予備試験の勉強時間を週間計画にする方法|週10・20・30時間の記入例
予備試験の勉強時間を、実行できる1週間の予定に変える手順を解説。週10・20・30時間の配分例、記入用テンプレート、予定が崩れた週の立て直し方を紹介します。
予備試験の勉強時間を考えるときは、まず今週確保できる時間を書き出し、その枠に「読む・解く・書く・復習する」を割り当てましょう。 合格までの総時間だけを目標にしても、月曜日に何をするかは決まりません。
この記事では、今週の予定を埋めるための配分例と記入欄を用意しました。週10・20・30時間は計画の作り方を示す例であり、合格に必要な時間や到達を保証する基準ではありません。受験までの長期計画は社会人の予備試験対策と3年計画で確認し、ここでは次の7日間を具体化します。
最初に「勉強できそうな時間」と「実際に使えた時間」を分ける
先週のカレンダーを開き、机に向かって学習した時間と、移動中に使えた時間を別々に数えてください。移動中の15分と自宅の60分では、取り組みやすい作業が違います。
| 時間の枠 | 入れやすい学習 | 今週の予定に書くこと |
|---|---|---|
| 移動中の10〜15分 | 既習の肢を解き直す、論証の見出しを思い出す | 科目・範囲・終了時刻 |
| 机に向かえる30分 | 条文と解説の照合、間違いの整理 | 確認する条文や問題 |
| まとまった60分以上 | 新しい範囲の理解、答案構成・記述 | 教材・設問・振り返りまでの範囲 |
動画を流していた時間など、理解に集中できなかった時間は区別して記録します。記録の目的は自分を責めることではなく、来週も使える時間を見積もることです。
初めて計画を立てる場合は、今週を計測期間にして構いません。予定と実績を1週間比べるだけでも、「平日の夜は30分なら続けられる」といった修正点が見つかります。
週10・20・30時間の配分例
次の表は、法律科目の基礎学習と演習を並行する週の一例です。一般教養、法律実務基礎などを含め、実際に受ける試験の範囲は自分の計画に組み込んでください。直前期や初学段階に同じ配分をそのまま当てはめる必要はありません。
| 学習内容 | 週10時間 | 週20時間 | 週30時間 |
|---|---|---|---|
| 基本書・講義・条文の確認 | 3時間 | 6時間 | 9時間 |
| 短答の新規演習と解説確認 | 2時間 | 4時間 | 6時間 |
| 答案構成・記述・見直し | 2時間 | 4時間 | 6時間 |
| 間違えた問題・論証の復習 | 2時間 | 4時間 | 6時間 |
| 調整枠と週の振り返り | 1時間 | 2時間 | 3時間 |
| 合計 | 10時間 | 20時間 | 30時間 |
「演習2時間」は、解答だけで2時間という意味ではありません。問題を解く時間に、解説・根拠条文の確認も含めます。問題数を先に大きく決めると、復習の枠が消えやすくなります。
科目配分は、主に進める科目と、既習範囲を維持する科目に分けると整理できます。例えば今週は刑法の未習範囲を進め、民法は先週の誤答だけを復習する、という決め方です。毎週同じ科目だけにならないよう、長期計画との対応も確認しましょう。
週10時間を実際の曜日に置く例
平日に1時間ずつ、土曜に3時間、日曜に2時間使える場合の例です。合計は10時間になります。
| 曜日 | 予定 | 終えたか確認するもの |
|---|---|---|
| 月・1時間 | 刑法の既習範囲を解く30分+解説確認30分 | 理由を説明できなかった肢の記録 |
| 火・1時間 | 月曜の不明点を基本書・条文で確認 | 誤答理由を自分の言葉で1行 |
| 水・1時間 | 民法の既習範囲の演習と復習 | 次回も解き直す問題 |
| 木・1時間 | 論証の確認30分+短い答案構成30分 | 要件と対応する事実のメモ |
| 金・1時間 | 翌週の範囲につながる基礎学習 | 理解できた点と質問 |
| 土・3時間 | 基礎学習1時間+短答1時間+記述1時間 | 短答の記録と書いた答案 |
| 日・2時間 | 復習1時間+調整・振り返り1時間 | 翌週に残す課題を最大3つ |
まだ答案が書けない段階なら、木曜は設問を読み、何を尋ねられているかを整理するところから始めてください。書き方の練習には刑法の答案ワークシートを使えます。教材を開いただけで終わらず、短くても自分の記述を残すことが目標です。
コピーして使う週間計画テンプレート
次の項目をノートや普段使うメモに写して使ってください。専用のスケジュール管理アプリを用意する必要はありません。
対象週:____月____日〜____月____日
確保できる時間:平日____時間+休日____時間=週____時間
今週主に進める科目・範囲:________________
既習範囲の復習:__________________________
今週書くもの:____________________________
予備の時間枠:____曜日の____分
曜日/教材・範囲/予定時間/実績時間/次に確かめること
月:_____________________________________
火:_____________________________________
水:_____________________________________
木:_____________________________________
金:_____________________________________
土:_____________________________________
日:_____________________________________
週末:予定から減らすこと/残すこと/来週の課題3つ
_________________________________________
「刑法をやる」より、「前回理由を説明できなかった肢を解き、解説と根拠を確認する」と書くほうが、開始時に迷いません。具体的な復習の流れは刑法の一問一答を使った復習法で説明しています。
予定が崩れた週は、残り時間から組み直す
水曜日までの予定が終わらなくても、未消化分をすべて土日に移す必要はありません。まず残りの予定時間を数え、次の順に調整します。
- 直近に間違え、理解が曖昧な問題を選ぶ。
- 今週の中心課題に必要な基礎確認を残す。
- 記述練習は範囲を小さくして1回分を確保する。
- 新しい教材や、急がない範囲の追加を翌週以降へ回す。
例えば残り4時間なら、誤答の復習1時間、基礎確認1時間、答案構成と見直し1時間、調整1時間に縮められます。この配分も一例です。直前に期限のある課題があれば、それを優先して組み直します。
週末に見るのは、時間と学習の結果の両方
同じ2時間でも、解説を読むだけで終えた週と、翌日に理由を説明できた週では結果が違います。実績時間の横に、次の3点を残しましょう。
- 以前間違えた問題の根拠を説明できたか。
- 記述で、要件と事実を対応させられたか。
- 次に開く教材と範囲が決まっているか。
ブートラボを使う場合は、科目を選んで肢別演習を始めることから着手できます。学習画面の利用にはログインが必要です。初めての方は無料アカウントを作成して、今週主に進める科目を選んでください。週間計画そのものは、上のテンプレートをノートに記録します。
よくある質問
週10時間では合格できませんか?
週の時間だけでは判断できません。現在の理解、受験までの期間、学習の進み方が異なるためです。まず1週間実行し、既習範囲を維持しながら新しい範囲を進められるかを確認します。必要に応じて受験時期や教材の量も見直してください。
毎日同じ時間に勉強する必要がありますか?
固定できる枠があれば便利ですが、仕事や家庭の予定に合わせて曜日ごとに変えて構いません。「残業した日は復習だけ」のように短縮版も決めておくと、計画を修正しやすくなります。
月別計画と週間計画はどう使い分けますか?
月別計画では、いつまでにどの範囲を進めるかを決めます。週間計画は、それを実際の曜日と教材に落とすためのものです。長期の枠組みを整理したい場合は司法試験の月別学習計画も参照してください。
科目を選び、肢別演習で知識を確かめられます。