憲法の答案の書き方|違憲審査基準の定立とあてはめ
憲法の答案の書き方を解説。違憲審査基準の定立方法、あてはめのコツ、よくある失敗と対策を整理します。
この記事のポイント
憲法の答案は「保護範囲→制約→審査基準の定立→あてはめ→結論」の5段階で構成する。 審査基準の選択理由とあてはめの具体性が得点を左右する。
答案構成の5段階
ステップ1:保護範囲の確定
当該行為が憲法上保護される権利の範囲に含まれるかを検討。
ポイント 内容 条文の特定 21条1項・22条1項等 権利の内容 何が保護されているか 当該行為の該当性 問題となる行為が保護範囲に入るかステップ2:制約の認定
国家行為が当該権利を制約しているかを認定。
ステップ3:審査基準の定立
考慮要素 内容 権利の性質 精神的自由か経済的自由か 規制の態様 内容規制か内容中立規制か、直接規制か間接規制か 規制の程度 事前規制か事後規制かステップ4:あてはめ
審査対象 内容 目的の審査 規制目的の正当性・重要性 手段の審査 目的と手段の関連性・必要性ステップ5:結論
合憲か違憲かの結論を示す。
よくある失敗と対策
失敗 対策 審査基準を選択しない 必ず基準を明示する 審査基準の選択理由がない 権利の性質と規制態様から理由を論じる あてはめが抽象的 問題文の具体的事実を引用 判例をただ引用する 判例の射程を意識して使う 利益衡量に逃げる 審査基準に即した論証を心がけるまとめ
- 5段階構成を機械的に適用する
- 審査基準の選択理由が答案の核心
- あてはめは具体的事実を使って論じる
- 判例は射程を意識して活用する