと考え,金品を物色中に家人が帰ってきたら同人に反抗を抑圧するに足りる程度の脅迫を加えて逃げる意図でサバイバルナイフを携帯し,住宅街を徘徊して侵入に適した留守宅を探したが,これを発見できず,侵入を断念した。この場合,甲には,強盗予備罪が成立する。
2020年 司法試験 第11問 肢オ
甲は,V宅に侵入し,金品を強取しようと決意し,Vを脅すためのナイフを入手した上,それを携行してV宅に向かった。しかし,V宅に至る手前で,罪悪感を覚え,計画を中止することに決め,自宅に引き返した。甲には,強盗予備罪の中止犯が成立する。
2019年 予備試験 第13問 肢ア
乙が某日午後0時頃に購入したナイフを携帯してV方に向かったことについては,「強盗の罪を犯す目的」が認められないので,乙に強盗予備罪は成立しない。
2019年 司法試験 第20問 肢ア
乙が某日午後0時頃に購入したナイフを携帯してV方に向かったことについては,「強盗の罪を犯す目的」が認められないので,乙に強盗予備罪は成立しない。
2015年 司法試験 第16問 肢5
強盗予備罪の「強盗の罪を犯す目的」には,事後強盗を犯す目的も含まれる。
2014年 司法試験 第14問 肢5
甲は,深夜,事務所で窃盗をしようと考え,窃盗の際に誰かに発見されたら包丁で脅して逃げるため,これを携帯しながら盗みに入ることができそうな事務所を探して街をはいかいしていたが,悔悟の念を生じたため,盗みに入ることを断念した。甲に強盗予備罪の中止犯は成立しない。
2012年 司法試験 第19問 肢2
条文の配置上,事後強盗罪の処罰規定が強盗予備罪の処罰規定の後に規定されていることを考慮すべきである。
第238条事後強盗過去問 26

窃盗が、財物を得てこれを取り返されることを防ぎ、逮捕を免れ、又は罪跡を隠滅するために、暴行又は脅迫をしたときは、強盗として論ずる。

この条文の過去問 26問
2025年 予備試験 第12問 肢エ
甲は、留守中のA方に侵入して窃盗の実行に着手したが、Aが帰宅したため、Aから金品を強取しようと考え、反抗を抑圧するに足りる程度の暴行をAに加え、A方内にある現金を奪った。この場合、甲はAに対する暴行を加える前に窃盗の実行に着手しているから、甲に事後強盗罪が成立する。
2025年 予備試験 第12問 肢オ
甲は、留守中のA方に侵入して窃盗の実行に着手したが、金品を領得する前にAが帰宅したため、逮捕を免れる目的で、反抗を抑圧するに足りる程度の暴行をAに加え、逃走した。この場合、甲は金品を領得していないから、甲に事後強盗未遂罪が成立する。
2023年 予備試験 第13問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2023年 司法試験 第20問 肢ア
乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。
2021年 予備試験 第2問 肢1
甲は,銭湯の脱衣場で窃盗をしようと考え,客の財布を手に取って在中する金額を確認中,その様子を目撃した乙から声を掛けられたため,逮捕を免れる目的で,乙に反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えて加療約1か月間を要する傷害を負わせた。この場合,甲には,事後強盗罪及び強盗致傷罪が成立し,両罪は観念的競合となる。
2021年 司法試験 第18問 肢1
甲は,銭湯の脱衣場で窃盗をしようと考え,客の財布を手に取って在中する金額を確認中,その様子を目撃した乙から声を掛けられたため,逮捕を免れる目的で,乙に反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えて加療約1か月間を要する傷害を負わせた。この場合,甲には,事後強盗罪及び強盗致傷罪が成立し,両罪は観念的競合となる。
2019年 司法試験 第2問 肢ア
甲が丙から宝石を受領した行為について詐欺罪が成立すると考えた場合,甲及び乙に,事後強盗による強盗殺人未遂罪が成立することはない。
2019年 予備試験 第13問 肢ア
乙が某日午後0時頃に購入したナイフを携帯してV方に向かったことについては,「強盗の罪を犯す目的」が認められないので,乙に強盗予備罪は成立しない。
2019年 予備試験 第13問 肢イ
乙がVをナイフで脅迫したことについては,腕時計の窃取行為との時間的・場所的な近接性に照らせば,窃盗の機会の継続中に行われたものといえるため,乙に事後強盗罪が成立する。
2019年 司法試験 第20問 肢ア
乙が某日午後0時頃に購入したナイフを携帯してV方に向かったことについては,「強盗の罪を犯す目的」が認められないので,乙に強盗予備罪は成立しない。
2019年 司法試験 第20問 肢イ
乙がVをナイフで脅迫したことについては,腕時計の窃取行為との時間的・場所的な近接性に照らせば,窃盗の機会の継続中に行われたものといえるため,乙に事後強盗罪が成立する。
2015年 予備試験 第10問 肢1
窃盗既遂犯人のみが事後強盗罪の主体となる。
2015年 司法試験 第16問 肢1
窃盗既遂犯人のみが事後強盗罪の主体となる。
2015年 司法試験 第16問 肢4
窃盗犯人が窃盗の現場で逮捕を免れるために相手方を殺害した場合,強盗殺人罪は成立しない。
2014年 司法試験 第9問 肢2
甲は,深夜,金品窃取の目的で電器店に侵入し,懐中電灯で真っ暗な店内を照らしたところ,陳列棚に電気器具類があることを認識したが,なるべく現金を盗みたいと思い,歩いてレジの前に至ったところで警備員に発見された。甲には窃盗罪の実行の着手が認められる。
2014年 司法試験 第14問 肢1
甲は,金品窃取の目的で乙方内を物色中,金品を手にする前に乙に見付かり,逮捕を免れるため,乙に暴行を加えてその反抗を抑圧し,逃走した。甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2014年 司法試験 第14問 肢2
甲は,金品窃取の目的で乙方の金庫の扉を開けていたところを乙に見付かり,自分が犯人であることを警察に告げられることを防ぐため,乙を殺害し,そのまま逃走した。甲には強盗殺人未遂罪が成立する。
2014年 司法試験 第14問 肢5
甲は,深夜,事務所で窃盗をしようと考え,窃盗の際に誰かに発見されたら包丁で脅して逃げるため,これを携帯しながら盗みに入ることができそうな事務所を探して街をはいかいしていたが,悔悟の念を生じたため,盗みに入ることを断念した。甲に強盗予備罪の中止犯は成立しない。
2013年 司法試験 第12問 肢2
甲は,乙宅で財布を窃取し,誰からも追跡されることなく,約2キロメートル離れた場所まで徒歩で移動した後,窃取した財布の中を見たが,予想していたよりも現金が少なかったことから,再び窃盗を行う目的で乙宅に戻り,玄関を開けたところ,帰宅していた乙に発見され,逮捕を免れるために,乙に対し,反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えた。甲には事後強盗既遂罪は成立しない。
2013年 司法試験 第12問 肢3
甲は,電車内で乗客のポケットから財布を窃取した直後,その犯行状況を目撃して甲を逮捕しようとした警察官乙に対し,逮捕を免れるために,反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えたが,乙に逮捕された。甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2012年 司法試験 第19問 肢2
条文の配置上,事後強盗罪の処罰規定が強盗予備罪の処罰規定の後に規定されていることを考慮すべきである。
2012年 司法試験 第19問 肢4
事後強盗罪に関する刑法第238条は,「強盗として論ずる。」と規定している。
2010年 司法試験 第3問 肢4
甲は,金品を盗もうと考え,深夜,無人の店舗内において,懐中電灯で真暗な店内を照らしたところ,食品類が積んであることが分かったが,なるべく現金を盗みたいと思い,現金がある精算レジに近づいた。この場合,未だレジ内を物色していないので,窃盗罪の実行の着手は認められない。
2009年 司法試験 第20問 肢ア
【事例】Ⅰでは,甲を懲役22年に処することができる。
2008年 司法試験 第15問 肢2
刑法第65条について前記1と同様の見解に立ちつつ,事後強盗罪は「窃盗」という身分を有する者だけが法益を侵害し得る身分犯であって,他の犯罪の加重類型ではないと解すると,窃盗犯人甲が,逃走中,追跡してきた被害者乙に対し,逮捕を免れるため,乙の反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えた際,その事情を知った丙が,甲の暴行行為を幇助した場合,丙が窃盗行為に全く関与していなかったとしても,丙には事後強盗罪の幇助犯が成立し,その刑が科される。
2007年 司法試験 第15問 肢1
事後強盗(刑法第238条)が人を負傷させたものとして,強盗致傷罪が成立する。
第239条昏酔強盗過去問 3

人を昏酔させてその財物を盗取した者は、強盗として論ずる。

この条文の過去問 3問
2015年 予備試験 第1問 肢1
甲は,Xを眠らせてXが左腕に着けていた高級腕時計を外して持ち去ろうと考え,Xに多量の睡眠薬を飲ませたが,Xが眠らなかったため,Xの腕時計に触れることすらできなかった。甲には昏酔強盗未遂罪が成立する。
2015年 司法試験 第5問 肢1
甲は,Xを眠らせてXが左腕に着けていた高級腕時計を外して持ち去ろうと考え,Xに多量の睡眠薬を飲ませたが,Xが眠らなかったため,Xの腕時計に触れることすらできなかった。 甲には昏酔強盗未遂罪が成立する。
2010年 司法試験 第18問 肢イ
甲が,財物奪取の意思で乙の頭部を強打して意識を喪失させた上で乙の財物を奪った場合,昏酔強盗既遂罪(刑法第239条)が成立する。
第240条強盗致死傷過去問 20

強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の拘禁刑に処し、死亡させたときは死刑又は無期拘禁刑に処する。

この条文の過去問 20問
2024年 予備試験 第13問 肢ア
甲がAを殺害してA方で現金500万円を手に入れた行為について、甲の計画を踏まえて甲の行為を全体的に考察すれば、生前のAの財物に対する占有を侵害しているから、甲に殺人罪及び窃盗罪が成立し、強盗殺人罪は成立しない。
2024年 司法試験 第20問 肢ア
甲がAを殺害してA方で現金500万円を手に入れた行為について、甲の計画を踏まえて甲の行為を全体的に考察すれば、生前のAの財物に対する占有を侵害しているから、甲に殺人罪及び窃盗罪が成立し、強盗殺人罪は成立しない。
2023年 予備試験 第4問 肢2
甲は、強盗目的でA宅に侵入し、殺意をもって、Aを殺害して金品を奪うとともに、Aの傍らで熟睡していた幼児Bも、殺意をもって、殺害した。この場合、Aの殺害についてのみ、甲に強盗殺人罪が成立する。
2023年 予備試験 第4問 肢4
甲は、財物奪取目的でAに包丁を突き付けて「金を出さなければ殺す。」と言って脅したところ、Aに包丁をつかまれたため、Aが負傷することを分かりながら包丁を引き、Aは両手を負傷した。この場合、甲に強盗傷人罪が成立する。
2023年 予備試験 第4問 肢5
甲は、財物奪取目的でAを脅迫してその反抗を抑圧し、その際、Aが気付かないうちに、Aが持つかばんから財布を抜き取った。この場合、甲に強盗罪が成立する。
2021年 予備試験 第2問 肢2
甲は,電車内で寝ていた乙の財布を盗んで電車を降りたが,乙が目を覚まして追い掛けてきたため,逮捕を免れる目的で,乙に暴行を加えたところ,乙が転倒して重傷を負い,反抗が抑圧された状態に至った。この場合,甲の暴行の程度を問わず,甲には,強盗致傷罪が成立する。
2021年 司法試験 第18問 肢2
甲は,電車内で寝ていた乙の財布を盗んで電車を降りたが,乙が目を覚まして追い掛けてきたため,逮捕を免れる目的で,乙に暴行を加えたところ,乙が転倒して重傷を負い,反抗が抑圧された状態に至った。この場合,甲の暴行の程度を問わず,甲には,強盗致傷罪が成立する。
2018年 司法試験 第17問 肢3
強盗致傷罪の間接正犯が成立する。
2018年 司法試験 第17問 肢4
強盗罪の共同正犯が成立する。
2018年 司法試験 第17問 肢5
強盗致傷罪の共同正犯が成立する。
2017年 予備試験 第13問 肢3
③について,覚せい剤は,法定の除外事由なく所持することが禁じられた物であるが,甲は,本件覚せい剤の返還を免れるために乙を殺害していることから,甲には強盗殺人罪が成立する。
2017年 司法試験 第15問 肢2
甲が乙に対し,Aをナイフで脅してAから金品を強取するように教唆したところ,乙は,その旨決意し,Aをナイフで脅したが,その最中に殺意を抱き,Aの腹部をナイフで刺してAに傷害を負わせ,Aから金品を強取したものの,Aを殺害するには至らなかった。甲には強盗罪の教唆犯が成立するにとどまる。
2017年 司法試験 第20問 肢3
③について,覚せい剤は,法定の除外事由なく所持することが禁じられた物であるが,甲は,本件覚せい剤の返還を免れるために乙を殺害していることから,甲には強盗殺人罪が成立する。
2016年 司法試験 第10問 肢1
窃盗犯人甲は,その窃盗行為を目撃した警ら中の制服警察官乙からその窃盗の機会に現行犯逮捕されそうになり,逮捕を免れるため,乙に対して,その反抗を抑圧するに足りる程度の暴行を加えて抵抗し,そのまま逃走した。甲には事後強盗罪が成立し,これに公務執行妨害罪は吸収されるから,同罪は成立しない。
2015年 予備試験 第10問 肢4
窃盗犯人が窃盗の現場で逮捕を免れるために相手方を殺害した場合,強盗殺人罪は成立しない。
2015年 司法試験 第16問 肢4
窃盗犯人が窃盗の現場で逮捕を免れるために相手方を殺害した場合,強盗殺人罪は成立しない。
2014年 司法試験 第14問 肢2
甲は,金品窃取の目的で乙方の金庫の扉を開けていたところを乙に見付かり,自分が犯人であることを警察に告げられることを防ぐため,乙を殺害し,そのまま逃走した。甲には強盗殺人未遂罪が成立する。
2009年 司法試験 第20問 肢イ
【事例】Ⅱでは,甲を懲役20年に処することができる。
2007年 司法試験 第8問 肢3
強盗致傷を犯した者について,有期懲役刑を選択して酌量減軽した場合,処断刑は,3年以上10年以下の懲役となる。
2007年 司法試験 第15問 肢3
強盗(刑法第236条第1項)が人を負傷させたものとして,強盗致傷罪が成立する。
第241条強盗・不同意性交等及び同致死過去問 3

1強盗の罪若しくはその未遂罪を犯した者が第百七十七条の罪若しくはその未遂罪をも犯したとき、又は同条の罪若しくはその未遂罪を犯した者が強盗の罪若しくはその未遂罪をも犯したときは、無期又は七年以上の拘禁刑に処する。

2前項の場合のうち、その犯した罪がいずれも未遂罪であるときは、人を死傷させたときを除き、その刑を減軽することができる。ただし、自己の意思によりいずれかの犯罪を中止したときは、その刑を減軽し、又は免除する。

3第一項の罪に当たる行為により人を死亡させた者は、死刑又は無期拘禁刑に処する。

この条文の過去問 3問
2020年 司法試験 第11問 肢イ
甲は,強制的にV女と性交しようと決意し,深夜,路上において,V女を押さえ付けて反抗を抑圧したが,付近から人の声が聞こえたため性交を諦めて,V女のハンドバッグから財布を奪い取ろうと考え,「騒ぐな。殺すぞ。」と申し向けてV女の畏怖心を強めた上,財布を奪い取った。甲には,強盗・強制性交等未遂罪が成立する。
2019年 予備試験 第12問 肢3
強制性交等罪の犯人が,強制性交を行った直後に強盗の犯意を生じて,同じ被害者に対し,強盗罪の手段に当たる脅迫を加えて財物を強取した場合には,強制性交等罪と強盗罪の併合罪となる。
2012年 予備試験 第11問 肢1
甲は,V女を強姦した後,同女から金品を奪う意思を生じ,同女に更なる暴行・脅迫を加え,その反抗を抑圧して同女の財布を奪った。甲には強盗強姦既遂罪は成立しない。
第242条他人の占有等に係る自己の財物過去問 4

自己の財物であっても、他人が占有し、又は公務所の命令により他人が看守するものであるときは、この章の罪については、他人の財物とみなす。

この条文の過去問 4問
2010年 司法試験 第7問 肢4
「この自転車は,私が甲に貸してあったもので,甲が約束の期限を過ぎても返さないので,甲のいないすきに甲宅から自宅に持ち帰ったものだ。」
2007年 司法試験 第5問 肢オ
甲は,乙がAに賃貸していた車を,賃貸借契約期間中であるにもかかわらず,乙が合鍵で勝手に引き上げてきてしまったものであることを知りながら,これを乙から借り受けて自己の車庫に保管した。この場合,車の所有権が乙にあったとしても甲には盗品等保管罪が成立する。
2006年 司法試験 第9問 肢3
学生Aの採る見解は,窃盗罪は「他人の財物」を客体とする犯罪であるから,自己の所有物が窃盗罪の客体となることを定めている刑法第242条は例外を定めた規定であると解することになる。これに対し,学生Bの採る見解は,同条は当然のことを定めた注意的な規定であると解することになる。
2006年 司法試験 第9問 肢5
最高裁判所の判例の考え方は,学生Bの採る見解と異なり,学生Aの採る見解と同じである。
第243条未遂罪過去問 6

第二百三十五条から第二百三十六条まで、第二百三十八条から第二百四十条まで及び第二百四十一条第三項の罪の未遂は、罰する。

この条文の過去問 6問
2017年 司法試験 第15問 肢2
甲が乙に対し,Aをナイフで脅してAから金品を強取するように教唆したところ,乙は,その旨決意し,Aをナイフで脅したが,その最中に殺意を抱き,Aの腹部をナイフで刺してAに傷害を負わせ,Aから金品を強取したものの,Aを殺害するには至らなかった。甲には強盗罪の教唆犯が成立するにとどまる。
2016年 予備試験 第10問 肢2
甲は,タクシーの売上金を奪おうと考えて,乗客を装ってタクシーに乗り込み,行き先を指定して人気のない場所に誘導した上,同所で,乗車料金を請求してきた運転手の首元に鋭利なガラス片を突き付けて売上金を渡すよう要求したが,同運転手から抵抗されて売上金を手に入れることができず,そのままその場から立ち去った。この場合,甲には強盗未遂罪のみが成立する。
2016年 司法試験 第16問 肢2
甲は,タクシーの売上金を奪おうと考えて,乗客を装ってタクシーに乗り込み,行き先を指定して人気のない場所に誘導した上,同所で,乗車料金を請求してきた運転手の首元に鋭利なガラス片を突き付けて売上金を渡すよう要求したが,同運転手から抵抗されて売上金を手に入れることができず,そのままその場から立ち去った。この場合,甲には強盗未遂罪のみが成立する。
2014年 司法試験 第14問 肢1
甲は,金品窃取の目的で乙方内を物色中,金品を手にする前に乙に見付かり,逮捕を免れるため,乙に暴行を加えてその反抗を抑圧し,逃走した。甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2011年 司法試験 第10問 肢ウ
甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
2011年 予備試験 第13問 肢ウ
甲は,乙の住居内に侵入し,タンスの引き出しを開けるなどして金目の物を探したが,見付けることができないうちに乙に発見された。甲は,逮捕を免れるため,乙に対して包丁を示して脅迫し,屋外に逃走したが,通報により駆けつけた警察官に現場付近で逮捕された。この場合,甲には事後強盗未遂罪が成立する。
第244条親族間の犯罪に関する特例過去問 25

1配偶者、直系血族又は同居の親族との間で第二百三十五条の罪、第二百三十五条の二の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯した者は、その刑を免除する。

2前項に規定する親族以外の親族との間で犯した同項に規定する罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。

3前二項の規定は、親族でない共犯については、適用しない。

この条文の過去問 25問
2025年 予備試験 第12問 肢ア
甲は、A株式会社の代表取締役である実母Bが管理するA社所有の絵画を窃取した。この場合、甲に窃盗罪が成立するが、上記絵画の占有者Bは甲の実母であり、刑法第244条第1項が適用されるから、その刑は免除される。
2025年 予備試験 第12問 肢イ
甲は、家庭裁判所から孫Aの未成年後見人に選任されたが、後見の事務として業務上預かり保管中のAの預金を引き出して自己の借金の返済に充てた。この場合、甲に業務上横領罪が成立するが、Aは甲の直系血族であり、刑法第244条第1項が準用されるから、その刑は免除される。
2025年 予備試験 第12問 肢ウ
甲は、祖父Aが所有し、管理している現金をAから強取した。この場合、甲に強盗罪が成立するが、刑法第244条第1項は強盗罪にも適用されるから、その刑は免除される。
2024年 司法試験 第6問 肢2
甲は、配偶者Aから、その友人であるB所有の刀剣の保管を委託され、同刀剣を保管していたが、A及びBに無断で、同刀剣をCに売却した。この場合、甲には委託者であるAに対する横領罪が成立するが、甲はAの配偶者であるから、刑が免除される。
2020年 司法試験 第10問 肢1
甲が,実母乙の使用するタンスから,乙がその友人丙から預かり同タンスに保管していた丙所有の宝石を窃取した場合,甲の窃取行為について刑は免除されない。
2020年 司法試験 第10問 肢2
甲が,実父乙の内縁の妻である丙が乙から預かり保管していた乙所有の時計を窃取した場合,甲の窃取行為について刑は免除されない。
2020年 司法試験 第10問 肢3
甲は,家庭裁判所から実父乙の成年後見人に選任されていたところ,後見の事務として業務上預かり保管中の乙の預金を引き出して自己の借金の返済に充てた場合,甲の横領行為について刑は免除されない。
2020年 司法試験 第10問 肢4
甲が,友人乙を教唆して,乙の実父丙が所有し,管理している自動車を窃取させた場合,甲の窃盗教唆行為について刑は免除されない。
2020年 司法試験 第10問 肢5
甲が,同居していない祖父乙を恐喝して同人から現金の交付を受けた場合,甲の恐喝行為について刑は免除されない。
2020年 予備試験 第10問 肢エ
親族間の犯罪に関する特例(刑法第244条)により刑が免除される犯人が窃取した物品は,「盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物」に当たらない。
2019年 予備試験 第13問 肢エ
Vの直系血族である甲には盗品等に関する罪について親族等の間の犯罪に関する特例が適用されるため,盗品等有償処分あっせん罪について,甲はその刑を免除される。
2019年 司法試験 第20問 肢エ
Vの直系血族である甲には盗品等に関する罪について親族等の間の犯罪に関する特例が適用されるため,盗品等有償処分あっせん罪について,甲はその刑を免除される。
2018年 予備試験 第13問 肢ア
甲がAに無断で本件土地に抵当権を設定し,その旨の登記を完了したことについては,甲に横領罪が成立するが,Aは甲の実弟であるので,告訴がなければ公訴を提起することができない。
2018年 司法試験 第20問 肢ア
甲がAに無断で本件土地に抵当権を設定し,その旨の登記を完了したことについては,甲に横領罪が成立するが,Aは甲の実弟であるので,告訴がなければ公訴を提起することができない。
2016年 予備試験 第10問 肢4
甲は,乙がその同居の親族から盗んできたカメラを,盗品であると知りながら乙から購入した。この場合,乙は,窃盗罪についての刑が免除されることから,甲には盗品等有償譲受け罪は成立しない。
2016年 予備試験 第13問 肢ア
甲がAの指輪を盗んだことにつき,甲の行為は窃盗罪に該当するが,Aは甲の内縁の妻であるから,刑法第244条第1項により刑が免除される。
2016年 司法試験 第16問 肢4
甲は,乙がその同居の親族から盗んできたカメラを,盗品であると知りながら乙から購入した。この場合,乙は,窃盗罪についての刑が免除されることから,甲には盗品等有償譲受け罪は成立しない。
2016年 司法試験 第20問 肢ア
甲がAの指輪を盗んだことにつき,甲の行為は窃盗罪に該当するが,Aは甲の内縁の妻であるから,刑法第244条第1項により刑が免除される。
2012年 司法試験 第24問 肢ア
弟甲から宝石を盗まれたとして同居していない姉Aが告訴した。捜査の結果,甲が宝石と一緒に現金を盗んでいたことが判明したが,Aは追加の告訴をしなかった。この場合,検察官が宝石と現金を窃取した事実で甲を起訴しても,親告罪について告訴のない事実を起訴したことにならない。
2011年 司法試験 第13問 肢2
甲は,別居している祖父乙から現金を脅し取った。この場合,甲には恐喝罪が成立するが,その刑は免除される。
2011年 司法試験 第13問 肢3
甲は,別居している乙(5歳)の祖母であり,家庭裁判所によって乙の未成年後見人に選任され,後見人の事務として乙の預金口座を管理していたが,その口座から現金を引き出して自らのために費消した。この場合,甲には業務上横領罪が成立するが,その刑は免除される。
2011年 司法試験 第13問 肢4
甲は,A株式会社の代表取締役である実父乙が管理するA社所有の絵画を窃取した。この場合,甲には窃盗罪が成立し,その刑は免除されない。
2009年 司法試験 第15問 肢イ
甲は,自己の実父である乙から,乙の友人である丙所有の刀剣を保管するように委託され,当該刀剣を保管していたが,乙及び丙に無断で,当該刀剣を丁に売却した。甲には横領罪が成立するが,甲は乙の「直系血族」であるので,刑が免除される。
2009年 司法試験 第15問 肢エ
甲は,家庭裁判所から甲の孫乙の未成年後見人に選任され,後見の事務として乙の預金通帳及び印鑑を預かっていたが,これらを使用して,ほしいままに乙の預金口座から現金500万円を引き出し,自己の遊興のために費消した。甲には業務上横領罪が成立するが,甲は乙の「直系血族」であるので,刑が免除される。
2008年 司法試験 第23問 肢エ
Vは,自宅から自己の所有する宝石が盗まれたとして,親族でない甲を窃盗の罪で告訴した。捜査の結果,甲がVの別居中の弟乙とともに窃盗に及んだことが判明した場合,Vの告訴の効力は,乙に対しても及ぶ。
第245条電気過去問 2

この章の罪については、電気は、財物とみなす。

この条文の過去問 2問
2010年 司法試験 第11問 肢オ
甲は,乙社の出張所に一人で勤務し,所長として同出張所の電気機器の使用・管理や光熱費の支払事務などを任されていた。甲は,毎夜,趣味の夜釣りをするため,乙社の承諾を得ずに,同出張所のコンセントに自己の集魚灯の電源コードを差し込んで電気を使用した。(業務上横領罪)
2009年 司法試験 第1問 肢イ
窃盗罪